12月11日のブログが公序良俗違反で掲載中止になった。何回目だろうか。まあこれもブログ話題の1つだろう。当該ブログを削除したけど文科系の概念はよくわからない。さてその公序良俗とはどんな定義だったか。
当時の画像をみるとCGで制作されたものであり、それに過去のイラストを添えてている。はて?、実写画像ではないのにどこが公序良俗なんだろうか?。まあCGが性器を忠実に表現しているからだろうと推測。
ブログというメディアだからテレビあたりの定義が慣用されていると理解すれば、乳首や生殖器をみせてはダメ、人間の性行為で入れているのはダメ(ただし人間以外はOKでNHKなどは、人間以外の生物達たちの性行為を放映していた)、過去にイラストで何回も描いたが重ねるのはどうだったか?、今ひとつ不明。
美大では、裸婦のデッサンや裸婦モデルの塑像制作などは教育の一環でカリキュラムにはいっているし、そんな教育を受けてきた人間には、わかるような、あるいは無視したいような公序良俗でもある。つまり概念不明だ。
数回の公序良俗違反を経験し、このブログなりの判断基準も少しわかりかけてきたと思われるが、CGがダメというのは意外だった。
社会には、美大出身者のように裸婦を描くのがあたりまえの人間もいれば、えっ、超恥ずかしいという人間もいて玉石混淆だから、厳しいほうの基準が採用されるているのだろうと推測。芸術には表現の自由があるが、ここは従うしかない。というのもgooは、私のサーバーではなくレンタルだからさ。
それにしても非美術系社会人の人体デッサンに関する疑問が面白い。
社会人の疑問「裸婦モデルに学生さんがなるのですか?」
人体デッサンのモデルは専属のモデルさんがいます。学生がヌードになることは皆無。というのも6時間目線を動かさずに立ち続けるなんてことは素人にはとても無理です。やはり訓練した人間でないと無理でしょう。時給2,000円位だから6時間で結構な収入になる。じゃ私もやろうという女性がいたら、それは訓練していないからダメです。
社会人の質問「若いモデルさんが良いのですか?」
年齢ではなく、身体の体表面の筋肉がよくみえるモデルさんが一番勉強になります。そういう点では男性モデルさんの方が描きやすい。女性のモデルさんが多いのは、多分難しいから勉強になるからだろうと推測している。
社会人の質問「何で裸なのですか?。着衣じゃだめですか?」
人体の基本である骨格と筋肉がわからないと人間が描けません。人体デッサンを勉強しないで衣服のモデルさんを描くと風船のような人体になります。随分と文化の勉強が少ない質問ですが、そんなことも日本人はわからないのかと西洋絵画先進国のヨーロッパ諸国から馬鹿にされますよ。
社会人の疑問「描いていて興奮しないのですか?」
これはさらに笑える素人質問。もちろん人体という立体をとらえるのに6時間没頭していますからそんなことは皆無。もし興奮してデッサンできたら、その人は天才です。まあピカソぐらいかな。
こうみてゆくと人体デッサンと、裸=いやらしさ=性行為という二つの概念が一緒になっていて区別できないというのが一般的社会人の頭なのだろうか。私が若い頃の質問が、今再びWEBサイトに登場することに驚く。美大系卒業者にいわせれば、それらは全く異なる概念や意味をもちます。
我が国で裸婦人体の授業が始まったのが今の東京芸術大学で明治29年から。人体は西洋絵画の基本であり、これができないと人間は描けません。
それを思い出すと、goo管理者のあくまで一般的な社会意識が、このサイトの公序良俗規準なのだろう。
(記:2024年12月、フィリピンブラカン)
画像:https://www.louvre.fr/en/explore/the-palace/ideal-greek-beauty