突然ですが、ご存知「ニッパー(犬)」。。。
知る人ぞ知る、実は切ない物語があるのですねっ・・・。
今から120年以上前のイギリスでのお話。彼(ニッパー)のご主人さまが亡くなり、彼は主人の
弟に引き取られてゆく。
その弟は兄を失った喪失感を抱えつつも、生きていかねばと日々の生活を営んでいた。
そんなある日、亡くなった兄の声を生前録音してあったシリンダー式の蓄音機をならしてみる。
すると、彼(ニッパー)は蓄音機に近寄り蓄音機から流れる亡き主人の声に聞き入り、切ない顔
で離れようとしない。
画家であった弟がその時のことを絵にしたのが、あの有名な絵の元になった
「His Master's Voice」という絵。
後に商標登録の段階でシリンダー式蓄音機が円盤式蓄音機に描き直され世に出る。
こうやって、よくよく観ると嬉しそうな顔をしてるようにも見えるけど、首を傾げ悲しげな顔にも
見えたりもします「ニッパー」。。。