休日に、知り合いの「施工業者」からの相談を受け、土花亭事務所として妻を伴い現場へ。
都市計画で防火の制限がある市街地に建つ、蔵を囲み無許可で増築されたであろう建物。
蔵自体は防火性能上、問題ないにしても増築された部分が不適格となる。
その建物を用途変更しリフォームをしたいとのこと。
何処ぞのTV局の「劇的ビなんちゃら」的法令無視なら未だしも、構造的にも防火的にも
相当、無理が生じる計画。
オマケに蔵部分の土蔵壁も数箇所解体したいとのこと・・・。
欅の骨梁に欅の地棟。未だまだ健在で、この蔵の壁をブチ抜くなど到底賛成出来ない・・・。
確かに漆喰の傷みも激しいところもあるけど、蔵として手直しをし温存してもらいたい。
「施工者」としては発注者の注文を受け「やって、やれないことは無い」的判断なんでしょうけど
「設計者」としては納得できないところが有り中々、話もかみ合わない休日の現地視察。