今年のGWは結構、休みがとれたとは言え遠くへ旅をするでもなく、ましてやパスポートも使わず。
(って、数十年前に既に切れてますが・・・。)
ってことで近場をウロウロしたり家の用事をしたりで、あっと言う間に過ぎちゃいましたかねぃ。。。
そんなGWの最後の近場のウロウロに選んだのはお隣の滋賀県長浜市。
ご承知の通り、長浜には色んな見どころが点在するわけですが、今までは「又、いつか行こう」とか
「時間的に無理・・・」とかで訪れることが出来なかった所がいくつか存在。
それを一気に見て回るということで「長浜浪漫パスポート:¥1,000-」を観光協会(長浜駅内)で購入し
パスポート片手に見まくります。
(観光スポットを5ケ所選んで、このパスポートで入場できるので計算上は¥2,000円ほどの入場入館料を
¥1,000円で入場入館出来かなりお得。。。因みに有効期限は今年末まで。)
先ずは駅そばの「旧・長浜駅/長浜鉄道スクエア」へ数十年振りに訪れる。
昔、訪れた時には野ざらし状態だった車両も今では屋内で保存。
梅小路鉄道博物館は多分、未だ人が一杯で中々ゆっくりも出来ないでしょうが、ここはマッタリと見学出来ます。
ここへ訪れる度に思う、本来は地元TRG市が「旧・北陸線」関連の貴重なモノを保存すべきところを
ここ長浜にちゃっかり持って行かれていること。(単に地元TRG市がドンクサイだけなんですが・・・)
お次は、ここの直ぐ前の「慶雲館」へ。
明治19年(1886)築。明治天皇皇后両陛下が京都行幸啓の帰路に立寄るということで、それだけのために建てられる。
1階の広間から眺める庭園は当時、直ぐそこまでが琵琶湖だったことを垣間見る。
2階へ上がると、現在の琵琶湖を遠く眺めることが出来る。
そして、これが「玉座」。(明治天皇皇后両陛下の滞在時間、僅か1時間とも言われる。)
これは別棟の庵(茶室)。内部は未公開。
庵の裏側にはその昔、ここまで琵琶湖があったということが覗え、船着きが残っている。
先ほどの「旧・長浜駅」も実はその昔、琵琶湖に面していて鉄道と海運がお互い流通した最良の立地で
現在は埋め立てられて居ますが、昔の琵琶湖は今よりずっと大きかったということが分る。
そして3ケ所目は「安藤家」。。。明治38年(1905)築、魯山人とも関わりのある豪商の家屋。
先ほどの「慶雲館」もそうですが、窓越しに観る庭園の演出は素晴らしくもあり、その窓自体の造りが面白い。
パッと見ぃ割れたガラスの修理跡かとも見えますが実はコレ、当初からのガラス継ぎ金物。(多分、真鍮)
ガラスが足りなければ造り直すのではなく、それを逆手にとって市松の継手でそれを意匠とする。粋です。
とりあえず、3ケ所を紹介して「その2」へ続く。。。