ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
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創業享保二年(1717年) ~ 伊豆酒造蔵開き

2010年02月15日 | 北九州
2月13日、14日の二日間に亘って、宗像にある蔵元、伊豆酒造さん毎年恒例の蔵開きが行われました。伊豆酒造は享保二年(1717年)の創業だそうですから、今年で293年という老舗中の老舗です。


時折、雨がぱらつく生憎の天候でしたが、大通りから酒造までの小道には露店が並び、敷地内にもお客さんが溢れるなど、お祭のような賑わいでした。


伊豆酒造の長い歴史を見つめてきた、レンガ造りの古い煙突。


中庭では梅が五分咲き。


甘酒や酒粕の販売コーナーも。


大きな樽の中で発酵を続ける、まだ若い日本酒。


ある一角は、もうもうとした湯気に包まれていました。いったい、何でしょう・・・・???


毎年、蔵開きのときだけ作られる「酒饅頭」が蒸しあがったようです。


ほかほかアツアツの酒饅頭は、早速テントで販売されます。次から次へと蒸しあがるのですが、それ以上に、この酒饅頭を求める行列の方がすごいので、あっという間に無くなっていきます。


お酒の香りが素晴らしく、実に旨い酒饅頭でした (^-^)ゞ


もちろん、この時期限定の新酒も外せません。「初しぼり」と「にごり酒」。どちらも、幻の酒造米「亀の尾」を使用した原酒です。


ちなみに、伊豆酒造が創業した享保二年というのは、紀州徳川藩主だった徳川吉宗が第8代将軍に就任した翌年にあたります。あと7年で創業300年を迎える伊豆酒造。日本の老舗ランキングがあったとしたら、かなり上位に入るでしょうね。
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