goo

吉田山荘 真古館

さて、9月の京都旅行もいよいよ最終日。
28日、チョッと早いランチを「山元麺蔵」で済ませ、お茶をしようと市バスに乗った先が「吉田山荘 真古館」。

この吉田山荘は、東伏見宮家の別邸として昭和7年に建てられたものだそうですが、総檜造りの和風でいながら重厚な意匠。
随所に皇室縁の「菊」の意匠が散りばめられた、世が世なら近づくことさえ(特に私ごときは…)許されないような建物です(笑)。

今回私が訪れた別館の「真古館(しんこかん)」は、スレート葺きの木造2階建て 2面切妻2段勾配のギャンブレル屋根で、本館と同年代に建てられたようですが、元々の用途などはネットで調べてもよく判りません。。。

その内装は、女将の発想で古民家の梁と階段を移築し、昭和初期の雰囲気を残した喫茶店になっています。


 (この写真は同山荘のHPから)
外観も撮ったんですが、本館のお客様の車があって、どうにも・・・ボツ。。。


中は落ち着いた雰囲気。
椅子の座り心地も 見た目と違って ◎



どなたかのブログでは、騒々しい観光客が多くて早々に退散した…との記事もありましたが、私が訪れた時には他の客は読書に耽る女性が一人のみ。

シャッターを切るのも遠慮しながら、ソ~っと撮りました。

珈琲のお味は、まぁ普通。
値段を考えると、正直言って 735円は高いです。



この珈琲カップも女将のデザインでお土産にもなっていましたが、10,500円って買わないですよね~

おそらく食べる機会はないでしょうが、本館でいただけるお料理も、「伝統の葉皿昼膳」というのが約7千円。ランチで7千円は、チョッとね~・・・

建物の意匠やお庭はなかなか見ごたえがあるだけに、敷居が高いのがチョッと残念な吉田山荘でした。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

天然きのこ @「にこら」

27日の夕ご飯は、毎度おなじみ智恵光院通五辻上ルの「にこら」さんに行きました。

まずは蕎麦前。

お燗をお願いすると、お湯を入れた漆塗りの器に錫(?)のチロリが入子になった 素敵な酒器が出てきました♪



まずは「旬菜セレクト」。
新蓮根とセロリのきんぴらなど3種類のお料理と、鱚をはじめ季節の天ぷらの盛り合わせをいただきます。

軽くお料理をいただいた後でお願いしたのが、こちらのブログに取上げられてて、今回足を運ぶ動機になった、岩手県九戸産天然きのこを使ったお蕎麦。

写真ではお汁が張られているのでよく判りませんが、「岩手県九戸産天然きのこと京鴨もも肉のそば」です。


  (仕入れによって 入るきのこは変わるようです。)

薄っすらと浮いた京鴨の脂の下に、何種類ものきのこが隠れています。 

お汁を啜ると、酢橘をアクセントに きのこの風味がバランスよく引き出されていました。

うん、さすがにミシュランの三ツ星シェフがひっそりと訪ねてくるだけのことはありますね♪  
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

大徳寺さん

今朝の東京は、昨日からの雨が続いています。 
数日前の予報では、「朝のうちだけ」のはずでしたが、ほぼ一日雨模様。。。
なんとなく気分も晴れませんよね~ 

さて 27日、ランチの後西陣界隈に用事があったので、フラっと大徳寺さんを訪ねてみました。 

北大路のバス停から少し歩いて いくつもの塔頭が並ぶ広い境内に入ります。

といっても、一般に公開されている塔頭は少なく、前庭の綺麗な黄梅院も、紅葉の時季には公開されるそうですが、普段は非公開。。。 



そんな訳でお隣(北側)の龍源院(りょうげんいん)に行ってみました。

大徳寺の塔頭の中で一番古く、常時公開されている4つの塔頭の一つです。

寺務所の受付にはお婆ちゃんがポツネンと座っています。 

お庭の方は、東滴壷、阿吽の石庭など小さめですが風情のある庭の他に、方丈前には写真の石庭が広々と配されています。 



大仙院などと比べて、あまり有名でないせいでしょう、参拝客も少なくひっそりとしたお寺さんでしたが、ゆったりとした時間を過ごすことができました。 
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

嘉木 @一保堂茶舗


今日の東京は朝から小雨。
最高気温は22℃くらいまでしか上がらず、上着が必要な天気でした。

さて、今回訪ねた京都の喫茶店。
最初に訪れたのは市役所から寺町通りを少し上がったところにある「一保堂茶舗」に併設されている喫茶室 嘉木(かぼく)。

好きな茶葉を選んで、自分で淹れるスタイル(よく分からなければスタッフが教えてくれます)で、各テーブルの上には時間を計るための小さな時計が置かれています。

今回選んだ茶葉は、喫茶室の名前にもなっている「嘉木」。
お菓子付きと書かれていましたが、お菓子はさして期待もしていなかったら、出てきたのはなんと「長五郎餅」(後述)!

急須の蓋を開けると、たっぷりの茶葉が入れてあります。
ポットからいったん茶碗にお湯を受け、適温まで冷ましてから急須に注ぎ入れしばし待ちます。

約1分、茶葉が開いてきたころ合いを見計らって、茶碗に注ぎます。
このとき、最後の一滴まで注ぎきるのが美味しさの秘訣!
これでもか!ってくらいに急須を傾けて最後まで注ぎます。

茶碗に注がれたお茶は綺麗な緑色♪ 
一口含むと、、、、甘い!!

ホント 甘いんです!!

これまで飲んできたお茶っていったい何だったの?!

お茶うけの長五郎餅も、太閤秀吉が開いた北野大茶会の際用いられたという由緒正しきお餅で、薄い皮に包まれた餡が上品♪


ゆったりとした時間を過ごした後、お店の方に回って今いただいた「嘉木」のお値段を見てびっくり! 100gで 2,625円!結構いいお値段です。

原価を計算すると、、、
茶葉を7gとして、184円 + 長五郎餅が確か130円くらいだから 足して 314円。
「嘉木」のお値段が 662円ですから、原価率50%! 超お買い得な原価率です!

日頃、喫茶店っていうと珈琲オンリーになりがちですが、こんなに美味しいお茶を味わえるんなら また行きたくなる嘉木でした。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

ギャラリー遊形

今回の京都旅行の一番の目的は「夏の疲れを癒す」ことですので、無理なスケジュールは組まないで、ゆるりと市内を散策しました。 

その途中立ち寄ったお店が「ギャラリー遊形」。
京の老舗旅館「旅館俵屋」が旅館で実際に使用している品々を販売しているギャラリーショップです。 

時系列は前後しますが、26日 「さか井」さんで昼から軽く一杯いただいてから、割と空いている錦市場をチョッと覗いて、麩屋町通りを上って行きました。



写真は錦市場の魚屋さん。 最近、錦もイートインばっかり増えて、町歩きの楽しさも半減。。。 
活気ある市場の雰囲気を残して欲しいものです。 

「蕎麦ほうる」で有名な 総本家河道屋さんの目の前の小ぢんまりとしたビルがお目当ての「ギャラリー遊形」。

色々なアメニティグッズなどを見ていると、さすがに「憧れの…」と形容されるだけのことはあるなぁ!と思います。 

カトラリーなども繊細でわたし好み♪ いま家で使っているのがイマイチなので、スッキリとしたデザインの 銅のジャムナイフを買いました。



2階は寝間着や室内用の足袋などのグッズが並んでいます。

最近SOU・SOUの二又になったソックス(足袋下)を履くことが多いのですが、可愛らしい下駄の模様がついた足袋下があったので、こちらもお買い上げ~ 



裏と表で鼻緒の色が変わっていて 面白いでしょ?!
男性(黒)と女性(赤)の下駄が、つま先で出会う意匠だそうです♪ 
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

焼き納豆丼


今日の東京は薄曇り

明日にかけて、少々天気が崩れそうな予報です。

さて、昨日の昼から、へぎ蕎麦、にら麺、ベーコン・キノコパスタ…と3食 麺が続いたので、急にご飯が食べたくなって、今日のお昼は焼き納豆丼にしました♪

温かいご飯があれば、レシピはいたって簡単!

フライパンにクッキングシートを敷いて(後の掃除が簡単!)、薄~く油を引いてから火にかけます。

パックから出した納豆をクッキングシートに広げ、真中に「玉子ポケット」を作って玉子を割り入れたら、チョッとお水をたらして蓋をして待つこと数分。

玉子の固さはお好みで構いません。 私は写真みたいな生に近い方が好きですね♪

納豆が焦げる良い香りがしてきたら、出来上がり!

熱々のご飯をよそった丼に載せ、好みで青海苔やかつお節に醤油をたらしていただきま~す!

 (写真は玉子を崩したところ)
 オリジナルは、発酵食品の権威=小泉武夫東京農大教授です
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

三十三間堂から国立博物館

今日の東京は晴れ
日中の最高気温は25℃になり、汗ばむくらいの陽気でした。


さて、先月の京都旅行の2日目(27日)は宮川町でランチの予約をしていたので、午前中は東山界隈を散策することにしました。

宿で軽い朝食(エクスキーズさんの焼き菓子)の後 向かったのが三十三間堂。



長いお堂がほぼ南北方向に建っているので、朝早い時刻に行くと東側の障子を通して射し込む朝日が、千体並んだ千手観音を奥の方まで照らしてくれ、お顔がよく拝めて お得!

目の前の京都国立博物館(京博)が9時半にオープン(第2・4土曜は平常展は無料!)するので、併設されている喫茶(からふね屋珈琲店)のBLTサンドで腹ごしらえ。



明治30年開設の京博本館は、ジョサイア・コンドルの最初の弟子で、宮内省内匠寮技師 片山東熊(かたやま とうくま)の設計。
片山は、他に奈良国立博物館本館や旧東宮御所(現赤坂迎賓館)なども手がけたことでも知られています。



今回、ただの時間潰し…と思って入館したのですが、思わぬ拾い物をしたのが『宝誌和尚(ほうしわじょう)立像』。

大分前に、インターネットで仏像を検索していた時偶然発見し、京博で時々公開されているとあったので、機会があれば是非一度実物を見てみたいと思っていた、非常にインパクトの強い仏像です。

それが、展示室をフラ~っと廻ってきたらいきなり目の前にスックと立っていた時の衝撃!!

宝誌和尚は、中国南北朝時代に実在した僧侶で、梁の武帝が絵師に和尚の肖像を描くよう命じると、和尚の顔が割れて中の菩薩がどんどん変化するので、結局お顔を書く事が出来なかったと伝えられているそうです。

いったいどんな仏師が彫ったのでしょう?! 近寄ってよ~く眺めると、「鉈彫(なたぼり)」という粗い鑿の目を残す技法が、その不気味さを一層増しています。


 (京博の絵葉書から転載)

訪れた時は、企画展の無い時期でしたので見学者も少なく、時間の経つのを忘れてジックリ対面することができました。


こちらはミュージアムショップで買った京博の建物の絵葉書。
なかなか渋い!

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

秋味らーめん @鶏の穴


「秋味」って聞くと某大手メーカーのビールを思い出しちゃいますが、今回取り上げたのは、「鯛と鶏で取ったスープの焦がし醤油風味」のラーメン。

会社のそばにある「鶏の穴」さんが、「10月限定」で打ち出した新企画です。

先月の「トマトつけ麺」の完成度が高かったので、10月になって すぐに行ってみました。

うたい文句どおり、いわゆる魚介系ではなく あっさりとした鯛?の風味ですが、正直言って少々物足りなさを感じました。 

全体的には醤油ベースで割とあっさり系なんですが、だったら麺は細めの縮れ麺の方が、スープの絡みがいいかな?って感じ。(麺は中太麺)

長ネギを軽く炙って焦がしてあるのはご愛嬌ですが、このスープにはよく合っていました。 

前回の完成度が高かっただけに、チョッと拍子抜けって印象でした
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Bistro Spontane(スポンタネ)


京都といえば「千年の古都」の別名とともに思い出されるのは花街。

元は 上七軒、祇園甲部、祇園東、嶋原、先斗町、宮川町の6つの花街があったそうですが、現在 嶋原は花街としての機能を有していませんので、「5花街」と呼ばれています。 

宮川町の花街は、出雲阿国の歌舞伎踊りの時代に始まり(すぐそばに南座があります)、1958年の売春防止法施行までの遊郭街としても知られており、今でも立派な宮川町歌舞練場が建っています。 

そんなシットリとした町の中にあるで、小ぢんまりとしたお店が「Bistro Spontane」。
京野菜など地元の食材を活かしたビストロです。 



今回(27日)は初めてということもあって、一番リーズナブルな1,800円のコースにしてみました。

といっても、まずサラダオードブル、次に温製オードブルが出て、さらにスープ(今回は紫イモのポタージュ)の後にメインのお魚かお肉が選べます。 

肉料理も鶏(京都のどことか産)か鴨(たしかシャラン産)が選べました。お店が鴨川のすぐ前ってこともあって、鴨を選択! 

たっぷりの京野菜と一緒に供されたのが上の写真です。

最後にデザート5品盛!にコーヒーまたは紅茶がついての1,800円!

デザートの1品1品はさすがに小ぶりですが、シャーベットなんかは作りたてのふんわりとした食感の良いものでした。 

食事の際にいただいたワインも、デキャンタの上の方までなみなみと満たされていて とってもお得! 
充実したランチをいただきました。

なお、「Bistro Spontane」のホームページによれば10万人目にご来店の方にお食事券がプレゼントされるそうです。
現在、96,638人でした。興味のある方はお試しを! 
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
   次ページ »