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カメラとともに自然を友に

東京都、川崎市などを中心にロードバイクで撮影に出かけています。被写体は自然全般。特に野鳥と植物に惹かれています。

コリア庭園の甕

2012-03-01 | 音楽
 これがその甕で大きさも形も模様も様々でしたが、模様は写真のようなものが多かった。大きいものは高さが7、80センチありました。
 昨日は予報どおりの雪となって、川崎では都心よりも雪が多かったようで5センチ位積もりました。近くによい所があれば雪景色を撮りにでかけるところですが、周辺は住宅やビルばかりなので、どうしようと思っているうちに止んでしまいました。以前にオープンリールテープデッキが壊れたと書きましたが、結局中古品を買うことにし、昨日はそのデッキが届いたので、早速テープを回してみたかったということもありました。オープンリールデッキは現在では製造されていないので、このデッキは、かつて製造していたティアックの修理部門の会社がオーバーホールをしたもので、この会社が直接販売しているのです。なんと製造されてから30年余りも経っている製品で、若い頃に欲しいと思いながら高価なので手が出ませんでしたが、まさか今頃になってそれを手にすることになるとは夢にも思いませんでした。ところがいざスイッチを入れて稼動させたところ、このデッキは往復録音再生ができる機種ですが、テープが往路で正常に送られないことがわかりました。復路のみしか正常に動きません。結局、会社に連絡をしてすぐに送り返すことに。
 とはいえ、復路方向はテープが送られるので、何か聴きたい思い手に取ったのは、リヒテルが1981年に来日したときのリサイタルを録音したもので、ベートーヴェンのピアノソナタ作品10の2と「テンペスト」、ショパンのエチュードから「革命」などが収録されています。聴いてみると思ったよりもよい音が流れてきました。FM放送から録音したので、もちろんCDほどの高音質は期待できませんが、30年以上前に録音したときの音が鮮明に蘇ったように聞こえました。先日買ったリヒテルのCDにもベートーヴェンのピアノソナタ作品10の3と「テンペスト」が入っていたので、作品10の2や3、それに「テンペスト」はリヒテルのお気に入りの曲であったようです。テープに収録された演奏も滋味に溢れるとともに彫りの深い表現で、CDで聴く演奏とよく似ており、リヒテルのこれらの曲に対する解釈に変わりはないようでした。
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放飼場で

2012-02-24 | 音楽
 放飼場のお馬さんも暖かい陽射しの中で気持ちよさそう。
 このところ、アンプが直り、スピーカーも新旧揃ったので、音楽を聴く時間が増えていますが、アンプの修理後に古い方のハーベスで聴いてみると、これまでの低音が不足気味と感じていた不満点が解消していることに気付きました。どうやらスピーカーよりもアンプの方に問題があったようで、そもそも今回修理に出したのは音が出なくなったからだったのですが、それ以外の部分の不具合もあったようで、以前よりもよい音でスピーカーが鳴るようになりました。
 昨夜はレコードでも聴いてみようと思い、3枚続けてかけました。1枚目はリヒテルのピアノでシューベルトの即興曲作品142-2、次ぎにグルダのピアノでベートーヴェンのピアノソナタ「田園」、最後にバックハウスの演奏で同じくベートーヴェンのピアノソナタ「月光」。年に数えるほどしかレコードをかけることはなくなってしまったので、いずれも10年以上、バックハウスなどは20年以上もかけたことがないのではないかと思います。このなかではグルダの演奏に特に惹かれましたが、一方バックハウスの方は録音が古くて音があまりよくないこともあり、ちょっとしっくりこない印象。グルダのベートーヴェンは10枚組の全曲盤となっていますが、CDとは比べものにならないほど、ずっしりとした重量で扱いも大変。「田園」が入っているA面の最後のトラックには第16番の第1楽章だけが収っているので、急いでレコード針を上げに行かないと次の曲が始まってしまいます。
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実物大の縫いぐるみ

2012-01-17 | 音楽
 ロバさんが日向ぼっこをしてとても気持ちよさそう。馬と比べるとロバの毛足は長く、ふわふわした感じで、実物大の縫いぐるみのよう。夢見ヶ崎動物公園で。
 先日はベートーベンのバイオリン協奏曲を聴いたので、その後、この曲と双璧をなすブラームスのバイオリン協奏曲も聴きたくなり、ベートーベンと同じくオイストラッフが演奏するCDで聴きました。オイストラッフはセルの指揮のもとでも録音していますが、この日聴いたのはクレンペラーが指揮をしたもので、オイストラッフのバイオリンはもちろんのこと、クレンペラーの指揮ぶりも素晴らしい。クレンペラーのCDはこれ以外に1枚も持っていませんが、少しクレンペラーのCDが聴きたくなりました。ブラームスのバイオリン協奏曲を聴いたところで、ここ2、3年かけていなかった同じ作曲家によるダブルコンチェルトが聴きたくなり、昨夜聴きました。バイオリンはオイストラッフ、チェロがロストロポーヴィッチ、指揮はセルというこの曲の定番となったCD。ブラームスの作曲ですから充実した内容を持つ曲であることは確かですが、こうしてベートーベン、ブラームスのバイオリン協奏曲と続けて聴いた耳でこの曲を聴くとやはり、少し落ちるという印象が否めません。曲の長さも2つのバイオリン協奏曲がいずれも40分を優に超える大曲であるのと比べると35分に満たない長さ。特に第3楽章などブラームスだからこそ、もう少し楽想を展開して大団円のフィナーレを期待してしまいます。
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バラード第1番

2011-11-05 | 音楽
 今日は先日何枚かまとめて買ってきたCDからミケランジェリが弾くショパンのバラード第1番を聴きましたが、同じときに買ったツィンマーマンのCDにもバラード第1番が入っていて、これはすでに聴いており、この演奏とミケランジェリの演奏がずいぶん印象が違うので、改めてツィンマーマンのCDを聴き直してみました。
 2人のピアニストについておさらいしておくとミケランジェリは1920年イタリア生まれ、ツィンマーマンは1956年ポーランド生まれと3周りも歳が離れています。日本流に言うと大正生まれの世代と戦後世代。録音した年齢もだいぶ違っていてミケランジェリは51歳(1971年録音)、ツィンマーマンは31歳(1987年録音)のときに録音しています。演奏家として十分な経験を積んだミケランジェリとまだまだ若手と言えるツィンマーマン。一方では共通点もあって2人とも完璧主義者として知られています。しかし、こうした産まれた時代の違い、録音時の年齢というものが演奏に反映していると思いました。それぞれの演奏を一口に言うとミケランジェリは余裕の感じられるエスプリの効いた演奏、これに対してツィンマーマンは緊張を孕んで真正面からショパンに挑んだ演奏といった感じです。そのときの気分によって選ぶCDが違ってくるように思いますが、今日のところは少し肩の力が抜けたような感じのするミケランジェリの演奏に親近感を覚えました。なお、音質は16年新しいツィンマーマン盤が当然勝っていますが、ミケランジェリ盤でも不足は感じないレベルです。
 写真は近くの神社を通りかかった際に菊花展をやっているのを見かけて撮影したもの。
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黒ラブ君

2011-10-28 | 音楽
 昨日は多摩川台公園に行きましたが、モズの高鳴きを聞いた他は目新しいことはなく、ほとんどシャッターを押すこともありませんでしたが、黒のラブラドールがいたので撮らせてもらいました。濃いオレンジ色の首輪がお似合いです。顔つきから男の子かなと思いましたが、どちらかな?
 先日買ってきたCDから今晩はブレンデルが弾くシューベルトのピアノソナタ第21番を聴きました。シューベルトの最後の3つのピアノソナタの内、この曲以外はすべてブレンデルの演奏で聴いていて、この曲だけをポリーニ盤で聴いていましたので、ブレンデルがどんな演奏をしているか興味津々でした。聴いてみて、あれっ、と思ったのは、どうも演奏している楽譜が少し違うらしいということで、聴こえてくる音楽が違う部分があり、ライナーノートの演奏時間を確かめると第1楽章の演奏時間がポリーニ盤よりだいぶ短いのでした。演奏自体についてはポリーニと比べるとより陰影の深い表現とシューベルトの時代の空気が薫ってくるように感じられるところもあって、ブレンデルの方が奥が深い印象です。それにしてもシューベルトの最後の3つのピアノソナタはいいですね。ショパンのピアノ曲も好きですが、やはり、私にはシューベルトの方がぴったりと気持ちに寄り添ってくる音楽です。
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ショパンのバラードなど

2011-10-28 | 音楽
 CDプレーヤーを買い換えてだいぶ音が変わり、これまで聴いてきたCDの音が鮮度の高い音になったように感じます。例えてみれば収穫してから数日経った野菜と朝獲りの新鮮野菜との違いのような感じで、それならと新しいCDも聴いてみたくなり何枚か買ってきました。
 早速聴いてみたのはツィメルマンのピアノによるショパンのバラード。ツィメルマンの演奏はFMなどでは聴いたことがあるかもしれませんが、CDで聴くのは初めて。ツィメルマンのピアノの音はすごく透き通って磨きに磨かれた音という感じで、細部まで神経が行き届いた演奏です。ただ、録音のせいなのかツィメルマンが意図した演奏によるものかわかりませんが、少し低音の響きが薄い感じがしました。もっとも私の再生装置は少し低音が薄い傾向があるので、その影響もあるのかもしれません。バラードの第2番と第3番は初めて聴く曲のようなので、もう少し聴き込む必要があります。次ぎに聴いたのはバッハのブランデンブルク協奏曲から第1番をムジカ・アンティカ・ケルンによる演奏で。これまで聴いてきたのはリヒター盤とレオンハルト盤で、レオンハルト盤は古楽器による演奏を聴いてみたいと思い買ったのですが、私にはどうもぴんとこない演奏でした。ムジカ・アンティカ・ケルンは古楽器を使用していますが、演奏はとても活き活きとしていて、リヒター盤とはまた違った魅力をもつ演奏になっています。新しいCDプレーヤーは古楽器のような繊細な響きの楽器の再生では一層その能力を発揮するようで、微妙なニュアンスをよく伝えてくれます。
 写真は新宿ニコンサロンが入っているビルからスカイツリーを撮影。

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色紙

2010-11-28 | 音楽
 ブルックナーの第8番はブルックナーの交響曲のなかでもとりわけ長大な曲で、ショパンとは違ってオーケストラの持てる能力が最大限に発揮される大曲。この演奏も素晴らしいもので、ブルックナーの壮大な音楽とオーケストラの響きを堪能しました。欲を言えば、もう少し弱音を活かした演奏の方がよいのではないかと感じられたくらい。「ミューザ川崎へ」の写真からわかるように私の席はオーケストラの裏側から、しかも最上階の席で聴いたのですが、心配していたような響きのアンバランスはなく、よくこなれた優れた響きでした。
 3階の通路部分にはこのホールの出演者の色紙が展示されていましたが、そのなかにチェロを弾くワンちゃんの絵があったので、名前を見ると銅版画家の山本容子さんのものでした。しかし、山本さんがここで演奏したのでしょうか?
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ミューザ川崎へ

2010-11-28 | 音楽
 今日はミューザ川崎ホールに東京交響楽団の演奏会を聴きに行ってきました。プログラムはショパンのピアノ協奏曲第2番とブルックナーの第8番という対照的な性格の2曲。ピアノはダン・タイ・ソン、指揮はユベール・スダーン。ダン・タイ・ソンがショパンコンクールで優勝したときはベトナムの人が、と驚いたものでしたが、それから30年にもなるのですね。ユベール・スダーンはオランダ人。どちらも生で聴くのは初めて聴く演奏家です。 
 ダン・タイ・ソンのピアノはショパンの繊細でリリカルな面を表現しながらも力強く堂々たる演奏で、とても素晴らしいものでした。ただし、この曲、オーケストラの部分がなんとしても弱い。いっそのことオーケストラのパートはない方がよいと言いたいくらい。それでは協奏曲になりませんが。
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演奏者を待つピアノ

2010-02-07 | 音楽
 ピアノはスタインウェイ。演奏の間の休憩時間中に調律師の方が現れ、ピアノを布で拭いたり音の微調整をしていました。
 ベートーヴェンは、最後の「ワルトシュタイン」が最も耳になじんでいる曲でもあり、楽しみましたが、「告別」も改めてよい曲であることに気づかされました。
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ピアノ・リサイタル

2010-02-07 | 音楽
 昨日は川崎ミューザに小川典子さんというピアニストのリサイタルを聴きに行ってきました。マチネー・コンサートで15時からの開演。演目はベートーヴェンの中期のソナタ3曲と世界初演となる日本人作曲家による曲。「テンペスト」、「告別」、「水の粒子」(菅野由弘作曲)、「ワルトシュタイン」という順に演奏されました。最近、早朝のラジオ番組でピアノの調律師の方の話を聞いたばかりだったので、どんな方がどのように調律したピアノなのかと、ふと思いました。ピアノを置く位置は調律師が決めるのだということも初めて知ったことでした(その後、ピアニストと相談して変えることもあるそうですが)。
 新曲の「水の粒子」はピアノの他に明珍火箸という火箸も楽器として使われる曲で、この火箸の高く澄んだ音がとても印象的。ドビュッシーやラヴェルを思わせる部分もあり、特殊なピアノ演奏技法は使われていない曲なので、現代音楽としては親しみやすい音楽となっていました。
 ミューザはとても音響のよいホールとして評判とのことですが、最初はピアノの音があまりにもすぐ近くで鳴っているように聞こえて、ちょっと響きすぎなのではないかと感じたほどですが、聞き進むうちに気にならなくなりました。
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