このところ毎年出かけている生田緑地の花菖蒲を見てきましたが、今年は株分けか植え替えをしたのか花が例年の半分も咲いておらず、櫛の歯が欠けたようでした。撮影した日は朝方まで雨が降っていたらしく、花には露がたくさんのっていました。その上家を出た頃は曇り空だったのが、着くと間もなく晴れ上がってきて強い陽射しが射してきました。やはり、梅雨時に咲く花菖蒲は曇り空がお似合いです。
多摩川台公園での写真からもう一枚。鳥を探していると上を見上げることが多くなりますが、そこで目に入った虫食いの跡。桜の葉は芋虫たちにとってはごちそうのようです。その芋虫を獲って子供たちを育てるシジュウカラやスズメたち。
シジュウカラの幼鳥の写真が撮りたいと出かけたものの次第に飛翔力がついてきたようで、動きが激しくて撮影は適いませんでした。子育てのこの時期は雛鳥を狙う鳥とのバトルが見られますが、先日スズメの声が騒がしいので上を見ると1羽のオナガに対してスズメが翔び回りながら威嚇していました。近くに巣があるのだと思いますが、威嚇行動をしているスズメが3羽いて、?と思いました。2羽なら夫婦のスズメと納得ですが、もう1羽はなんだったのでしょうか。鳥によっては育児のヘルパーがいるそうですが、スズメにもヘルパーがいるのかな。
多摩川台公園のアジサイも徐々に色づいてきました。写真は数日前のものです。
多摩川台公園のアジサイも徐々に色づいてきました。写真は数日前のものです。
砧公園で咲いていたタイサンボク。ホオノキとよく似た花で、葉の形もホオノキよりも大きさは小さいもののよく似ていてどちらもモクレン科ですが、こちらは常緑で葉がてかてかしています。東洋的なイメージの花ですが、北米原産とのこと。
砧公園のなかを流れる小川に近くの木々の緑が映り込んで緑色の流れを生んでいました。
この時期の砧公園ではシジュウカラの幼鳥がたくさん見られますが、そろそろ親鳥から独立して自分で餌を探して食べている免許皆伝となった個体も見られるようになりました。
この時期の砧公園ではシジュウカラの幼鳥がたくさん見られますが、そろそろ親鳥から独立して自分で餌を探して食べている免許皆伝となった個体も見られるようになりました。
数日前に砧公園を歩きましたが、この時期は鳥も花も少なくてあまりシャッターを切れません。以前にも撮ったことがある特異な枝振りをしたこの木を多重露光で撮ってみました。普通多重露光をする場合は三脚に固定して撮るものですが、このときは三脚を持参しなかったので手持ちでの撮影です。ピントを合わせて1枚、ピントを外して1枚という撮り方で意図的にぼかして幻想的な写真を試みました。もう解散してしまいましたが、以前に属していた写真サークルには、この撮り方の名人がいて独特の雰囲気のある写真を撮られていました。
三ツ池公園にも少しだけ花菖蒲が植わっています。もう少したくさん見られるとうれしいのですが、この公園は花の咲く植物をそれほど積極的に増やそうとはしていないようです。この写真は最初はホワイトバランスを「晴天」で撮りましたが、花が見た目よりも青っぽく写ってしまったので、「曇天」に切り換えて撮ったところ見た目通りの色合いに写りました。ペンタックスK-7に70㎜レンズで撮影。
三ツ池公園の別の池では睡蓮が花盛り。この季節の三ツ池公園の花では睡蓮が主役格のようです。この日は曇天だったので、ホワイトバランスを曇天、オート、晴天の3種類で撮ってみましたが、通常設定している「晴天」で撮ったものが最も見た目に近いと感じました。この写真は「晴天」で撮ったものです。「曇天」で撮ったものは水面の色が少しピンクがかってしまい、「オート」で撮ったものは睡蓮の葉の色が妙にくすんだ色合いに写ってしまいました。