今回(第3話)の美咲洋子(上戸彩)の成長は「人をうわべで見てはいけない」と言うこと。
地獄の1週間、非常救難訓練開始。
みんなが怯える中、体力と大きな声には自信のある洋子(上戸彩)は余裕満々。
いつもは劣等生の彼女が今回に限って優等生。
洋子を敵視していた弘田沙織(上原美佐)もこの訓練には苦戦している。
沙織の上に立てて嬉しい洋子はますます増長。
航空整備士の中原翔太(錦戸亮)にも「整備がしっかりしてれば、あたしたちがこんな訓練しなくてもいいのにさぁ」と暴言。
翔太を怒らせる。
教官の三神たまき(真矢みき)にも「あたしは本番に強いタイプだから、訓練は遊び半分でいい」と暴言。
三神は「訓練で出来ないことは本番で出来ない」と釘を刺すが。
そんな時、洋子は沙織が筋肉隆々の怪しげな男たちと夜の街を歩いていくのを見る。
「こんな時にオトコと遊んで」
「CAになるのもいいオトコを捕まえるためなんだろう」と勘ぐる。
しかし、これはうわべだけの沙織の姿だった。
洋子はうわべでしか沙織を見ていない。
沙織は実はこうだった。
沙織はトレーニングジムに通っていたのだ。
筋肉隆々の男はトレーナー。
体力のなく救難訓練に苦戦していた彼女はそれを補おうとしてジムに通っていた。
彼女の目標は「一流のCAになること」。
そのためには努力を惜しまない。
ジムに通って体力をつけていたのも救難訓練の試験に合格するためだけでなく、
将来万が一事故があった時、自分がCAとしてしっかり働けるようにするため。
沙織はCAの仕事に強い自負を持っている。
他の研究生たちのような憧れだけでもないし、洋子の様なちゃらんぽらんでもない。
だから、いい加減な洋子に腹がたつ。
入社式の日、沙織は誰よりも早く来ていたが、洋子は遅刻寸前で来た。
おまけに最前列の真ん中に堂々と座って。
沙織が洋子につらく当たっていたのも、単なる意地悪、見下しではなかったのだ。
それがわかる洋子。
自分は沙織をうわべでしかとらえていなかったことを知る。
洋子と沙織は故障でエレベーターの中に閉じこめられていた。
解放された時には救難訓練の試験は始まっている。
遅刻をした人間に試験は受けさせないという三神に洋子は言う。
「あたしはともかくこいつだけでも!こいつは本当にCAになりたいって思ってるんだ!」
そこへ遅刻して来た訓練部長の太宰晋一郎(井上順)が「どうしようもない事もありますよね」と助け船を出す。
試験が受けられるようになる洋子と沙織。
洋子は言う。
「筋トレの成果、見せてもらうから」
★研究ポイント
テーマ:人をうわべだけで見ない。人を理解する瞬間のドラマ。
※このテーマは教官の三神、整備士の中原でも表現されている。
中原は洋子が考えている以上に事故・故障のことを真剣に考えているし、三神は研究生たちを「中途半端な形で外に出すことが、本人にとって一番つらいこと」であると思っている。洋子は三神がそんなことを考えていることを全く知らないが。
★キャラクター研究:太宰晋一郎
主人公がピンチの時、飄々と現れて救うキャラクター。
実においしいキャラ。
「トップキャスター」の児玉清もそう。
★名セリフ
好きになったパイロットのためにがんばる弥生(相武沙季)に関山有紀(大塚ちひろ)は言う。「まさにパワー・オブ・ラブね」
訓練。乗客を落ち着かせるために洋子。
「おまえら、大丈夫だ!みんな落ち着け!」
すかさず三神
「お前らはいらない!」
実は劣等感のかたまりだった弘田が言う。
「キャビンアテンダントになればきっと生まれ変われる」
三神いわく。キャビンアテンダントとは?
「非常救難訓練は緊急着水、機内火災、客席でパニック、悪天候、ハイジャック
機材故障など即時の決断・行動ができるような訓練でありサービスとは違いお客様に喜んでもらう為のものではない。CAはサービス要員であり、保安要員。命を救うのはあなたたちなのよ」
★名シーン
ラストの「プリティウーマン」をバックに試験を受ける洋子たち。
声をかけながら機材の確認チェック、お客様の誘導。
水上で膨らむ救命ボート。
ダストシュートを滑れない関山に声をかけ、泳いでくる弥生に手を貸す。
みんなCAになるために必死であることを認識した洋子。
洋子はみんなの必死さを受け止めて手を貸す。
洋子の成長を象徴するシーン。
今後は「こんなにみんながなりたがっているCAとは何か?」を
洋子は考えるようになるだろう。
ラストシーン。
全員、制服を着終えたところへ、美咲が登場。
エアギターで「イエーイ! ジャジャジャーン!」
※不評ですがかわいくないですか?
★ちょっと一言
エレベーターに閉じこめられるのはカセとして安易。
絶対、誰かが助けに来るはず。
非常ボタンもあるだろうし。
★追記
三神が教えたこと
「非常救難訓練に笑顔はいらない。パニックを起している乗客にわかりやすいように短い言葉で端的に」
「事故が多いのは離陸時の3分間着陸時の8分間。これをクリティカルイレブンと言う」
訓練の内容
・衝撃防止姿勢の徹底 ヘッドダウン
・パニックコントロール
・救命胴衣/救命ボート
・ノーファイヤー 火災無し
・ノーフュエルリーク 燃料漏れ無し
・ウォータレベル 水位よし
・センサーアベイラブル 利用可能センサーよし
・オートマティック 自動確認
地獄の1週間、非常救難訓練開始。
みんなが怯える中、体力と大きな声には自信のある洋子(上戸彩)は余裕満々。
いつもは劣等生の彼女が今回に限って優等生。
洋子を敵視していた弘田沙織(上原美佐)もこの訓練には苦戦している。
沙織の上に立てて嬉しい洋子はますます増長。
航空整備士の中原翔太(錦戸亮)にも「整備がしっかりしてれば、あたしたちがこんな訓練しなくてもいいのにさぁ」と暴言。
翔太を怒らせる。
教官の三神たまき(真矢みき)にも「あたしは本番に強いタイプだから、訓練は遊び半分でいい」と暴言。
三神は「訓練で出来ないことは本番で出来ない」と釘を刺すが。
そんな時、洋子は沙織が筋肉隆々の怪しげな男たちと夜の街を歩いていくのを見る。
「こんな時にオトコと遊んで」
「CAになるのもいいオトコを捕まえるためなんだろう」と勘ぐる。
しかし、これはうわべだけの沙織の姿だった。
洋子はうわべでしか沙織を見ていない。
沙織は実はこうだった。
沙織はトレーニングジムに通っていたのだ。
筋肉隆々の男はトレーナー。
体力のなく救難訓練に苦戦していた彼女はそれを補おうとしてジムに通っていた。
彼女の目標は「一流のCAになること」。
そのためには努力を惜しまない。
ジムに通って体力をつけていたのも救難訓練の試験に合格するためだけでなく、
将来万が一事故があった時、自分がCAとしてしっかり働けるようにするため。
沙織はCAの仕事に強い自負を持っている。
他の研究生たちのような憧れだけでもないし、洋子の様なちゃらんぽらんでもない。
だから、いい加減な洋子に腹がたつ。
入社式の日、沙織は誰よりも早く来ていたが、洋子は遅刻寸前で来た。
おまけに最前列の真ん中に堂々と座って。
沙織が洋子につらく当たっていたのも、単なる意地悪、見下しではなかったのだ。
それがわかる洋子。
自分は沙織をうわべでしかとらえていなかったことを知る。
洋子と沙織は故障でエレベーターの中に閉じこめられていた。
解放された時には救難訓練の試験は始まっている。
遅刻をした人間に試験は受けさせないという三神に洋子は言う。
「あたしはともかくこいつだけでも!こいつは本当にCAになりたいって思ってるんだ!」
そこへ遅刻して来た訓練部長の太宰晋一郎(井上順)が「どうしようもない事もありますよね」と助け船を出す。
試験が受けられるようになる洋子と沙織。
洋子は言う。
「筋トレの成果、見せてもらうから」
★研究ポイント
テーマ:人をうわべだけで見ない。人を理解する瞬間のドラマ。
※このテーマは教官の三神、整備士の中原でも表現されている。
中原は洋子が考えている以上に事故・故障のことを真剣に考えているし、三神は研究生たちを「中途半端な形で外に出すことが、本人にとって一番つらいこと」であると思っている。洋子は三神がそんなことを考えていることを全く知らないが。
★キャラクター研究:太宰晋一郎
主人公がピンチの時、飄々と現れて救うキャラクター。
実においしいキャラ。
「トップキャスター」の児玉清もそう。
★名セリフ
好きになったパイロットのためにがんばる弥生(相武沙季)に関山有紀(大塚ちひろ)は言う。「まさにパワー・オブ・ラブね」
訓練。乗客を落ち着かせるために洋子。
「おまえら、大丈夫だ!みんな落ち着け!」
すかさず三神
「お前らはいらない!」
実は劣等感のかたまりだった弘田が言う。
「キャビンアテンダントになればきっと生まれ変われる」
三神いわく。キャビンアテンダントとは?
「非常救難訓練は緊急着水、機内火災、客席でパニック、悪天候、ハイジャック
機材故障など即時の決断・行動ができるような訓練でありサービスとは違いお客様に喜んでもらう為のものではない。CAはサービス要員であり、保安要員。命を救うのはあなたたちなのよ」
★名シーン
ラストの「プリティウーマン」をバックに試験を受ける洋子たち。
声をかけながら機材の確認チェック、お客様の誘導。
水上で膨らむ救命ボート。
ダストシュートを滑れない関山に声をかけ、泳いでくる弥生に手を貸す。
みんなCAになるために必死であることを認識した洋子。
洋子はみんなの必死さを受け止めて手を貸す。
洋子の成長を象徴するシーン。
今後は「こんなにみんながなりたがっているCAとは何か?」を
洋子は考えるようになるだろう。
ラストシーン。
全員、制服を着終えたところへ、美咲が登場。
エアギターで「イエーイ! ジャジャジャーン!」
※不評ですがかわいくないですか?
★ちょっと一言
エレベーターに閉じこめられるのはカセとして安易。
絶対、誰かが助けに来るはず。
非常ボタンもあるだろうし。
★追記
三神が教えたこと
「非常救難訓練に笑顔はいらない。パニックを起している乗客にわかりやすいように短い言葉で端的に」
「事故が多いのは離陸時の3分間着陸時の8分間。これをクリティカルイレブンと言う」
訓練の内容
・衝撃防止姿勢の徹底 ヘッドダウン
・パニックコントロール
・救命胴衣/救命ボート
・ノーファイヤー 火災無し
・ノーフュエルリーク 燃料漏れ無し
・ウォータレベル 水位よし
・センサーアベイラブル 利用可能センサーよし
・オートマティック 自動確認