「アテンションプリーズ」の主人公は自分で事件を作り出していく。
主人公の美咲洋子(上戸彩)自体がトラブルメーカーなのだ。
他のドラマだと他の人間が起こした事件に主人公がリアクションするという形が多い。
しかし、洋子は違う。
何かにリアクションするのは同じだが、洋子はそのリアクションが過剰だ。
ファーストエイドの訓練がうまくできない関山(大塚ちひろ)に過剰なリアクションをして事件を起こす。
洋子のリアクションは火が燃え移るようにどんどん大きくなって大火事になる。
例えば、こんな感じ。
・関山のためのAED秘密練習。若村弥生(相武紗季)は6時の約束のことでイライラ。
・スージー壊れる~警備員が来る。
・スージーを死体だと思って気絶する麻生カオル(笛木優子)。
・タクシーでスージーを運ぶが運転手は耳が遠い。
・タクシーで運ぶ所を弘田沙織(上原美佐)が見られてしまう。
・若村弥生(相武紗季)の実家まで運ぶが翔太(錦戸亮)がいる。
・仕方なく自分の家までスージーを運ぶ。
・スージーの手がないことに気づく~大げんか。
この一連の事件拡大の部分がテンポよくて気持ちいい。
事件拡大がすべて主人公の視点でなされるから疾走感が出る。
同じ主人公による事件拡大パターンの作品に「ギャルサー」があるが、これはシンノスケ以外の視点が挿入されるから、テンポが落ちる。
シンノスケは時々迷うから加速が止まる。
しかし洋子は迷わないから加速されスピードが出る。
この加速する「起承転結」の「承」の部分が、「アテンションプリーズ」の大きな魅力だ。
今回はそれで弥生がキレてしまったけれど。
★研究ポイント
ドラマの作り方:加速する「承」
このスピード感に大きく貢献しているのが、関山ちゃんである。
前回も書いたように関山はドラマの狂言まわし。
今回も迷う洋子にこう言って行動のきっかけを与えた。
「美咲さんスージーの腕探しましょう」
★名セリフ
朝一番で来た洋子が言ったせりふ。
洋子「一流のCAとは心の余裕から生まれてくるものなの」
※真面目に研修に取り組む彼女を表現した。
洋子「スージー戻って来~い!」
※「医龍」か?
★名シーン
1
ケンカのシーンというのは面白い。
やはりドラマというのは人と人とのぶつかり合いだ。
特に今回は溜まりに溜まった洋子への不満を弥生が爆発させた。
弥生
「何で?何でいつもそうなわけ?いつも振りまわして巻き込まれる私達の気持ち考えて事あるの?!」
洋子も負けない。
洋子
「わからねえよ!そっちには責任ねぇのかよ?いつもウジウジ。自分で考えられないのに人のせいにするんじゃねぇよ!デートとか言ってるけど告白だってできねぇんだろ!」
最後の言葉は洋子が一番言われたくなかったこと。だからキレた。
弥生
「最低!あなたみたいにデリカシーのない人始めて見た。女の子の気持ちも解らないのに一流のキャビンアテンダントなんてなれるわけない!美咲さん女友達いた事ないでしょう!?もしキャビンアテンダントになれたって美咲さんとなんて絶対一緒に飛びたくない!」
洋子「こっちだって弥生と飛ぶぐらいなら一人で飛んだほうがマシだ!」
2
本音でぶつかり合えば、より深く理解し合える。
お互いの悪いところを認め合った3人は言う。
弥生「自分で言うの恥ずかしいけどさ。人に言われるのいいよね。君達友達だろって」
関山「気がついたらいつも一緒にいましたね」
弥生「何でだろ?」
洋子「気が合うからに決まってんだろ!初めてだな。こういうの」
関山ちゃん「初めての女友達って事ですね。」
弥生「飛びたいね。あたし達3人で。3人で一緒に」
主人公の美咲洋子(上戸彩)自体がトラブルメーカーなのだ。
他のドラマだと他の人間が起こした事件に主人公がリアクションするという形が多い。
しかし、洋子は違う。
何かにリアクションするのは同じだが、洋子はそのリアクションが過剰だ。
ファーストエイドの訓練がうまくできない関山(大塚ちひろ)に過剰なリアクションをして事件を起こす。
洋子のリアクションは火が燃え移るようにどんどん大きくなって大火事になる。
例えば、こんな感じ。
・関山のためのAED秘密練習。若村弥生(相武紗季)は6時の約束のことでイライラ。
・スージー壊れる~警備員が来る。
・スージーを死体だと思って気絶する麻生カオル(笛木優子)。
・タクシーでスージーを運ぶが運転手は耳が遠い。
・タクシーで運ぶ所を弘田沙織(上原美佐)が見られてしまう。
・若村弥生(相武紗季)の実家まで運ぶが翔太(錦戸亮)がいる。
・仕方なく自分の家までスージーを運ぶ。
・スージーの手がないことに気づく~大げんか。
この一連の事件拡大の部分がテンポよくて気持ちいい。
事件拡大がすべて主人公の視点でなされるから疾走感が出る。
同じ主人公による事件拡大パターンの作品に「ギャルサー」があるが、これはシンノスケ以外の視点が挿入されるから、テンポが落ちる。
シンノスケは時々迷うから加速が止まる。
しかし洋子は迷わないから加速されスピードが出る。
この加速する「起承転結」の「承」の部分が、「アテンションプリーズ」の大きな魅力だ。
今回はそれで弥生がキレてしまったけれど。
★研究ポイント
ドラマの作り方:加速する「承」
このスピード感に大きく貢献しているのが、関山ちゃんである。
前回も書いたように関山はドラマの狂言まわし。
今回も迷う洋子にこう言って行動のきっかけを与えた。
「美咲さんスージーの腕探しましょう」
★名セリフ
朝一番で来た洋子が言ったせりふ。
洋子「一流のCAとは心の余裕から生まれてくるものなの」
※真面目に研修に取り組む彼女を表現した。
洋子「スージー戻って来~い!」
※「医龍」か?
★名シーン
1
ケンカのシーンというのは面白い。
やはりドラマというのは人と人とのぶつかり合いだ。
特に今回は溜まりに溜まった洋子への不満を弥生が爆発させた。
弥生
「何で?何でいつもそうなわけ?いつも振りまわして巻き込まれる私達の気持ち考えて事あるの?!」
洋子も負けない。
洋子
「わからねえよ!そっちには責任ねぇのかよ?いつもウジウジ。自分で考えられないのに人のせいにするんじゃねぇよ!デートとか言ってるけど告白だってできねぇんだろ!」
最後の言葉は洋子が一番言われたくなかったこと。だからキレた。
弥生
「最低!あなたみたいにデリカシーのない人始めて見た。女の子の気持ちも解らないのに一流のキャビンアテンダントなんてなれるわけない!美咲さん女友達いた事ないでしょう!?もしキャビンアテンダントになれたって美咲さんとなんて絶対一緒に飛びたくない!」
洋子「こっちだって弥生と飛ぶぐらいなら一人で飛んだほうがマシだ!」
2
本音でぶつかり合えば、より深く理解し合える。
お互いの悪いところを認め合った3人は言う。
弥生「自分で言うの恥ずかしいけどさ。人に言われるのいいよね。君達友達だろって」
関山「気がついたらいつも一緒にいましたね」
弥生「何でだろ?」
洋子「気が合うからに決まってんだろ!初めてだな。こういうの」
関山ちゃん「初めての女友達って事ですね。」
弥生「飛びたいね。あたし達3人で。3人で一緒に」