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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

プリマダム 第6回

2006年05月18日 | ホームドラマ
 ドラマ中盤。
 佳奈(黒木瞳)さんもバレエをすることを認めてもらい、次にすることを模索している様子。
 嵐子(中森明菜)のことを心配し、夏芽(高岡早紀)らのことを心配する。

 バレエ教室のメンバーも厳しい現実とバレエの壁にぶつかって脱落者が。
 夏芽は保険の契約がうまく取れず、レイ(映美くらら)は夫の反対。
 店長(加藤雅也)は夏芽とのことで失踪。
 やはり人には目標が必要な様だ。
 楽しいことは続かない。やがて慣れが来て今まで楽しくやってきたことが当たり前に見えてくる。

 そしてドラマにも主人公たちの目標が必要。
 今回はその目標を作るための話。
 そのため少々、中だるみの感じが。

 しかし、ラストの発表会に向けて盛り上がりを作るためには、描いておかなくてはならない話なのだろう。
 そのために描いたことは次の2点。

 1.目標の設定(「発表会をやる!」)。
 2.発表会に参加する7人の描写。

 高杉民江(松島トモ子)は夫に愛される外交官夫人を演じていたが、実は違っていた。夫はタイから戻らず5年間孤独な生活。良妻であったが、「お前といると息が詰まる」と夫に言われていた。
 また、子供頃やっていたから始めたバレエ教室であったが、今は友だちができて嬉しいことを描いた。
 吉村夏芽は契約が取れず悩んでいる。バツイチ。
 店長は夏芽との恋。
 三崎レイは夫の反対。 

 これらの人物が抱えたドラマが絡み合って、発表会が描かれていくだろう。

★研究ポイント
 ドラマの作り方:中盤の物語。新たな目標の設定。脇キャラの描写。

★名セリフ
  1
 匠先生
「楽しくなければバレエじゃないと言いましたが、楽しいだけがバレエじゃありません。バレエは地味な努力の積み重ねです。体が動かなくてつらくてもがんばって動かしてみる、そうすると動けるようになる」
「壁にぶち当たったら、なぜバレエを始めたか思い出して下さい」

  2
 店長、慰問会で自分の足を踏んだ夏芽に
「僕が夏芽さんの足の下に足を置いたのが悪いんです」
 ※本当に夏芽さん、一途。

  3
 みんなに力を与えた女の子の手紙に
「コントショーでも喜んでくれた子がいるって事だ」
 ※仲間が手紙を回覧して、元気をもらい教室に戻ってきた。

  4
 高太郎(古田新太)の言い訳・ごまかし。
 風呂場の手すりが壊れているのを発見されて
「また不良品でも掴まされたんだろ」
 バレエ教室に無料体験レッスンを受けに来て
「遥生が無理やり誘ってきてな」
 ※別番組では言い訳・ごまかしはいけないと言っていたのに。

  5
「親父のバレエなんて宇宙で一番見たくない!モスラよりキモイ!」
 ※万田家で唯一バレエに否定的な結(志保)。これからもクールな一言をお願いします。

★名シーン
 朝、店長と電話をしながらお弁当を高太郎らに渡す佳奈さん。
 大根とジャガイモを買った佳奈さん。レイに400円を300円に負けてもらう。
 遅くなった時は、冷凍チャーハン。
 ※この生活のディティル。嵐子とも対照的。本当に「生きてきた道が違う」のだ。

★ちょっと一言
 嵐子はなぜあんなに頑ななのか?
 佳奈に心配されて「私を誰だと思ってるの?あなたに心配してもらう事なんて何もないの!」と言い、医者に「1ヶ月の命」と言われ入院を勧められても断る。
 ここがきっちり描写されないとラストは盛り上がらない。
コメント (3)
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