弁護士としてはしてはいけないことがあるが、人間としてすべきことはある。
第4話「死者の声!冤罪の真犯人」はそんな九頭先生を描いて痛快。
山村真介(斉藤慶太)は酷い男。
女子高生・猪狩蕾(小町桃子)と交際していたが遊び。
ホテル代を使うのももったいないらしく、学校の体育館の準備室でエッチ。
だが、蕾は山下との結婚を夢見ている。
他の女が山下に貢ぐから、自分もAVに出てお金を稼ぎ山下に貢いだ。
そして妊娠したことを山下に語ると、山下は「ウザい」と言って蕾を拒絶する。
山下は蕾殺しで裁判に掛けられるが、九頭たちが真犯人(蕾の義父)であることを突き止め、結局無罪。
その後の山下。
「これの手記でもかけば儲かるんじゃないかな」
「蕾は男好き。死んでくれて清々した」
蕾の山下へのひたむきな思いなど考えずに言いたい放題。
これに怒った武田(伊藤英明)が山下に掴みかかる。
「弁護士が殴っていいのかよ」と開き直る山下。
九頭は「弁護士が殴っちゃいけないよな」といったん武田を引き離すが、次の瞬間、山下の胸ぐらを掴んで窓から落とそうとして言う。
「女はらませて責任もとれないくせに、あちこち精子をばらまくんじゃねえ!」
これは弁護士としてではなく、人間としての九頭先生の叫び。
弁護士としては山下を助けたが、人としては許せないという行為。
ドラマのカタルシスというものがある。
それはどんな時に起きるか?
1.職業の枠を越えて人として行動した時
2.誰もが悪と認める人間に強い訴えをする時
3.視聴者が言いたいもやもやしたことを明快に言ってくれた時
今回は法では裁けなかった山下を九頭先生は人間として正した。
そこにドラマのカタルシスが生まれた。
★研究ポイント
ドラマの作り方:カタルシス
★名セリフ
手品の極意。
「隠したいものがあれば、わざと他のものに意識を向けることだ」
蕾の義父はワイドショーに出て、山下を殺したいと激白。
仏壇に拝むシーンまでワイドショーの要請に従って演じた。
武田と口論
「正義なんてものはな、勝った奴が後からひねり出すへ理屈だ!」
加藤(高島礼子)が武田に
「真実は時には残酷なもの、いちいちひきずっていたら弁護士なんて続けていられない」
※正義が行われること、真実を知ることは時に残酷であることを表現。
この作品のテーマでもある。
こういう作品の場合、事件の解決でのカタルシスは生まれづらい。
だから、ラスト山下を窓の外に突き出すシーンを作った。
★名シーン
今回はやはり九頭が山下を窓から突き出すシーン。
山下への怒りの気持ちを最初に武田が言おうとして制され、次に九頭が言う。
武田~九頭。
この2段構えが見事。
ストレートに武田が言ってしまっては工夫がない。
★ディティル
武田先生が加藤先生に見られた本は「女を落とす100の秘訣」。
※人間には表の顔と裏の顔がある。毎回登場する武田先生の可愛い裏の顔。
自分にも裏の顔があるのだから、人もそうであることを武田先生、早く気づいてほしい!
今回のキャバクラは「クラブニューヨーク(入浴)」。
※最後までネタが続くか?武田先生はキャバクラを楽しめる日が来るのか?
★ちょっと一言
事件解決の仕方は安易。
AVに蕾が出ていて、義父との経歴を告白。
AVでしゃべっていることは創作かもしれないのに。
★追記:物語概要(公式HPより)
ある高校の体育館で女子高生・猪狩蕾(小町桃子)が殺された。しかも、彼女は妊娠していたのだ。まもなく、蕾と交際していた山村真介(斉藤慶太)が容疑者として連行された。国選弁護の依頼が白石事務所にあり、九頭(豊川悦司)と武田(伊藤英明)コンビが担当することになった。これは、武田が初めて担当する大事件だった。
だが、無実を主張する山村の証言はあやふや、おまけにふざけた態度で言い逃れようとしているとしか思えない武田は弁護方針を決めかねていた。
そんな中、九頭は担当している別件の公判資料と称しアダルトビデオを見て大騒ぎ、九頭の不謹慎な態度が理解出来ない武田は、ヤケ酒を飲みながらコンビを組むのは金輪際御免だ!白石所長に直談判すると徹子(高島礼子)に言い放つ。
一方、テレビの取材を受け、涙ながらに山村の非を訴える蕾の父・猪狩吾郎(平田満)。九頭は、山村の無実を証明するため武田と共に遺族の話を聞きに猪狩家を訪れた。失礼な物言いで吾郎を怒らせてしまうが、そこで、九頭は吾郎の首筋に傷痕を発見する・・・。
第4話「死者の声!冤罪の真犯人」はそんな九頭先生を描いて痛快。
山村真介(斉藤慶太)は酷い男。
女子高生・猪狩蕾(小町桃子)と交際していたが遊び。
ホテル代を使うのももったいないらしく、学校の体育館の準備室でエッチ。
だが、蕾は山下との結婚を夢見ている。
他の女が山下に貢ぐから、自分もAVに出てお金を稼ぎ山下に貢いだ。
そして妊娠したことを山下に語ると、山下は「ウザい」と言って蕾を拒絶する。
山下は蕾殺しで裁判に掛けられるが、九頭たちが真犯人(蕾の義父)であることを突き止め、結局無罪。
その後の山下。
「これの手記でもかけば儲かるんじゃないかな」
「蕾は男好き。死んでくれて清々した」
蕾の山下へのひたむきな思いなど考えずに言いたい放題。
これに怒った武田(伊藤英明)が山下に掴みかかる。
「弁護士が殴っていいのかよ」と開き直る山下。
九頭は「弁護士が殴っちゃいけないよな」といったん武田を引き離すが、次の瞬間、山下の胸ぐらを掴んで窓から落とそうとして言う。
「女はらませて責任もとれないくせに、あちこち精子をばらまくんじゃねえ!」
これは弁護士としてではなく、人間としての九頭先生の叫び。
弁護士としては山下を助けたが、人としては許せないという行為。
ドラマのカタルシスというものがある。
それはどんな時に起きるか?
1.職業の枠を越えて人として行動した時
2.誰もが悪と認める人間に強い訴えをする時
3.視聴者が言いたいもやもやしたことを明快に言ってくれた時
今回は法では裁けなかった山下を九頭先生は人間として正した。
そこにドラマのカタルシスが生まれた。
★研究ポイント
ドラマの作り方:カタルシス
★名セリフ
手品の極意。
「隠したいものがあれば、わざと他のものに意識を向けることだ」
蕾の義父はワイドショーに出て、山下を殺したいと激白。
仏壇に拝むシーンまでワイドショーの要請に従って演じた。
武田と口論
「正義なんてものはな、勝った奴が後からひねり出すへ理屈だ!」
加藤(高島礼子)が武田に
「真実は時には残酷なもの、いちいちひきずっていたら弁護士なんて続けていられない」
※正義が行われること、真実を知ることは時に残酷であることを表現。
この作品のテーマでもある。
こういう作品の場合、事件の解決でのカタルシスは生まれづらい。
だから、ラスト山下を窓の外に突き出すシーンを作った。
★名シーン
今回はやはり九頭が山下を窓から突き出すシーン。
山下への怒りの気持ちを最初に武田が言おうとして制され、次に九頭が言う。
武田~九頭。
この2段構えが見事。
ストレートに武田が言ってしまっては工夫がない。
★ディティル
武田先生が加藤先生に見られた本は「女を落とす100の秘訣」。
※人間には表の顔と裏の顔がある。毎回登場する武田先生の可愛い裏の顔。
自分にも裏の顔があるのだから、人もそうであることを武田先生、早く気づいてほしい!
今回のキャバクラは「クラブニューヨーク(入浴)」。
※最後までネタが続くか?武田先生はキャバクラを楽しめる日が来るのか?
★ちょっと一言
事件解決の仕方は安易。
AVに蕾が出ていて、義父との経歴を告白。
AVでしゃべっていることは創作かもしれないのに。
★追記:物語概要(公式HPより)
ある高校の体育館で女子高生・猪狩蕾(小町桃子)が殺された。しかも、彼女は妊娠していたのだ。まもなく、蕾と交際していた山村真介(斉藤慶太)が容疑者として連行された。国選弁護の依頼が白石事務所にあり、九頭(豊川悦司)と武田(伊藤英明)コンビが担当することになった。これは、武田が初めて担当する大事件だった。
だが、無実を主張する山村の証言はあやふや、おまけにふざけた態度で言い逃れようとしているとしか思えない武田は弁護方針を決めかねていた。
そんな中、九頭は担当している別件の公判資料と称しアダルトビデオを見て大騒ぎ、九頭の不謹慎な態度が理解出来ない武田は、ヤケ酒を飲みながらコンビを組むのは金輪際御免だ!白石所長に直談判すると徹子(高島礼子)に言い放つ。
一方、テレビの取材を受け、涙ながらに山村の非を訴える蕾の父・猪狩吾郎(平田満)。九頭は、山村の無実を証明するため武田と共に遺族の話を聞きに猪狩家を訪れた。失礼な物言いで吾郎を怒らせてしまうが、そこで、九頭は吾郎の首筋に傷痕を発見する・・・。