「ギャルサー」第5話は「言い訳」。
ジェロ~ニモ~いわく
「言い訳とは泳げぬ人間がしがみつく浮き輪のようなものだ。つかまってるうちは楽だがいつまでたっても自分で泳げる力は得られない。その娘達はやがて言い訳という浮き輪を手放し悠々と大海原を泳ぎだすだろう」
言い訳をして他人に責任転嫁しているうちは自分自身になれないし、自分に自信を持てないということだ。その場を言い訳でのがれたとしても常に罪の意識がついてまわる。結果、いつも問題に正面から向き合わず、逃げる人間になってしまう。
サキ(戸田恵梨香)、シズカ(佐津川愛美)、スミレ(奈津子)は逃げる。
イベントの契約書をなくしてしまい、シンノスケ(藤木直人)に罪をなすりつけようとする。
「カウボーイのおっさんに犠牲になってもらおう」と言うサキ。
そして、契約書はシンノスケが燃やしたことになり、なすりつけに成功した。
でも、罪の意識は残る。
連れて行かれるシンノスケにサキは言う。
「言い訳すればいいじゃん!あたしが火の近くにかばん置いたのが悪いとか」
しかし、シンノスケは言い訳しない。
「言い訳はしない。言い訳すればお前ムカつく。友達嫌な気持ちにしたくない」
言い訳からは何も生まれないことを彼は知っているのだ。
サキにしてみれば、シンノスケが「火の近くにかばん置いたのが悪い」と言い訳してくれた方が罪の意識が薄らぐ。
サキはエンジェルハートの上層部が対策を練っているのを聞いて気持ちが穏やかでない。誤魔化そうとしてもそれは何らかの形でサキの意識にのぼり、彼女を苦しめるのだ。
そして苦しいから言ってしまう。
「全部あのおっさんに責任取らせればいいじゃないですか?」
そしてタンスの裏に契約書が落ちていたことが発覚。
ここでもサキは言い訳を繰り返す。今度はスミレに責任転嫁だ。
そしてスミレたちにも当たり散らす。
「あんな事しなきゃよかったのに」というスミレに
サキ「なんだよアタシが悪いのかよ!元はと言えばなくすお前が悪いんだろ」
シズカにも
サキ「お前はいつも金魚のフンで一人だけ良い子かよ!」
そんなサキが苦しみから逃れられたのは、やはり言い訳をせずに謝った時。
サキはシンノスケに言う。
「あたしなんだよ火をつけたのはさ!あたし達のせいだと思われるのが嫌で誰かのせいにしたかった…。でも全部ばれちゃった…。みんな怒ってるよだからおっさんも怒れよ!何すんだって怒れよ!」
そしてサキはイベントを共同開催するギャルサーのトップたちにも謝る。
「嘘ついたのあたしです!なんでもします…だからエンジェルハートだけは許してください!」
スミレもシズカも謝る。
スミレ「契約書なくしたのあたしです!」
シズカ「そばにいて何も出来なかったのあたしです!」
シンノスケに謝った時は通り雨に打たれたサキ。
それはミソギの雨。
晴れ晴れしい気持ちになったサキは問題に正面から向き合う人間になっていくだろう。
★研究ポイント
テーマ:言い訳をしない。言い訳は逃げ。問題に正面から向き合う。
言い訳は格好悪い。
土下座をするサキたちは格好悪いか?
むしろ言い訳を繰り返す姿の方が格好悪い。
あるいは土下座は格好悪いかもしれないが、心の中は晴れやかだ。
言い訳された方はムカツク。
しかし、シンノスケは言い訳を仕返さなかった。
あるいは正直に言ったサキをこう言って許した。
「何故?お前正直に言った。何も怒る理由がない」
「謝る心尊い。それを聞く人間に穏やかな許しの気持ちをもたらす。謝る心人の心から怒りを消す。お前謝った。とても気持ちいい」
何とサワヤカ!
★キャラクター研究:レミ(鈴木えみ)
さすがリーダー。
仲間の失敗は自分で責任を取る。彼女は謝って土下座した。
だからみんながついてくる。
契約書が燃えた時にも他のメンバーは大騒ぎしたが、彼女は別のリアクション。
「サキ、怪我がなくて良かったね」
その言葉は嘘をついていたサキの心を逆にえぐったが、やはりこう言えるのはリーダー。
そんな彼女だが、一番の欠点はギャグがつまらないこと。
今回のギャグ
「壊れた王冠つけててみ。あ~、あの人王子様に愛想疲れたショックで社交ダンス踊れなくなったお姫さま様だ~なんて思われちゃうじゃん」
今回はメンバー、どうリアクションをとっていいかわからず、ナギサ(新垣結衣)にふる。ナギサは少し間があって「そんなわけないじゃん」とツッコミ返す。
★名セリフ
ジェ~ロニモ~は言い訳についてこう説明する。
「言い訳とは『だって~』『でもぉ』『そんな事言ったってぇ』で始まり、『何々なんだもん』で終わる一連の言葉の事だ。自分に起こった悪い事象を人のせいにする時に使う。言い訳をする人間は言い訳をする事で責任から逃れようとする。言い訳をする人間の気持ちお前には解るまい」
※やわらかい言い回しと堅い言い回しをミックスさせた見事なせりふ。
そして言い訳の実際。
食料送るのを忘れるジェ~ロニモ。
ジェロニモ「だって今日は朝から湿気が多くって神経痛の具合が悪かったんだもん」
シンノスケ「それがいいわけか……なるほど…ムカつく」
※前半の食糧送る話がこう繋がるとは。
★名シーン
謝るためにサキのカバンを補修し、お金がないから野菜を作るシンノスケ。
直したカバンはダサくて野菜を作るという発想が突飛だが、アルバイトを始めるとか普通のリアクションをしていたのでは、この謝るという行為が死んでしまう。
笑いながらも何かを感じてしまういいシーンだ。
その後のやりとりもいい。
サキがいよいよ謝るシーンだ。
シンノスケ「大切な物燃やした。ごめんなさい」
サキ「おっさん、雨だよ」
シンノスケ「たいした事ない。通り雨だ」
サキ「おっさん、もういいよ!」
シンノスケ「良くない」
サキ「こめんなさい。あたしなんだよ、火をつけたのはさ!」
★追記1
この物語のメインストーリーであるイモコ探し。
毎回、忘れ去られるいい加減な所がこの作品の魅力。
今回も手掛かりなのかどうかわからない。
「イモコ探しはどうなってる?」
「どうやらイモコは恥ずかしがってるようだ」
シンノスケは「イモコ」が自分の名前を恥ずかしがって、言えないでいると思っている。
ジェ~ロニモ~は殿様を無体にされて恥ずかしがる娘の姿を想像する。
「シンノスケ守れ!早くイモコを探し出し純粋な心を守るのだ」
★追記2
今回の話のおさめ方には賛否両論あるだろう。
ムツコ(丹野友美)がティアラを壊し、壊した原因を作った契約書を隠したという告白して、契約書事件は解決する。
通常ならレミがサキたちを許して終わるところだろうが、今回はそうしなかった。
ムツコが新たな告白をした結果、みんなの怒りの持っていく場がなくなってチャン!チャン!という終わらせ方。
取ってつけた感じは否めないが、結構好きだ。
この作品らしい。
★追記3
自信とは成功の数ではなく、問題をどれだけ自分の力で解決してきたか?である。
言い訳せずに事件を解決したサキは少しは成長したのでは?
★追記4
ジェロ~ニモのラストの言い訳
「だっておひょいさんが…」
モモがパソコンを切ってしまい、その後が聞けなかったのだが、何を言ったのか知りたい。
ジェロ~ニモ~いわく
「言い訳とは泳げぬ人間がしがみつく浮き輪のようなものだ。つかまってるうちは楽だがいつまでたっても自分で泳げる力は得られない。その娘達はやがて言い訳という浮き輪を手放し悠々と大海原を泳ぎだすだろう」
言い訳をして他人に責任転嫁しているうちは自分自身になれないし、自分に自信を持てないということだ。その場を言い訳でのがれたとしても常に罪の意識がついてまわる。結果、いつも問題に正面から向き合わず、逃げる人間になってしまう。
サキ(戸田恵梨香)、シズカ(佐津川愛美)、スミレ(奈津子)は逃げる。
イベントの契約書をなくしてしまい、シンノスケ(藤木直人)に罪をなすりつけようとする。
「カウボーイのおっさんに犠牲になってもらおう」と言うサキ。
そして、契約書はシンノスケが燃やしたことになり、なすりつけに成功した。
でも、罪の意識は残る。
連れて行かれるシンノスケにサキは言う。
「言い訳すればいいじゃん!あたしが火の近くにかばん置いたのが悪いとか」
しかし、シンノスケは言い訳しない。
「言い訳はしない。言い訳すればお前ムカつく。友達嫌な気持ちにしたくない」
言い訳からは何も生まれないことを彼は知っているのだ。
サキにしてみれば、シンノスケが「火の近くにかばん置いたのが悪い」と言い訳してくれた方が罪の意識が薄らぐ。
サキはエンジェルハートの上層部が対策を練っているのを聞いて気持ちが穏やかでない。誤魔化そうとしてもそれは何らかの形でサキの意識にのぼり、彼女を苦しめるのだ。
そして苦しいから言ってしまう。
「全部あのおっさんに責任取らせればいいじゃないですか?」
そしてタンスの裏に契約書が落ちていたことが発覚。
ここでもサキは言い訳を繰り返す。今度はスミレに責任転嫁だ。
そしてスミレたちにも当たり散らす。
「あんな事しなきゃよかったのに」というスミレに
サキ「なんだよアタシが悪いのかよ!元はと言えばなくすお前が悪いんだろ」
シズカにも
サキ「お前はいつも金魚のフンで一人だけ良い子かよ!」
そんなサキが苦しみから逃れられたのは、やはり言い訳をせずに謝った時。
サキはシンノスケに言う。
「あたしなんだよ火をつけたのはさ!あたし達のせいだと思われるのが嫌で誰かのせいにしたかった…。でも全部ばれちゃった…。みんな怒ってるよだからおっさんも怒れよ!何すんだって怒れよ!」
そしてサキはイベントを共同開催するギャルサーのトップたちにも謝る。
「嘘ついたのあたしです!なんでもします…だからエンジェルハートだけは許してください!」
スミレもシズカも謝る。
スミレ「契約書なくしたのあたしです!」
シズカ「そばにいて何も出来なかったのあたしです!」
シンノスケに謝った時は通り雨に打たれたサキ。
それはミソギの雨。
晴れ晴れしい気持ちになったサキは問題に正面から向き合う人間になっていくだろう。
★研究ポイント
テーマ:言い訳をしない。言い訳は逃げ。問題に正面から向き合う。
言い訳は格好悪い。
土下座をするサキたちは格好悪いか?
むしろ言い訳を繰り返す姿の方が格好悪い。
あるいは土下座は格好悪いかもしれないが、心の中は晴れやかだ。
言い訳された方はムカツク。
しかし、シンノスケは言い訳を仕返さなかった。
あるいは正直に言ったサキをこう言って許した。
「何故?お前正直に言った。何も怒る理由がない」
「謝る心尊い。それを聞く人間に穏やかな許しの気持ちをもたらす。謝る心人の心から怒りを消す。お前謝った。とても気持ちいい」
何とサワヤカ!
★キャラクター研究:レミ(鈴木えみ)
さすがリーダー。
仲間の失敗は自分で責任を取る。彼女は謝って土下座した。
だからみんながついてくる。
契約書が燃えた時にも他のメンバーは大騒ぎしたが、彼女は別のリアクション。
「サキ、怪我がなくて良かったね」
その言葉は嘘をついていたサキの心を逆にえぐったが、やはりこう言えるのはリーダー。
そんな彼女だが、一番の欠点はギャグがつまらないこと。
今回のギャグ
「壊れた王冠つけててみ。あ~、あの人王子様に愛想疲れたショックで社交ダンス踊れなくなったお姫さま様だ~なんて思われちゃうじゃん」
今回はメンバー、どうリアクションをとっていいかわからず、ナギサ(新垣結衣)にふる。ナギサは少し間があって「そんなわけないじゃん」とツッコミ返す。
★名セリフ
ジェ~ロニモ~は言い訳についてこう説明する。
「言い訳とは『だって~』『でもぉ』『そんな事言ったってぇ』で始まり、『何々なんだもん』で終わる一連の言葉の事だ。自分に起こった悪い事象を人のせいにする時に使う。言い訳をする人間は言い訳をする事で責任から逃れようとする。言い訳をする人間の気持ちお前には解るまい」
※やわらかい言い回しと堅い言い回しをミックスさせた見事なせりふ。
そして言い訳の実際。
食料送るのを忘れるジェ~ロニモ。
ジェロニモ「だって今日は朝から湿気が多くって神経痛の具合が悪かったんだもん」
シンノスケ「それがいいわけか……なるほど…ムカつく」
※前半の食糧送る話がこう繋がるとは。
★名シーン
謝るためにサキのカバンを補修し、お金がないから野菜を作るシンノスケ。
直したカバンはダサくて野菜を作るという発想が突飛だが、アルバイトを始めるとか普通のリアクションをしていたのでは、この謝るという行為が死んでしまう。
笑いながらも何かを感じてしまういいシーンだ。
その後のやりとりもいい。
サキがいよいよ謝るシーンだ。
シンノスケ「大切な物燃やした。ごめんなさい」
サキ「おっさん、雨だよ」
シンノスケ「たいした事ない。通り雨だ」
サキ「おっさん、もういいよ!」
シンノスケ「良くない」
サキ「こめんなさい。あたしなんだよ、火をつけたのはさ!」
★追記1
この物語のメインストーリーであるイモコ探し。
毎回、忘れ去られるいい加減な所がこの作品の魅力。
今回も手掛かりなのかどうかわからない。
「イモコ探しはどうなってる?」
「どうやらイモコは恥ずかしがってるようだ」
シンノスケは「イモコ」が自分の名前を恥ずかしがって、言えないでいると思っている。
ジェ~ロニモ~は殿様を無体にされて恥ずかしがる娘の姿を想像する。
「シンノスケ守れ!早くイモコを探し出し純粋な心を守るのだ」
★追記2
今回の話のおさめ方には賛否両論あるだろう。
ムツコ(丹野友美)がティアラを壊し、壊した原因を作った契約書を隠したという告白して、契約書事件は解決する。
通常ならレミがサキたちを許して終わるところだろうが、今回はそうしなかった。
ムツコが新たな告白をした結果、みんなの怒りの持っていく場がなくなってチャン!チャン!という終わらせ方。
取ってつけた感じは否めないが、結構好きだ。
この作品らしい。
★追記3
自信とは成功の数ではなく、問題をどれだけ自分の力で解決してきたか?である。
言い訳せずに事件を解決したサキは少しは成長したのでは?
★追記4
ジェロ~ニモのラストの言い訳
「だっておひょいさんが…」
モモがパソコンを切ってしまい、その後が聞けなかったのだが、何を言ったのか知りたい。