平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

沖縄基地問題~やりたい放題の安倍自民党! 法律の拡大解釈、地方行政無視!

2015年10月27日 | 事件・出来事
 安倍内閣のやりたい放題がとまらない。

★先日、翁長沖縄県知事がおこなった辺野古埋め立て承認停止。
 これを「行政不服審査法」によって無効にしたのだ。

 しかし、この「行政不服審査法」。
 国民が行政に対して不服を申し立てる法律で、国が行使できるものではない。
 これを安倍内閣は、国も国民である、と、自分の都合のいいように拡大解釈。

 おまけに、この件を審査するのは、国土交通省。
 防衛省の案件を国土交通省が審査する?
 あり得ない。
 防衛省も国土交通省も同じ政府内の仲間ではないか?
 仲間うちで審査するのなら、どんなことだって通ってしまう。

 前泊博盛・沖縄国際大教授は次のように語っている。
「本来は国民が異議申し立てをするために作られた制度なのに、安倍政権は考えられないような悪用、乱用をしている。今の日本は法治国家ではなく、解釈も放置するし、憲法も放置するし、民意も放置する“放置”国家です。このままいけば民主主義は崩壊していく」

★こんなこともあった。
 辺野古基地建設のために、政府が地域振興費を、名護市を通さず、辺野古・豊原・久志の3地区に直接、渡すというのだ。
 この辺野古・豊原・久志の3地区、どういうものかと言うと、行政機関でも何でもなく、われわれで言う<町内会>のようなものらしい。
 おおっ、国が町内会に資金を渡すのか!
 すごいねえ、うちの町内会にもお金下さいよ!
 なぜ、政府がこのようなことをするかというと、名護市の稲嶺市長は辺野古基地建設に断固反対で、カネになびかないから、辺野古・豊原・久志の3地区の人たちを札束で釣ろうというわけ。

 このことについて名護市の稲嶺市長は次のように語っている。
「地方自治への介入だ。市長が反対しているから市を通さずに交付金を支出するのは分断工作だ」
 確かに。
 これでは地方自治制度が壊れてしまう。
 そもそも国から支給される地方予算って、県や市町村を通して届くものでしょう?
 なぜなら、それらには住民の選挙によって選ばれた首長がいて議員がいるから。
 それがいきなり町内会って……。
 渡ったお金が町内会の飲み食いに使われても誰もチェックできないよね?
 そして、そのお金って、もとを正せば、われわれの税金。

 安倍自民党って、憲法無視、法律無視で何でもありだね。

 臨時国会のことで言えば、野党が憲法53条を使って、臨時国会召集を決めたのに、まだおこなわないと言っている。
 おおっ、自民党様は憲法より上なのか!
 立憲主義もクソもあったものじゃない。

 日本が安倍自民党による独裁国家になる日は近い。
 一応、民主主義の体裁はとっているが、実質、憲法や法律は無力化しているという状態。
 そんな社会にしていいのだろうか?

コメント (2)
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