平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

安倍ちゃん、お得意のゴマかしで<憲法改正>を訴える! そして反戦を語る芸能人たち

2016年05月04日 | 事件・出来事
 昨日は憲法記念日。
 安倍首相は、改憲派の団体が開いた集会「公開憲法フォーラム」に次のようなビデオメッセージを寄せたらしい。
「今の憲法には自衛隊という言葉はない。本当に『自衛隊は違憲かもしれない』と思われているままでいいのか」(時事通信)

 安倍ちゃんらしい言い方だ。
 こう言われたら、普通の人は「まあ、そうだよね」と思ってしまう。
 安倍首相はゴマかすのが上手で、まず口当たりのいいこと言う。
 でも、首相がしようとしていることは、〝自衛隊〟という言葉を9条に盛り込む、などという生やさしいことではないんじゃないかな?
 自民党の憲法草案には、〝国防軍〟という言葉をしっかり明記している。
 この〝国防軍〟なるものがどのようなものかははっきり定義されていないが、どこか怖ろしさを感じる。
 おそらく首相が最終的に目指しているのは、世界平和の名の下に他国の戦争に参加して戦う軍隊だろう。
 彼は、そういう軍隊を持つことが〝誇りある国〟だと思っている。
 彼が言う〝世界の中心で輝く国〟とはそういうことだ。

 経済でも軍事でも国際政治でも一番と言われる国。
 なんか、しんどそうだな。
 キリキリと働かされて、ギリギリと税金を取られそう。
 何しろ他国で戦争するってことは膨大な戦費がかかるってことですからね。
 今の若い人にそれらを引き受ける覚悟があるのならいいんだけど。
 現に安倍さん、〝女性の輝く社会〟と言って、女性に<育児>も<家事>も<仕事>もさせようとしている。
 〝一億総活躍社会〟っていうのも、国民全員が働いて、国のために税金をいっぱい納めろってこと。
 もっと気楽にやろうよ。

 あと、安倍ちゃんが憲法改正をしたいのは、『憲法を改正した総理大臣』として歴史に名を刻みたいからかな?
 ナルシスト安倍。
 そんなボクちゃんの自己満足のために憲法改悪をされるのはまっぴらだ。

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 女優の渡辺えりさんがこんなことを語っていた。
「私の演劇は反戦色は濃くありません。演劇は娯楽だと思ってますから、辛気くさいのは嫌いなんです。
 でも、ピカソだって『ゲルニカ』を残しています。
 芸術家はみんな反対ですよ。縛られるの、やだもんね。
 人間が好きだからやってるわけで、人間が殺されるのを指をくわえて見ている芸術家はいないと思います」(朝日新聞06年6月24日)

〝縛られるのがイヤ〟
〝人間が好き〟
 これってエンタテインメントに関わる人の共通の思いだろう。
 でも、個人より国家が強くなれば個人の自由は制限されてしまうんですよね。
〝人間が好き〟というのは〝多様性を認める〟〝多様性を楽しむ〟ってことだと思うんですけど、国家の力が強くなると、国が求める人間だけが唯一とされ、他は<非国民>として排除されるようになる。

 明石家さんま師匠は、湾岸戦争の時、こんなことを言っていた。
「昔、日本からアメリカに、戦争のためにアメリカに寄付するということがあったとき、さすがに怒って国税局に行ったんですよ。僕は戦争のためとか、人殺しをアシストするために働いてるんじゃないって。そのために税金を納めてるんじゃないって言いにいったんです」

 同感である。
 僕も人殺しのために税金を払いたくない。
 戦争をするってことは軍事産業が儲かるってこと。
 その軍事産業のために動く政治家や経済人がいる。
 そんなやつらのために税金を払いたくない。


※参照サイト
 芸能人が「憲法9条を守れ」と主張し始めた。鶴瓶、たけし、坂上忍、中居正広、渡辺謙、山崎まさよしも(リテラ)


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