『重版出来!』はクリエイターのリアルが描かれていて面白い。
・ベテランで作品は安定しているが、感性が古いと言われてしまった三蔵山龍(小日向文世)。
・とんがった作品のため、連載打ち切りになったイケメン漫画家・成田メロンヌ(要潤)。
・カノジョが出ていったショックで描けなくなる高畑一寸(滝藤賢一)。
・絵は上手いが、ストーリーがイマイチの新人・東江絹(高月彩良)。
・絵は下手だが、抜群のストーリーとセンスを持つ新人・中田伯(永山絢斗)。
みんな、悩んで、苦しんで、創作しているんですね。
自分に欠けているものを補いながら必死に描いている。
作品を通して何かを伝えたいという気持ちも人一倍。
僕が注目する作家は、新人の東江絹と中田伯かな?
絵は上手いがストーリーがイマイチな東江は中田に聞く。
「どうしたら、そんなにすらすらネームを作れるんですか?」
これに対して中田は、
「自分の頭の中に浮かぶ情景をただ紙に描いているだけ。どうして、そんなことに悩むの?」
中田は〝天才肌〟なんですね。
一方、東江は絵が上手くて器用だけど、センスは普通の人。
だからベストセラーのタイアップで早くデビューできたが、便利屋で終わる可能性がある。
一方、天才・中田の方は、絵はイマイチだが、最終的には大ヒット作を生みそう。
『進撃の巨人』の諌山創さんみたいに。
この作品、最初は、新人編集者・黒沢心(黒木華)の成長物語かと思っていましたが、同時にクリエイターたちの成長物語でもあるんですね。
この点が面白いし、新しい。
黒沢心は自分が成長しながら、新人も作品も育てていくのだろう。
その他のリアルとしては、現実の書店が出てくるところ。
三省堂、山下書店、くまざわ書店、文教堂書店、神田のコミック高岡……、これらでしっかりロケされている。
僕はわりと都内の本屋巡りをするので、見ていて、「あ、あそこ、三省堂のフロアだよね」「おおっ、あの書店で撮ったのか!」と気づいたりする。
さまざまな現実の書店で撮られているので、作品のリアリティがハンパでない。
というわけで、『重版出来!』、面白いですわ。
最初は単なるスポ根職業ものか、と思って観るのをやめようと思ってたんですけど。
・ベテランで作品は安定しているが、感性が古いと言われてしまった三蔵山龍(小日向文世)。
・とんがった作品のため、連載打ち切りになったイケメン漫画家・成田メロンヌ(要潤)。
・カノジョが出ていったショックで描けなくなる高畑一寸(滝藤賢一)。
・絵は上手いが、ストーリーがイマイチの新人・東江絹(高月彩良)。
・絵は下手だが、抜群のストーリーとセンスを持つ新人・中田伯(永山絢斗)。
みんな、悩んで、苦しんで、創作しているんですね。
自分に欠けているものを補いながら必死に描いている。
作品を通して何かを伝えたいという気持ちも人一倍。
僕が注目する作家は、新人の東江絹と中田伯かな?
絵は上手いがストーリーがイマイチな東江は中田に聞く。
「どうしたら、そんなにすらすらネームを作れるんですか?」
これに対して中田は、
「自分の頭の中に浮かぶ情景をただ紙に描いているだけ。どうして、そんなことに悩むの?」
中田は〝天才肌〟なんですね。
一方、東江は絵が上手くて器用だけど、センスは普通の人。
だからベストセラーのタイアップで早くデビューできたが、便利屋で終わる可能性がある。
一方、天才・中田の方は、絵はイマイチだが、最終的には大ヒット作を生みそう。
『進撃の巨人』の諌山創さんみたいに。
この作品、最初は、新人編集者・黒沢心(黒木華)の成長物語かと思っていましたが、同時にクリエイターたちの成長物語でもあるんですね。
この点が面白いし、新しい。
黒沢心は自分が成長しながら、新人も作品も育てていくのだろう。
その他のリアルとしては、現実の書店が出てくるところ。
三省堂、山下書店、くまざわ書店、文教堂書店、神田のコミック高岡……、これらでしっかりロケされている。
僕はわりと都内の本屋巡りをするので、見ていて、「あ、あそこ、三省堂のフロアだよね」「おおっ、あの書店で撮ったのか!」と気づいたりする。
さまざまな現実の書店で撮られているので、作品のリアリティがハンパでない。
というわけで、『重版出来!』、面白いですわ。
最初は単なるスポ根職業ものか、と思って観るのをやめようと思ってたんですけど。