平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

伊勢志摩サミット~悲報 安倍首相の「リーマンショック級のリスク」発言に世界があきれる

2016年05月28日 | 事件・出来事
 伊勢志摩サミットで安倍首相の口から出た「現在はリーマンショック前に似ている」発言。
 実はこの発言の根拠となる資料について、
 外務省も財務省も内閣府も知らなかったらしい。

 外務省「(政府内の)どこで作成されたかわからない」
 内閣府「(資料を事前に)見たこともない」
 財務省は明言を避ける。

 ということは、おそらく安倍首相が勝手に用意したのだろう。
「これは使える資料だぞ」などと、軽薄に判断して。

 結果、昨日、書いたように世界の首脳から赤っ恥。
・キャメロン首相「危機、クライシスとまで言うのはいかがなものか」
・オバマ大統領「米国は景気回復している」
・メルケル首相「世界はある程度、安定した成長状態にある」
・オランド大統領「今はむしろ、私たちは危機の後にいる」

 海外の新聞も
・フランス・ルモンド紙<安倍晋三のデマがG7を驚かせた>
・ロシア・スプートニック紙<安倍首相、新たな世界危機で世界を脅す>
・英国・タイムズ紙<世界の指導者は安倍首相の懸念に同調せず>
・ドイツ・ハンデルスブラット紙<安倍氏がG7で新たな経済危機を警告したが、財政出動にG7参加者は共感していない>

 だから、もう安倍さんを海外に出すのをやめようよ、バカすぎて恥ずかしいから。
 それにサミットを取り仕切る外務省が知らなかったって、どういうこと?
 それほど、首相を抑えられないのか?
 自分たちの知らない資料を勝手に出されたのだから、外務省は怒るべき。

 この件について、民進党の玉木雄一郎議員は次のようにツイッターで述べている。

『世界経済が、安倍総理が言うリーマンショック前夜のような危機的状況であれば、解散してる場合ではない。速やかに予算委員会を開き現状分析と必要な対策について議論すべきだ。衆議院の予算委員会の開催を求めたい』
『いつから「リーマンショック前に似た」経済状況になったのか。国会では一度も聞いたことがない説明だ。国内で言うことと外国人に言うことを使い分ける安倍話法がサミットでも炸裂した。それをそのまま垂れ流す日本のメディア。さすがにメルケルからは一蹴されたようだが、いろんな意味で恥ずかしい』

 まさに、そのとおり。

 要するに安倍首相は、アベノミクスの失敗を認めたくなくて、海外のせいにしたいだけなのである。
 消費税先送りの理由を、自分の経済政策の失敗のせいでなく、海外のせいにしたいだけなのである。
 それで海外で赤っ恥をかいたのだから目も当てられない。


※参照サイト
「リーマン級のリスク」G7に溝 増税再延期の口実に?(朝日新聞)

「安倍首相がG7で発言した『リーマン前に似ている』、まったく根拠がない発言だった」(真実を探すブログ)

 
コメント (2)
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