8月14日は松本を起点に長野の私鉄を巡り、北陸へと足を向けます。この日宿泊したスーパーホテル松本で朝湯を頂いてから一日をスタートさせようと目論んでいましたが、朝寝坊で撃沈。這う這うの体で6時20分の長野行き普通に乗りました。朝そばとかないかとか思っていましたが、それどころではなく、なんとか間に合ったといったところです。風呂は湯田中へ行く予定だったので、そちらで存分に楽しむことにして、まずは篠ノ井を目指します。篠ノ井線は何度も乗っているので特に撮り潰しはなし。姨捨は動画撮影などをやってみましたが、いまいちです。途中スイッチバックの信号所で貨物列車が待機しているのを見て、貨物の撮影もしてみたくなりましたが、残念ながら時間的に余裕がないので、今回は断念。以前篠ノ井ではEF64の姿がたくさん見られましたが、今は同じEF64でも1000番台が多く、EH200の姿も多く見られました。篠ノ井では一旦下車して、信州北回廊パスを購入。2500円でしなの鉄道、長電、JRの3社が乗り放題のお得なきっぷ。長電の往復だけでも2000円以上かかるので十分ペイできるということで篠ノ井にて購入。これを使い、まずはしなの鉄道の未撮り潰し区間である篠ノ井~上田間に乗車。上田で折り返し、屋代まで戻り、同駅から長電屋代線の撮り潰しへとかかります。長電屋代線は夜間に乗車したため、沿線の風景も楽しんでいないので、乗り直したかった路線の一つです。木造の屋根が趣がある屋代駅を出発して、須坂まで案外長い40分の旅です。かつては国鉄の急行が直通していた路線ですが、今は古い設備が目立つだけの一ローカル線で、利用者の数も知れており、いつ廃止になってもおかしくないような路線です。沿線ではバスによる増発実験が行われているようですが、増発実験と言うよりもバス代行の可能性を探っているのではないかとさえ思えてしまいます。
須坂からは長野線で湯田中へ。同線は昼間に乗り潰していますが、撮影しながら乗ったので、末端部がサスペンデッドになってしまったので、今回撮り直しを兼ねて湯田中まで乗車します。近々253系が入る予定なので、その後でも良かったのですが、最近趣味の一つである温泉浸かり(あくまでも巡りではない)もしたいので湯田中を目指しました。とりあえず普通に乗って信州中野で乗り継ぎ、湯田中へと到着。以前来た時は改良後間もない頃だったので、かつての線路跡なども見ることができましたが、今回はほとんど跡形もなくなっていました。ここで朝逃した温泉に浸かります。駅前に温泉があるので、とりあえずそこでお茶を濁します。この辺りが温泉巡りではなく、温泉浸かりが趣味なところです。湯を頂いて、再び長電の旅へと戻ります。ちょうど特急ゆけむりの折り返しがあったので、特急券100円を買って乗り込みます。特急券とは言っても自由席なので、展望室の席を確保します。夏休みだけに子供連れが最前部を占めていたので、4列目を確保しました。小田急ロマンスカーにも乗ったことがないので、名鉄のパノラマカー以来の展望車です。りんご畑の中を走り抜け、須坂を過ぎると長野の市街地に入って行くので、風景は単調になりがちです。有名な信濃川にかかる道路併用橋も昔ほどの風情はないものの見せ場の一つではあります。権堂付近から地下に入り、都会の地下鉄よりもやや薄暗い地下線を走り終点の長野に到着。運賃は往復で信州北回廊パスがペイできるほど高いですが、特急料金100円で展望が楽しめるのはありがたいところです。今後は253系も投入され、ロマンスカーとの2本柱で長電を支えていくことになるのでしょう。