EXPRESS DIARY~鉄人日記~

鉄道に関することを日々徒然なるままに書いて行こうと思います。

高山本線

2010年08月20日 | JR

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 当初の予定では富山地鉄市内環状線を乗り潰した後は、富山近辺でトワイやはくたかなどを撮って、北陸線で撮影しながら茨木まで帰ろうと思っていた。しかし、前日からの北陸地区の悪天候もあり、北陸経由は雲行きが怪しいので、予定を変更して高山線の撮り潰しをすることにした。高山線沿線も山深いところで雨が多いところなので、雲行きは心配だが、予報では曇りなので大丈夫そうだ。富山駅に入り、少し撮影をしてから、先行するキハ85系ワイドビューひだを見送り、キハ120系猪谷行きに乗り込む。2両編成で、朝の猪谷行きにしては利用者は多い。18きっぱーが多いのだろうか。車内での会話を聞いていると日本語とは思えない言葉が多々聞かれた。どう見ても中国語と言う言葉が聞かれ、この後の道中も含めて中国人を中心とした外国人の多さに驚かされた。対向列車にキハ58系でも来ないかと見ていたが、平日のみの限定運用で、8月15日の日曜日ではその登場を期待できるわけではないと後で気づいた。猪谷は3度目の来訪だが、秘境駅ではないものの、かつては神岡鉄道が発着する結節点の駅としては備後落合などとともに秘境感が漂う駅の一つのように思う。ここでJR東海のキハ48系気動車2両編成に乗り換える。かつて乗った時はツーマンだったように思うが、今回はワンマン運転で、短い2両編成と言うことで、混雑するかと思っていたが、猪谷発車時点はともかく、高山発車時点でもそれほど大した混雑にはならなかった。100815takayamainotani

 以前乗った時は猪谷で神岡鉄道乗り潰しをしたので、乗る列車が違ったのかもしれないが、おそらく猪谷から美濃太田まで抜けるスジはそう多くはないはずなので、同じスジの列車に乗ったものと思われる。かつては高山で増結による長時間停車があったが、今回は停車時分は長くとも増結はなし。混雑も前回は長い編成で席が埋まる程度の乗りだったが、今回は2両で席が埋まる程度の乗りだった。中国人を筆頭とする外国人観光客(何でか岐阜まで乗り通す外国人が多かった)を除けばかなり空いた状態になることは火を見るよりも明らかな状態だった。高速1000円の影響なのか、それ以前の問題で高山線の利用者が大幅に減っているのかはよくわからないが、あまりいい状況とは言えないように思う。特急は相変わらず長編成で運転されているので、そちらは何とか持ちこたえているのかもしれない。
 飛騨川に沿って渓谷美を楽しみながらの道中は高山線最大の見せ場だが、今回の道中では暑さと湿気からか川の水が蒸発して川の上を水煙りが覆うような箇所が多々見られ、神秘的とは少々大げさながらも珍しい光景を見ることができた。白川口からはさらに何でか外国人観光客が増えて、車内は中国語の嵐となる。最近中国人観光客の多さに驚かされることが多いが、こんな山奥のローカル線にまで中国人観光客が押し寄せてくるのかと思うとさらに驚かざるを得ない。さらにいうならなんで特急に乗らずローカル列車に乗ってくるのだろうか?長い旅路を終えて漸く美濃太田に到着。ここでひと段落するが、ホームは乗り換え客でごった返しており、先に書いた外国人の団体がやたらと目立つ。ここでのんびりしていては美濃太田~岐阜間の席は確保できないと思い、何か飲み食いしたいのを我慢して乗車位置に並び何とか席を確保した。キハ11系が高山線のラストを飾ってくれたが、撮り潰しを完了している美濃太田~岐阜間は爆睡タイムとなり、道中の記憶はないに等しい。100815takayamagero

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