播磨町郷土資料館に保存されている別府鉄道のディーゼル機関車と客車
9月1日土曜日。スマシオで山陽トワイを撮って即撤収しました。下り普通電車に乗って、西明石で始発の普通に乗換え。向かうは土山です。特に目的はありませんが、72レまでの暇つぶしに土山近辺の別府鉄道跡を散策しました。土山駅は橋上化されて周辺も整備されているので別府鉄道の跡と言うのも見当たりません。とりあえず遊歩道化されている線路跡を歩いていきます。事前に仕入れた情報では15分ほど歩けば、別府鉄道の車両が展示されている播磨町郷土資料館があるようなので、とりあえずそこを目指して歩きます。廃止から20年近く経っているため線路跡などはなく、辛うじて遊歩道の曲がり方が鉄道路線っぽい ところが名残を感じさせてくれるぐらいでしょうか。川を渡って大中遺跡がありますが、郷土資料館は見当たりません。まだ歩かなければならないのか・・・小雨が降る中さらに歩いて漸く郷土資料館に辿り着きました。とはいえ、郷土資料館が朝っぱらから開いているはずもなく、別府鉄道車両は敷地外から柵越しに撮影するに留まりました。小型ディーゼルDC302と2軸の客車ハフ5が展示されていました。さすがに公的な機関での展示だけあって状態はよさそうです。動態保存だったら人気が出たでしょうね。それにしても土山線は貨物輸送が中心だったようですが、今や沿線には住宅が建ち並んでいます。国鉄時代には旅客輸送の発展など考えられもしなかったでしょうが、JR神戸線の進展を考えれば路線の廃止は惜しかったと言う気がしないでもありません。今ぐらいの沿線人口であれば、LRTでも走らせればそこそこ利用者がつくように思いますね。
遊歩道内にあるそうそうたる歴史の中にある別府鉄道土山線廃線のモニュメント
このS字も線路跡の通りなのだろうか。そうであればかなり急なS字カーブだったよう
こんな客車が今の時代に走っていれば・・・狂喜乱舞するファンも多いことだろう