クハ481-103の駅巡り旅のページ

鉄道の旅を楽しみながらJR線全駅踏破を目指しています。

道南いさり火鉄道になる前に(その2)

2015-09-12 19:46:52 | 函館線

2014年8月23日(土)の朝となりました。この日は江差線全駅下車を達成し、そのまま青森へ渡ります。



道央自動車道が土砂崩れのため一部区間で通行止めになったものの、5時15分頃に函館駅前に到着。雨は止んでいました。



函館駅の斬新なデザインの駅舎がお出迎え



カロリーメイトの朝食を取り、5時54分発の函館線2841D(キハ40 734+キハ40 1814)に乗車。そのうち「キハ40 1814」は大沼切り離しで、事実上の回送車。


まずは函館本線の駅を訪問するので、ここで函館本線の概要を紹介します。函館本線は、函館と旭川を結ぶ全長423.1kmの本線、駒ヶ岳を迂回する大沼~森間の全長35.3kmの「砂原回り」、そして七飯~大沼間で山側に廻る「藤城線」から成っています。函館~長万部間は北海道と本州を結ぶ大動脈ですが、長万部~小樽間は「山線」というローカル線です。小樽~滝川間は札幌都市圏の輸送に欠かせない路線であり、そして最終的に旭川まで至って道北と道央を結んでいます。普通列車は、函館~長万部間の専らキハ40系ですが、長万部~小樽間はそれにキハ150系が加わります。そして、電化区間である小樽~旭川間の普通列車は、721系、733系、735系、キハ201系と近郊型電車が中心で時折キハ40系が混じりますが、留萌本線と旭川を結ぶ区間ではキハ54系が加わります。尚、北海道新幹線開業後、函館~新函館北斗間では733系1000番代による「はこだてライナー」が走ります。特急列車は「スーパー北斗」「北斗」「スーパーカムイ」「スーパー宗谷」「オホーツク」が走りますが、「スーパー北斗」ではキハ281系、キハ283系が、「北斗」ではキハ183系が、「スーパーカムイ」では785系または789系が、「スーパー宗谷」ではキハ261系が、そして「オホーツク」は原形のキハ183系が充当されます。JR北海道の全車種が揃っているといっても過言ではありません。



五稜郭駅にて遅れカモレを先行させた関係で、7分遅れの6時21分に七飯駅に到着。ここで函館まで折り返す列車が少なくなく、2面3線+側線1本の構内です。



今回も駅名標を紹介します。七飯駅は「H71」です。「H」は「函館」の意味です。



跨線橋を渡って駅舎の中へ。「みどりの窓口」があり、営業時間は7:00~19:00(9:00~17:00は航空券利用宿泊商品受付可能)です。窓口脇には自動券売機が1台。



ふと見つけた広告。「これからも道民は、JRに乗る」。おびただしい数の保線データーの改竄などを行って脱線事故を複数回起こしたのだから、JR北海道の再生はいばらの道です。その一環として、留萌本線の留萌~増毛間の廃線などが決まっています。



それでは駅舎撮影。昭和52年12月築の陸屋根の駅舎です。トイレは森方にあります。



一方、函館方にはランプ小屋が。普通のコンクリの建物ですが。



駅前の様子。閑静な住宅地ですが、緩やかに上り坂になっています。七飯町役場へは1.2kmです。



時刻表を。上りは20本(土休日運休は2本、休日運休は1本)、下りは11本(藤城線回り、砂原回り、駒ヶ岳回りを含む)です。つまり、当駅始発は最大6本です。


25分の滞在時間はあっという間に過ぎ、出発の時間となりました。この時間の七飯駅は無人なので、発車時間が近づくと乗車口を先頭に乗客の列が駅舎を突っ切って伸びていました。彼らと共に、6時39分発の5880D(キハ40 1796+キハ40 832)に乗車して函館方面へ。


つづく


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