クハ481-103の駅巡り旅のページ

鉄道の旅を楽しみながらJR線全駅踏破を目指しています。

留萌本線全駅下車の旅(その3)

2016-12-05 20:36:41 | 北海道地区

前回はこちら



9時5分に深川駅に到着。駅舎撮影終了後、「ふ・るーと」に入ります。


「ふ・るーと」を通過している間に留萌本線の概要を紹介します。留萌本線は、日本海で採れたニシンを函館本線を介して内地などに運ぶ目的で敷設されました。深川~留萌間は明治43年11月23日に、そして今日付で廃線となった留萌~増毛間は大正10年11月5日に開業しました。昨日までの終着駅・増毛は「駅 STATION」の舞台として有名でした。しかしながら、貨物輸送が廃止され、都市間バスも隆盛を極めており、ここ数十年は厳しい運営を強いられてきました。昨年度の営業係数で見ると、今回廃線となった留萌~増毛間は「2538」でした。辛うじて残った深川~留萌間でさえ「1342」で、数年後の廃線が示唆されています。尚、車両については全てキハ54系です。



部活帰りの女子高生と一緒になる形で北口に出ました。「ふ・るーと」は紫系の外観です。



北口前の新興住宅地を進んで、いよいよ北一已駅へ。



2分ほど進むと一面の芝桜。「ひいらぎ荘」です。



いつしかあぜ道に出て、舗装がなくなりました。5月の下旬とはいえ、水鏡が形成されてました。新潟より半月くらい遅いかな。



出発して30分あまり、大鳳川を通過。留萌本線の線路は遥か向こうに。



出発して45分、北新小学校に突き当たりました。ここで左折します。



4924Dをロケハンし、いよいよ北一已駅へアプローチ。田んぼの畦に芝桜とチューリップ。これまで見たことない組み合わせですが、これこそ「天上の楽園」というべきか。



田植え作業を間近で見て北一已駅に到着。深川駅を出て63分でした。



それでは駅舎撮影。昭和30年7月20日築の、トタン板の駅舎です。この木造駅舎は可也ボロボロです。それもそのはず、深名線の廃駅・宇津内駅を再利用したものだから。尚、この駅にはトイレはありません。



では駅舎の中へ。窓口と荷物扱所が残っていますが、無人化されて久しくベニヤ板で固く塞がれています。駅ノートがありましたが、紛失してたようです。サッポロクラシックでブレイク。



時刻表を。下り7本、上り9本です。留萌本線の下りの朝一が快速なので、下りの始発が8時9分なのが特徴的です。



出発の時間が近づきホームへ。申し遅れましたが、北一已駅は片面ホーム1面のみの構内です。11時12分発の4925Dで留萌本線の旅が始まります。


つづく


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