昨日、東武鉄道は衝撃的なプレリリースを発信しました。行楽シーズンに運転される臨時列車「尾瀬夜行 23:55」が、今年から「リバティー」こと500系で運行されるというのです。勿論300系の廃車に伴うものですが、これこそ時代の流れというべきなのでしょうか。
さて、今回お伝えするのは6050系です。6050系は、6000系をリニューアルしたものであり、1985年から1年かけて一気に出揃いました。「スカイツリートレイン」こと634形もその仲間です。当初から浅草から東武日光、会津田島へ乗り換えなしで導いてくれる、料金不要の「快速」として運転されることを前提に設計されるものです。長距離利用客向けのつくりということで、私の好きな車両の1つです。しかし、昨年4月21日に「リバティー」の運転開始に伴うダイヤ改正で、6050系は浅草乗り入れを廃止し(「快速」の廃止)、南栗橋以北に押しとどめられてしまいました(「急行」と「区間急行」の誕生)。そのため、少しずつ廃車解体される編成が発生しているのが現状です。
それでは、6050系のシーンを見てみましょう。撮影日は2018年1月2日でした。
下今市駅にて東武日光線420を。前面が死にましたが、6100編成+6163編成でした。
続いて、東武鬼怒川線307を。6174編成でした。
6174編成に乗車したので車内を見てみましょう。ワインレッドのセミクロスシートが並んでいます。
6050系を6050系たらしめるものといばコレ。ノートが置けるくらい大きなテーブルです
6050系のもう1つのチャームポイントといえばコレ。車端部の方向幕です。誤乗防止の役割を果たしてますが、「東武日光」とか「会津田島」を見ると何だか旅心をくすぐります。
トイレはクハ6100形に付いています。昔ながらの和式トイレです。
最後に、会津田島駅にて野岩鉄道からの859を。6153編成でした。
6050系については以上です。私はJRの駅巡りを中心に行っているもので、6050系をガッツリ撮影したのはこの日だけなので、データーはこれだけしかありません。南栗橋以北に行けば当たり前のように出会えるということです。
当たり前のように走っている6050系ですが、経済的寿命をもうとっくに過ぎているものと思われます。野岩鉄道などの普通列車の減少分を「リバティー」で補って本数を調整して生き長らえさせているのではないでしょうか。最近、2連化された10000系が次々と出ていると聞きますが、果たして後継車両になり得るのでしょうか。