金子みすゞ記念館に行く前にニュースをお伝えします。JR九州は今日、九州新幹線開業9周年の大盤振る舞いの記念きっぷを発売すると発表しました。1つは「九州新幹線フリーきっぷ」であり、特定の1日に限り自由席が乗り放題です。価格は、ネットで購入する場合大人10000円、子供5000円(窓口で購入する場合は大人10500円、子供5250円)です。もう1つは、「九州新幹線お隣ワンコインきっぷ」です。500円で隣駅まで行けます(自由席に限る)。いずれも3月15日のみ有効で、2月15日〜3月14日までの間に購入する必要があります。
さて、本題に。12時38分に仙崎駅に到着。駅舎撮影を終えると、みすゞ通りを進んでいきます。
2分ほど歩くと、瀬戸崎小学校跡を通過。
5分ほどで「金子文英堂」に到着。ここが金子みすゞ記念館の入口です。金子みすゞの実家跡に書店「金子文英堂」を再現したものです。
いよいよ入館。帳場のそろばんがお出迎え。
2階の「みすゞの部屋」へ。彼女はここで通りを眺めつつ、勉学とか創作活動とかに勤しみ感性を磨いていたでしょう。
居間にあったLPレコード。「みれん飴」です。
中庭へ。随分コンパクトですけど、井戸があったようです。
本館へ。撮影禁止でしたが、金子みすゞの生き様や全詩集などが紹介されてました。詩人西條八十に「若き童謡詩人の中の巨星」と紹介されました。上山文英堂店員と結婚し長女ふさえをもうけましたが、晩年には一切の創作活動などを禁じられて離婚して子供まで失い、怒りと絶望のあまり自死しました。享年26。
金子みすゞ記念館から4分ほど北に進むと、金子みすゞのブロンズ像が。
その袂には『わたしと小鳥とすずと』の詩が。
ブロンズ像の向かいには旧農業倉庫を利用した「M20000」が。2万枚の蒲鉾板を利用して『大漁』の詩が紹介されてました。「鰮のとむらいするのだろう」の描写に彼女の感性が窺えます。
とある商店に入り、揚げたての仙崎かまぼこを味わってきました。帰りに読んだ『鯨法会』の詩にはすっかりK.O.されました。
仙崎駅前バス停に戻ると、俵山温泉に行くという眼鏡女性が待ってました。彼女と共に14時21分発のバスを待ちます。果たして「山口230あ51-88」がやってきたのは、センザキッチンの渋滞にはまったのかで14時26分頃に。
途中の客扱いが無かったのか、14時31分に長門市駅に到着。ギリギリで34分発の1570D(キハ47 81+キハ47 2021)に間に合いました。
つづく
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