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200億円の大プロジェクトー甲子園球場ー

2005年11月08日 10時59分42秒 | 野球・タイガース

2010年の完成を目指して阪神タイガースの聖地甲子園球場のリニューアル計画が発表されました。 総工費200億円を投じ、2007年10月~2010年3月にかけ、シーズンオフを利用して3期に分けて行います。


竣工当時の甲子園球場

一時期には、ドーム化も検討されたらしいですが、やっぱり甲子園は、青空の下に浜風を受けての観戦が一番です。

甲子園名物のツタは、一旦伐採した後、事前に育てた苗木を植樹するそうです。


  甲子園名物の”つた”             ”つた”の幹

銀傘は、おおむね竣工当時(大正13年)と同じくアルプス席を除く内野席全体を覆う新銀傘に生まれ変わります。 現在の銀傘の柱は、奥に引っ込めて見やすくなります。
その銀傘と内野席上段の奥にスイート席を新設します。

  
  この銀傘の柱も無くなります   現在の銀傘

内野の座席も前後の間隔を10~15cm広げて通りやすくし、縦の通路をも増やし観客の便利性を確保するそうです。 確かに現在は狭くて、物も置けず席を立つ時も座席数が長く大変でしたが、これで少しは楽になるでしょう。
映画館での2時間野球観戦の2時間では、金額も高く、座席も窮屈で割りに合わないのではなかったでしょうか? 

”砂かぶり席”も新設するそうです。今のグリーンシートのボックス席を前にせり出し、より選手に近く、臨場感を出すそうです。

 
1塁ベンチから見たグランド      現在の甲子園球場の座席

その他にも、車椅子席の増設エレベーターの設置、トイレ、喫煙コーナーの整備、環境への配慮から、これまでの井戸水に加えて雨水の利用を計るそうです。

80年の歴史ある建物の大改造は、シーズン外での工事となり2008年には、銀傘の取り外しで、銀傘のないシーズンになります。

完成が待ち遠しいですね。