ローレル賞とブルーリボン賞について、2008年11月19日、当ブログで2008年受賞車両を紹介しました。
ローレル賞とブルーリボン賞は、鉄道友の会という全国規模の民間愛好団体が、毎年1回前年に新たに営業運転を開始した鉄道車両に贈られるものです。
ブルーリボン賞は、友の会会員による投票で、ローレル賞は、性能、デザイン等卓越したものを選考委員が決めるものです。
ブルーリボン賞といえば、船舶で大西洋を最速で横断した船に与える賞もあるそうですが、一番有名なのが、1950年に制定された日本の映画に与えられる映画賞でしょう。
1958年に日本の鉄道車両に与えられるブルーリボン賞が創設されました。
第1回の受賞車両は、小田急電鉄の3000形でしたが、昨年52回2009年の受賞車両も小田急電鉄の60000形電車でした。
第1回 ブルーリボン賞受賞車両 小田急のロマンスカー&
第52回 受賞車両の小田急の60000形電車
1958年に制定されたブルーリボン賞は、会員が選ぶということから、華やかなものに流れる傾向にありました。
そこで、性能やデザイン性が卓越したもので、ブルーリボン賞に選ばれなかったものを選定対象としたものを選ぶのがローヤル賞として1961年に制定されました。
第49回 ローレル賞受賞の豊橋鉄道の「ほっトラム」&
京阪電鉄の3000系電車「コンフォート・サルーン」
第1回ローレル賞に選ばれたのは、阪急電鉄の2000系電車でした。
2009年の第49回受賞車両は、豊橋鉄道T1000形電車「ほっトラム」と京阪電気鉄道の3000系電車「コンフォート・サルーン」でした。
その阪急電鉄は、3月10日に開業100周年を迎えます。
その歴史について、後日書いてみたいと思います。