雪から雨に変わり、雪が融け始めるころで、二十四節気で「雨水」と言われています。
歴便覧では、「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」とあります。
寒さも峠をこえ、衰退し始め、春一番が吹き、鶯の鳴き声が聞こえ始める地域もあります。
この頃、昔から農耕の準備を始める目安とされています。
昔から、農耕に基準をあわせ、1年を24等分して、その区切りに名前を付けたのが二十四節気です。
「雨水」もその二十四節気の一つで、季節を良く表した言葉として、今でも良く云われています。
近所の梅は、今が見ごろです。
もちろん、これは太陰暦で季節を表すための工夫として考え出されたもので、太陽歴での今日2010年2月19日は、太陰暦では2010年1月6日となります。
2月4日に旧正月を迎え、その日は、二十四節気の「立春」でした。
春の二十四節気は、
2月4日の「立春」 2月19日の「雨水」 これを初春とし
3月6日の「啓蟄」 3月21日の「春分」 これらを仲春といい
4月5日の「清明」 4月20日の「穀雨」 これらを晩春といいます。
これらの二十四節気の日は、「節入り」といい、次の節入りまでの期間の”約”15日間を云います。
つまり、「雨水」は、今日から次の「啓蟄」までの期間をいいます。
この日は、冬至から数えて”約”60日目になります。
”約”というのは、年によって二十四節気の日付は、若干異なるからです。