8月22日から先行上映していましたので、その22日に見に行ってきました。
この映画は、週刊少年ジャンプに連載されていた漫画が映画化されたものです。
映画ジャンルとしては、”アクション時代劇”で、激動の明治を舞台に、幕末に”人斬り抜刀斉”として恐れられていた伝説の剣客 緋村剣心の物語です。
漫画が映画になったのは、サザエさんを始め多くの作品がありますが、時代と共に、変化があります。
「釣りバカ・・・」や「ALWAYS・・・」などは、シリーズ化され、映画の方が有名となっているものが多くあります。
映画化される理由は、原作を読んだ映画関係者がこれを映画化したいと思う場合とか、漫画が有名なための人気獲りとか、主役の売り込みも理由の一つなのかも知れません。
しかし、「るろうに剣心」の漫画が人気を博したのが10年以上も前の作品で、なにをいまさらと思われた読者も多かったと聞いています。
映画”るろうに剣心”の佐藤 健と ”漫画の剣心” 似てますか・・・・
今まで映画化されなかったのは、剣心を演じられる役者がいなかったからで、主役の佐藤 健が、そのイメージにピッタリだったからと言われています。
剣客としては、やわらかい笑顔が、この作品のモチーフであり、欠かせないものです。
明治維新後は”不殺”の誓いをたて、流浪人として旅を続けていました。
当時(明治11年)、東京では、人斬り抜刀斉を名乗る男が誰かれなく斬りつける事件が発生していました。
ある道場が襲われ、亡父から受け継いだ女道場主神谷薫(武井咲)が無謀にも立ち向かおうとしているのを通りすがりの抜刀斉(佐藤 健)本人でした。
不殺の誓い通り、切れない刀を持ち、悪人どもに立ち向かい、人助けの旅をしている抜刀斉は、偽物の抜刀斉の正体を突き止めます。
それは、実業家武田観柳(香川照之)に雇われている用心棒 鵜堂刃衛(吉川晃司)だった。
世界制覇を企む観柳は、女医の高荷恵(蒼井優)にアヘンを作らせ、それを元に武器を購入していた。
元・新鮮組で今は警官の斎藤一(江口洋介)とともに観柳に立ち向かい、壮絶な斬り合いを・・・・
この映画の見どころは、その殺陣にあります。
抜刀斉の身のこなし、刀さばき、その速さは、多分、早送りをしているのではと思わせ、目にもとまらぬスピードで身も竦む思いがします。
その殺陣とは、まったく異質な彼の笑顔や言葉は、本来は違和感を感じると思うのですが、その容姿とあって、ピッタリと決まっているのが不思議な思いでした。