12月に入り、選手の契約更改が進んでいます。
今年、活躍した選手や今一つだった選手と悲喜こもごもです。
今年、2位と言っても、決して満足出来る内容でなかったことは、首脳陣だけではなく、選手一同、ファン一同ストレスの貯まった1年だったことは、誰もが感じることでした。
スパイスをかければすぐにでも優勝出来ると豪語した2年前の和田監督も、来季は勝負の3年目となります。
華々しく打ちあげた昨年の補強も機能したのは、西岡と新人の藤浪ぐらいで、他は全くの期待外れでした。
開幕時に抜てきした4番と守護神が、首脳陣の思わく外れとなり、それが、今年1年、重くのしかかりました。
と言うことで、今年の弱点だった4番と守護神を一応確保しました。
来季も、ルーキーの活躍を期待せざるを得ません。
来季 今のところ、新戦力は・・・・
呉、 ゴメス、 吉見、 ドラフトの各選手。
退団したのは・・・
スタンリッジ、 コンラッド、久保、浅井、桧山。
こうして並べると、補強は成功したとは言えません。
今年の反省点としての、守護神不在と長打の4番打者不在が、最後まで響きました。
その点、一応、それに該当する実績をもった選手を獲得したのは、良かったのですが、それが上手く機能するかどうかは、本人次第であり、首脳陣の起用法如何にかかっているようです。
今までの実績は、あくまで日本のリーグ実績ではないところが不安材料です。
なによりの不安材料は、先発投手陣の不足です。
スタンと久保の穴は、大きいのではないでしょうか?
特にスタンリッジの抜けた穴は大きく、これだけのイニングを投げる先発投手は、果たして今の投手陣から出るのでしょうか?
今、涌井の去就が取りざたされています。
この際、若手から、スタンや久保に代わるべき人材の育成に力を入れることに専念して欲しいものです。
今年の反省点は、なにも守護神不在と4番打者不在だけではありません。
大和の負傷欠場のあとは、2番打者が固定化されませんでした。
それと、安藤、福原のベテランはそれなりに力を発揮したのですが、若手の投手陣の伸び悩みが深刻です。
他に気になる問題点として、チームの不協和音が、時々聞こえるのが気になります。
呉の年俸の多さと過度の待遇、掛布のコーチによる諸々の問題点がくすぶっているのではと思われる点です。
ともかく、選手補強云々だけではなく、チームの和が乱れることが唯一気になるところです。
それをまとめる和田監督のリーダーシップの発揮が、補強以上にチームの成績を左右されるのではないでしょうか?。