小難しい経済用語が飛び交うため、理解するには少々難解なものとなっています。
つまり、経済用語が分からなければ”ちんぷんかんぷん”です。
経済については門外漢な僕ですが、乏しい知識で頭が混乱し、時には眠気とも戦い、あのリーマンショックや現在の新聞での用語を重ね合わせて無理やり自分なりに解釈を重ねてゆきました。
ただ、リーマンショック以前に経済破綻の可能性に気づいた金融マンたちの実話ということを頼りに・・・
まず、MBSとかCDOとかCDSとか言う言葉が頻繁に飛び交います。
この意味については、最後に書いておきますが、この意味が分からないと話が理解できないのではないでしょうか?
まず、この映画では、4人一緒に行動するとばかり思ったのですが、話が進むにつれ、どうやら違うようでした。
一緒に行動したのは、スティーブ・カレン演じるマーク(ヘッジファンドマネージャー)とライアン・ゴズリングが演じるジャレット(ドイツ銀行のトレーダー)で他の二人はそれぞれの視野・視点からサブプライム住宅ローン問題の崩壊を予測してゆきます。
他の二人の内、一人はクリスチャン・ベイル演じるメタル好きの医師マイケル・バーリ。
もう一人が、ブラッド・ビッド演じるベン・リカート(元銀行家で現在は投資家)。
医師 マイケル・バーリ(クリスチャン・ベイル) 元銀行家 ベン・リカート(ブラッド・ビッド)
つまり、3つの話が別々の市場崩壊を2年あまり前から予知して行動してゆきますので、話としてもなかなか分かりにくいところがあります。
最後には、この三組は市場崩壊で大儲けする・・・つまり華麗なる大逆転となるのですが・・・
この映画の教訓は、「リスクを考えずに取引することの怖さを知ること」です。
<用語を調べた結果>
MBS---Mortgage Backed Securities
不動産担保保険ー銀行が貸し出した住宅ローンをまとめて証券化(商品化)したもの。
CDO---Collateratized Debt Obligatino
債務担保保険ーこの映画では、CDOの担保の中にサブプライムローンを組み込んだもの
CDS---Credit Defanlt Swap
企業向け倒産保険ー債権の信用リスクを売買する投機的商品。破たんなどが起きた場合だけに
に支払われるオプション取引。 身近なのでは自動車保険の類。