修善寺温泉には、修善寺駅からバスで約10分程で着きました。
荷物を旅館に預け、温泉街を散策しました。
この地には、京都と同じ名前の地名などがあり、どうやらこの地に流された人々が京都を忍んでつけたのではないかと言われています。
川は桂川、橋は渡月橋、そして山は嵐山と言われています。
まず最初に訪れたのが修禅寺。
地名は「修善寺」、寺名は「修禅寺」で、表記が異なるが、両方とも「しゅぜんじ」と読みます。
修禅寺の名前は鎌倉時代初期から定着し、寺領も修禅寺と呼ばれるようにまりました。
ここのお寺は、源頼朝の弟の源範頼と頼朝の息子で2代将軍の源頼家が、当寺に幽閉され、その後この地で殺害されたことで知られています。
修禅寺 境内 菊に囲まれた山門
修禅寺物語は、岡本綺堂による頼家の死にまつわる戯曲です。
悲劇の鎌倉2代将軍「源頼家」のお墓、その叔父にあたる源範頼のお墓もあり、源氏ゆかりの土地です。
日枝神社は、修禅寺に隣接し、修禅寺の鎮守で、源範頼が幽閉されていたという信功院跡があります。
前の渡月橋をわたり、竹林の小径に・・・
竹林の小径
桂川にかかる赤い橋(楓橋)を渡り、桂川沿いを宿のほうに戻ってゆくと、足湯と”とっこの湯”といわれる修善寺温泉のシンボルが見え、ここは伊豆最古の温泉と言われています。
楓 橋 とっこの湯
この修善寺温泉が有名になったのは、修善寺物語にもよりますが、明治時代に多くの文化人が宿泊したということがあります。
僕の今日の宿も夏目漱石が泊まったといわれる旅館で、趣のあるたたずまいで、玄関の下には桂川が流れています。
漱石庵 夏目漱石ゆかりの旅館
明日は、タクシーで伊豆の踊子の舞台となった天城越えをしますが、それは次回に・・・・