徒然なるまま”僕の趣味と遊ぶ”

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伊豆・箱根旅行 ⑦ 中伊豆 ~ 三島

2016年11月27日 13時21分42秒 | 旅行・観光

天城山トンネルから引き返し、修善寺温泉を横に見て、韮山反射鏡に向かいました。
最終日の今日は、三島駅発15時48分の新幹線で帰阪するため、その時間まで界隈を見学してゆく予定です。

最初は、世界遺産に登録された韮山反射鏡。
幕末期、欧米諸国の開国要請に対抗して、日本(江戸)を守るために、韮山代官であった江川太郎左衛門が、幕府に進言して築いた金属溶解炉です。

  
                 韮山反射炉    

品川沖に作られたお台場(砲台)に据えるための大砲を鋳造するもので、安政4年(1857年)に完成し、元治元年(1864年)の使用中止までに大小の大砲数百門を鋳造した。
炉体と煙突が、完全な形で現存している日本唯一の産業遺産で、国指定史跡であるほか、ユネスコ認定の世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」にも含まれています。

 

でも、この価値ある遺産も、この反射炉だけでは、素人には価値観が湧きません

周りの道路等も色々整備されつつあるようですが、出来れば、周りの施設などの建物(上記参照)やその役割などがあれば、より分かりやすくなるのではないでしょうか・・・ 

 

次に訪れたのが、伊豆と言えば、源頼朝が流された所とされていますが、その場所に碑が立っている小さな公園に立ち寄りました。

  
      源 頼朝 配流地に建つ遺跡碑          源 頼朝夫婦像が立つ蛭ヶ小島

平治の乱に敗れた源頼朝は、平清盛に継母・池禅尼の命乞いによって伊豆に配流され、1160(永 暦元)年2月の14歳の少年期から、1180(治承4)年8月に旗挙げする34歳までの20年間をこの地で過ごしたとされます。

当時は沼地でその中の小島に住まいしていたとかで、江戸時代の学者が蛭ヶ小島と推定し、今も周りは全くの田舎景色ですが、天気が良ければ富士山が見えたようです。
1790年に碑が建てられ、伊豆の国市の指定有形文化財となっており、公園内には頼朝・政子夫婦像がつくられています。

次は、JR三島駅近くにある、三嶋大社にお詣りしました。
創建の時期は不明ですが、奈良・平安時代の古書にも記録があるとか・・・

 
   三嶋大社                  七五三詣りに出会いました。

この三嶋大社は、東海唯一の神格と考えられ、この社名・神名の「三島」が地名ともなりました。
頼朝旗揚げ成功以来、武門武将の崇敬篤く、又、東海道に面し、伊豆地方の玄関口として下田街道の起点に位置し、伊豆国 一宮として広く天下に広まっていきました。

平成12年には、御本殿が重要文化財に指定され、当社の文化的価値の高さも再認識されています。

伊豆・箱根の旅の三日間は、最終日は曇り空でしたが、ほゞ満足できる天気でした。
旅の成否は、天候次第とも言えますが、行ってみないと分からないところや、予定以外に遭遇することが多くあり、それも旅の楽しみの一つです。