2年前の2010年9月に「THE LAST MESSAGE 海猿」として、このシリーズの「完結編」として終止符が打たれたはずだったのですが、今回、再び新作が作られることになったのが、先日見てきた「BRAVE HEARTS 海猿」です。
今までの作品は、僕は見ていませんが、TVでは再三放送していたのですが、このような映画は、やはり劇場で見るの限ると思い、初めての観戦となりました。
この「海猿」シリーズの原作は、コミック「海猿」の最終話で描かれているのが、「ジャンボジエット機の海上着水」でしたが、これを映像化するのには、スケールとテーマの折り合いがつかず、断念してきた経緯があったそうです。
その他にも、コミックには描かれていながら映画化されていない、海難救助の最後の砦と言われる「特殊救援隊」をも、今回のテーマとして取り入れたそうです。
この映画、最大の見せ場は、海上着水を余儀なくされたジャンボジエット機の乗客、乗務員346名を救い出そうと、海上保安官、警察、空港、消防、病院、港湾関係者、民間人も含めて、協力し合い、多くの人々の「BRAVE HEARTS(勇気ある心)」を感じさせる感動映画となっています。
なお、BRAVE HEARTSは、”勇者”とか”勇敢な心意気”とか、もっと砕けて”名もなきヒーロー”とも訳されているようです。
なによりも、ジャンボジエット機が原寸大で再現されたといわれ、リアリティのある迫力でした。
それも、着水後20分で沈没してしまうので、そのわずか20分で346名全員を助け出さなくてはならないというスリリングな時間経過にハラハラさせられ、この映画のテーマである、「勇気」「絆」そこに「人命の大切さ」が加えられています。
仙崎大輔(伊藤英明)は自ら志願し、海難救助のエキスパートであり最も危険な事案に従事する”特殊救援隊”で、後輩の吉岡(佐藤隆太)と共に海難救助の最前線につきます。
嶋副隊長(伊原剛志)の指揮の下、ある日、羽田に向かうジャンボ機のエンジンが炎上する事故が発生し、その救助方法が色々考えられた中、海上着水を提案したのが、総合対策室の下川救難課長(時任三郎)でした。
ここで、多くの人の協力を得て、この映画のクライマックスへと繋がります。
久しぶりに満員の映画館で見ました。
夏休みということもあり、観客層は、小学生からお年寄りまでの広範囲におよび、この映画の人気度を知ることが出来ました。
さて、また、新たな「海猿」が映画化されるのではないでしょうか・・・・・