日々の恐怖 4月7日 夕立
昨日の夕立で思い出した話です。
小5くらいのとき、校庭で体育やってたときにすごい夕立が来たんで、みんなで体育館に避難したんです。
で、もう自由に遊んでいいってことになったんで、私は友人2人と体育館の2階(観客席みたいになってた)に上がって、窓から外を見ていました。
学校は高台にあったので、そこからは下の村が一望できたんですが、ふと見ると、大雨の中なのにやたら人が外に出てるんです。
夕立から逃げているようなわけでもなく、立っていたりノロノロ歩いていたり。
そもそも田舎なので、普段からそんなに人はいません。
私の家もそこから見えたんですが、その周りにも5,6人は見えました。
なんか事件でもあったのかな~、と見ていたんですが、一箇所に集まるわけでもなく、一人ずつウロウロしているだけなので、なんだか言いようも無く気持悪くなって、友達と1階に下りてしまいました。
雨のせいで一人一人の服装や性別もはっきりせず、なんか虫がわいてきたみたいだな~、と思ったのを覚えています。
とりあえず、あの辺の住民全員が出てきたくらいの人数はいました。
当時うちにいた祖母に聞いても、「夕立は来たけど、何それ・・?」って言われるし。
まあそれだけなんですが、夕立が来てコレを思い出すたび、なんか気持悪くなるわけです。
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