極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

新技術プッシュ倶楽部

2014年12月18日 | 時事書評

 

 

● SONY スポーツ用のコンセプトモデル「SmartEyeglass Attach!」参考展示

このモジュールでは、超小型高精細カラー有機ELディスプレイと、その高画質を活かす超小型光学
ユニットに加え、スマートフォン相当の演算処理能力を持ちながら高密度実装技術により小型化した
制御基板を搭載し、アイウェアに装着できる小型・軽量化を実現。
モジュールをファッション性の高
い眼鏡やゴーグル、サングラス等のアイウェアに装着することで、日常生活をより便利にする情報を
始め、スポーツや業務での作業支援など多様な用途に向けた情報を表示し、視界を妨げないサブウィ
ンドウとして活用できまる。さらに本モジュールは装着型で容易にアイウェアと付け外しができるた
め、TPOに合わせ使用時にのみ従来のアイウェアに装着することで、より身近に、手軽に生活シー
ンに取り入れるとソニーは唱っている。

当面は、スポーツやエンターテインメント、業務用ソリューションなどへの活用を目指し、ソフトウ
ェア開発キット(SDK)と合わせてパートナー企業に提供する。サイクリング中の情報提供や、工場
などでの作業支援といった活用を想定、幅広くパートナーに販売するソリューションビジネスを展開
していく。「2015 International CES」(2015年1月6~9日、米ラスベガス)で本モジュールを初公開し、
スポーツ用のコンセプトモデル「SmartEyeglass Attach!」を参考展示するとのことだが、各産業の警
備保障分野で先行展開させそうだ。

 



● 親指サイズのX線発生デバイス

同志社大学、京都大学らの研究グループが、親指サイズの小型X線発生デバイスを開発。X線発生源
である結晶材料や発生の仕組みを工夫し、高さ40ミリ×直径30ミリメートルの試作品を作製。発
生するのは波長が1ナノメートル以下の、医療用X線などで利用される比較的短い波長のX線。分析
装置の小型化や可搬型装置向けに提案。制動輻射と呼ばれる従来のX線発生原理を工夫し、小型化を
実現した。発生源の焦電性結晶の材料にタンタル酸リチウムを採用した。ペルチェ素子を用いて結晶
の温度を上げ下げして電界を作りX線を発生。さらに結晶が強い電圧を発生させることで電子を加速
するが、これまで必要だった高圧電源や加速機構が不要になるという。発生するのは波長が1ナノメ
ートル以下の、医療用X線などで利用される比較的短い波長のX線。分析装置の小型化や可搬型装置
向けに提案していくというから、汎用性と機動性の高い測定装置として市場を牽引していく楽しみが
ある。これは面白い!

 

ニオブ酸リチウム(LiNbO)やタンタル酸リチウム(LiTaO)等の異極像結晶を用いた
X線発生装置は、高圧電源装置を必要としないので、小型軽量で可搬性に優れており、従来のX線管

球に代わるX線源として注目されている。従来Hは、内部に低圧ガス雰囲気を維持する容器と、容器
内に配置された異極像結晶と、異極像結晶の温度を昇降させる温度昇降手段と、容器内における異極
像結晶から生じる電界の到達範囲内に配置された箔状のX線発生用金属ターゲットを備えたものだっ
た。この装置では、容器内の異極像結晶は、定常状態においても分極し、分極方向の一方の端面が正
の電
気面を形成し、他方の端面が負の電気面を形成。正の電気面と負の電気面は、それぞれ、電荷量
と等
量で異符号の電荷が吸着し常時は電気的に中性である。

ところが、異極像結晶が加熱および冷却を繰り返されると、その温度変化に伴い、結晶内部の自発分
極が増
減し、正および負の電気面の吸着電荷がその変化に追従できなくなって、電気的な中和が破ら
れ、結晶の周囲に強い電界が生じるが
、容器中の電子が、金属ターゲットから異極像結晶に向かう電

界により、金属ターゲットに向け加速され、金属ターゲットに衝突し、制動輻射によって金属ターゲ
ットを形成する物質に固有の特性X線および連続X線が発生する。異極像結晶と金属ターゲット間に
発生する電界が、異極像結晶からの距離の増大につれて急激に減衰するので、金属ターゲットに衝突
する電子のエネルギーを上げ難く、実用的十分な強度のX線が発生しないという問題がある。

そこで、上図1のように、内部に低圧ガス雰囲気を維持する容器1と、それぞれ一方向に分極し、容
器内に、正負の異なる電気面が互いに対向するように一列に配置した少なくとも2個の異極像結晶2、
3を備え、異極像結晶はそれぞれ分極方向にのびる貫通孔4、5を有し、貫通孔が互いに整合配置す
る。対向する異極像結晶の間には、金属ターゲット6が配置し、金属ターゲットを挟み隣接する異極
像結晶同士が電気的に接続し、異極像結晶と金属ターゲットでなる1つの積層体7を形成。積層体を
容器内の所定位置に固定する手段と、異極像結晶の温度を昇降させる温度制御手段8~10を備え、
異極像結晶の温度の昇降に伴い、貫通孔内に生じる電界により、電子を金属ターゲットに衝突させる
ことでX線を発生させることで、異極像結晶を用い、強いX線が発生できるX線発生装置を考案。

こうして、異極像結晶の昇温時および降温時のいずれの場合にも、金属ターゲットをほぼ垂直に貫通
する強い電界を生じさせ、それによって、金属ターゲットに対してほぼ垂直に電子を衝突させて、金
属ターゲットから電子の衝突方向に発生した強いX線を外部に照射させることができ、また、スパッ
タリングによって外に弾き出された金属ターゲットの構成原子は、その大部分が貫通孔の内壁に付着
できるため、異極像結晶の電気面の汚染が防止され、異極像結晶から発生する強電界が長時間にわた
って維持できるようになった。



圧力計測アンプ アナログ電圧出力タイプ MPV04/双葉電子工業株式会社(同上の共同出願者)



●  高効率モータの世界最高水準の省エネを実現!

東北大学とパナソニックは、ナノ結晶軟磁性合金を用いた高効率な家電用モータの試作に成功。実証
試験により、従来の電磁鋼板(ケイ素鋼板)を使用した従来モーターに比べ、電力損失が約70%減
ること
を確認。東北大の試算では、白物家電など家電用モーターに使った場合で3%以上の効率改善
が見込
める結果を得という。この成果は、東北大学の生み出した特異な自己組織化ナノヘテロアモル
ファス
構造の結晶化を利用し、超高鉄濃度ナノ結晶軟磁性合金の研究開発と、同合金を使用した各種
モータ
やトランスの実証を通じ、現状の電力損失を、70%以上削減する『省電力』を達成すしたこ
にある。


尚、評価結果は、表1に示すように本開発素材を搭載した試作モータは電磁鋼板製モータに比べて鉄
損が約70%下がり、大幅なモータ効率が改善。これは、低鉄損の特性が活かされた結果、既に90
%を超える高効率なモータにおいても3%以上が効率改善できると試算、このため世界最高水準の
ータ効率が達成できるとしている。 

  Light Bandit System

● 百パーセント自然光照明システム

太陽光ボックスと導光ケーブルから構成された「Light Bandit」システム。ボックスにたくさんのミラ
ーを内蔵し、十分な太陽光を集めて、ケーブル経由で室内の隅々に伝える。蛍光灯や電球などの照明
効果に見えるが、実は百%太陽光。ハイテクではないが、家庭やビルだけで、公共機関の建造物、農
林水産業、鉱工業産業でも応用普及していきそうだ。これは面白い。、

 

 

今夜はあっというまだった。積雪の中、午前10時に起床、いつもの午前中の作業をすまし、彼女とイ
タリアンのランチにで、午後からの作業。ところが、ブログを掲載するエネルギーは残っておらず、
テーマを「最新新技術&商品」のアラカルトに。それで良いのだ。自己のモットー「自立、自尊」に
従ったまでと腑に落とす。

コメント
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