10 郷 党 きょうとう
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他の篇と追ってことばの記録ではなく、公生活、私生活における孔
子の具体的行勣のひとつひとつを記録したものである。これらは、
とりもなおさず礼のエキスパートによる礼の実践の記録であって、
これによって当時の礼の規定の具体的内容をうかがい知ることがで
きる。事実、この篇のすべてが孔子についての記述であるわけでな
く、礼の一般的規定 を述べた部分が多いとする説もある。
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10 食事のときは、むずかしい話をしなかった。床についてから
はしゃべらなかった。
食不語。寝不言。
Confucius did not have any difficulties during the meal.
He did not talk when he slept.
【ポストエネルギー革命序論118】
あの巨人が動いた。
IBM 海水電池開発でミネラルサプライチェーン解決 ⁉
12月19日、IBM Researchの研究グループは、重金属やその他の
持続不可能な物質を使用しない新しいバッテリーの化学的性質を発
見した。この設計は、コバルトおよびニッケルを含まないカソード
と、海水から抽出された液体電解質を組み合わせており、低侵襲の
ソーシング技術の土台を築く。IBM Researchによると、ニッケルや
コバルトなどのバッテリーコンポーネントは、環境および人道上の
大きなリスクをもたらす。新しいバッテリーの構成と同じくらい有
望なのは、そのパフォーマンスの可能性。
力およびエネルギー密度、強力なエネルギー効率、低燃焼性など、
さまざまなカテゴリのリチウムイオン電池を上回ることができるこ
とが証明された。材料の調達コストが比較的低いことと相まって、
急速充電、低コストの電気自動車の目標が現実になる可能性がある。
IBM Researchは今後、Mercedes-Benz R&D North America、バッテ
リー電解質サプライヤーのセントラル硝子株式会社、およびバッテ
リーメーカーのSidusと提携する。
本電池は、これまでのリチウムイオン二次電池の性能を凌ぐ可能性
を有しており、具体的には、低コストや急速充電特性、高出力、高
エネルギー密度といった電気自動車に適した特長を有することを既
に確認している。
①電池コスト:将来的な供給問題が懸念されるコバルトやニッケル
などを正極材料に使用していないため、総合的に電池のコストを抑
えることが可能。
②急速充電:SOC(State of Charge)80%に到達するまでの充電
時間はわずか5分まで短縮されることが期待される。
③高出力密度:現行のリチウムイオン二次電池の技術を超える10
kW/Lが期待される。
④800 Wh/Lを超える高エネルギー密度が期待される。
⑤低引火性の電解質を採用。
尚、セントラル硝子株式会社は、急速に拡大が予想されるリチウム
イオン二次電池用電解液の需要に対応に、同社のグループとして、
日本国内、韓国、中国、欧州拠点にて年間5万トン以上の生産能力
を有しており、全世界に向けて供給を進め、顧客のニーズにいち早
く応えるべく、グローバル市場での展開を進めている。
ケルフリー・海水ら抽出液体電解質二次電池
①US20190348658A1 Separator for energy storage device:エネ
ルギー貯蔵装置用セパレータ
【要点】エネルギー貯蔵装置はアノードを含む。カソード;アノー
ドとカソードの両方に接触する電解質;そして、アノードとカソー
ドの間の非導電性セパレーター。セパレータは、複数の空隙を有す
る膜を含み、空隙の少なくともいくつかは無機粒子で部分的に満た
され、無機粒子は膜のせん断弾性率より大きいせん断弾性率を示す。
②WO2016132249A1 Thin film composite forward osmosis membranes
with performance enhancing layers:性能強化層を備えた薄膜複合
正浸透膜
織化単層を有する多孔性支持体を含む。 支持体上の活性層は、液
体からイオン種を除去に十分密度。
③WO2019142060A1 Rechargeable metal halide battery:充電式メ
タルハライドバッテリ
【要点】アノード、酸化ガスを含む電解質、金属ハロゲン化物で構
成された正極、ニトリル化合物を含む溶媒、負極に接触する集電コ
レクタで構成されなる二次電池の提供。
④DE112013000820T5 System and method for charging a vehicle
using a dynamic power network and system and method for con-
trolling power consumption in the vehicle:動的電力ネットワ
ークを使用して車両を充電するためのシステムおよび方法、ならび
に車両の電力消費を制御するためのシステムおよび方法
❏ 最新二次電池特許技術:コバルトフリー二次電池
①特開2013-105668 複合体及びその製造方法 株式会社日本触媒
【概要】性能を左右する重要なものとして、各種電池の
正極、負極を構成する電極材料が挙げられる。電極材料は、通常で
は、集電体、電極活物質、電極触媒、導電性物質等によって構成さ
れることになる。従来の電極材料としては、環境への負荷が小さく
、安価で、二次電池電極材料に好適な複合材料に関して、γ-Fe
O(OH)と導電助剤との混合材料を熱処理することにより、γ-
Fe2O3と導電助剤との複合材料を合成することを含む複合材料の
製造方法が開示されている(特許文献1参照)。この技術は、高電
圧、高エネルギー密度を達成でき、しかも小型かつ軽量化が可能で
あるリチウム空気二次電池が非常に注目を集めているが、次のよう
な課題があったことから開発されたものである。すなわち、正極の
材料としては、合成が容易であるコバルト酸化物(Co3O4)が多
用されているが、コバルト(Co)の資源的制約、価格問題、取扱
い安全性の面から、コバルトフリーの電極材料が求められているこ
と、そのような材料として、ナノサイズのγ-Fe2O3が報告され
ているが、充放電を繰り返し行う二次電池の特性評価においては、
容量が低下するという問題(サイクル劣化)があるため、よりサイ
クル劣化の小さい材料が求められていたことを課題とし、γ-Fe2
O3の調製を工夫することによって開発されたものである。ところ
で、電極活物質を酸素とし、それが正極となる空気極において還元
されて電気エネルギーが生じる空気電池や燃料電池が電気化学エネ
ルギーデバイスの1つとして研究されている。このような空気電池
や燃料電池は、補聴器等の小型電子機器等に適用することができ、
各種分野における実用化が期待される電池の1つとなっている。こ
れらリチウムイオン電池や空気電池等の二次電池の技術分野におい
ては、電池需要の拡大、化石燃料代替による適用用途の拡大にとも
なって、電子機器から自動車等に至る実用用途で充分な性能が発揮
されるように、電池性能の更なる向上が望まれているところである。
そこで、導電性物質上に窒素元素含有化合物及び金属酸化物を、好
ましくは、導電性物質上に窒素元素含有化合物層及び金属酸化物層
をこの順に形成する。窒素元素含有化合物としては窒素元素含有カ
ーボン、金属酸化物としては、鉄元素含有酸化物が好適であり、導
電性物質に対して金属酸化物を高分散に担持させることで、触媒性
能を向上させ、各種電池の電極材料として優れた性能を発揮できる
複合体、及び、そのような複合体を製造するのに好適な製造方法を
提供する。
❏ 最新二次電池特許技術:リチウムイオン電池
①特開2019-197634 非水系電解液 公益財団法人野口研究所他
【要点】非水系電解液は、アセトニトリルを含む非水系溶媒と、フ
ッ素含有無機リチウム塩と、pKaが1~5の添加剤と、を含有す
る。溶出された正極の遷移金属とアセトニトリルとから生成される
錯体カチオンの生成を抑制でき、この錯体カチオンの酸化還元反応
が抑制される。このため、本実施の形態の非水系電解液が電池に用
いられた際に、錯体カチオンの酸化還元反応を要因とする高温貯蔵
時の劣化が抑制されることが期待できる。
【概説】常温作動型のリチウムイオン二次電池の電解液としては、
非水系電解液を使用することが実用の見地より望ましい。例えば、
環状炭酸エステル等の高誘電率溶媒と、低級鎖状炭酸エステル等の
低粘性溶媒と、の組み合わせが、一般的な溶媒として例示される。
しかしながら、通常の高誘電率溶媒は、融点が高いことの他、非水
系電解液に用いる電解質塩の種類によっては、非水系電解液の負荷
特性(出力特性)及び低温特性を劣化させる要因にもなり得る。
このような問題を克服する溶媒の1つとして、粘度と比誘電率との
バランスに優れたニトリル系溶媒が提案されている。中でもアセト
ニトリルは、リチウムイオン二次電池の電解液に用いる溶媒として
高いポテンシャルを有する。しかしながら、アセトニトリルは、負
極で電気化学的に還元分解するという致命的な欠点があるため、実
用性能を発揮することができていなかった。この問題に対して、幾
つかの改善策が提案されている。これまでに提案されている改善策
のうち主なものは、以下の3つに分類される。
(1)特定の電解質塩、添加剤等との組み合わせによって負極を保
護し、アセトニトリルの還元分解を抑制する方法
(2)アセトニトリルの還元電位よりも貴な電位でリチウムイオン
を吸蔵する負極活物質を用いることによって、アセトニトリルの還
元分解を抑制する方法
(3)高濃度の電解質塩をアセトニトリルに溶解させて安定な液体
状態を維持する方法
②特開2019-204789 イオン性錯体、非水電解液電池用電解液、非水
電解液電池及びイオン性錯体の合成法 セントラル硝子株式会社
【概要】電池がリチウムイオン電池である場合、初充電時に負極に
リチウムカチオンが挿入される際に、負極とリチウムカチオン、又
は負極と電解液溶媒が反応し、負極表面上に炭酸リチウムや酸化リ
チウムを主成分とする被膜を形成する。この電極表面上の皮膜は
Solid Electrolyte Interface(SEI)と呼ばれ、その性質が電池の
特性に大きな影響を与える。耐久性を始めとする電池特性を向上さ
せるためには、リチウムイオン伝導性が高く、かつ、電子伝導性が
低い安定なSEIを形成させることが重要であり、添加剤と称され
る化合物を電解液中に少量(通常は0.01質量%以上10質量%
以下)加えることで、積極的に良好なSEIを形成させる試みが広
くなされている。例えば、特許文献1ではビニレンカーボネートが、
特許文献2では不飽和環状スルホン酸が、特許文献3では二酸化炭
素が、特許文献4ではテトラフルオロオキサラトリン酸リチウムが
有効なSEIを形成させる添加剤として用いられている。しかしな
がら、特許文献1から4に記載の態様であっても、45℃以上で劣
化しやすい場合があり、自動車用等、長期間、温度の高い場所で使
用する場合において改良の余地がある。
下記式(3)で示されるイオン性錯体を含有する非水電解液電池用
電解液および非水電解液電池により、高温耐久性を有する非水電解
液電池用電解液及び非水電解電池を提供する。
❏ 最新二次電池特許技術:マグネシウムイオン電池
①特開2018-163800 正極活物質およびそれを用いた水系マグネシ
ウムイオン二次電池 国立九州大学
【概要】
現在、電気自動車や電力貯蔵用などの大型用途に向けて高安全性、
低コスト、高エネルギー密度の二次電池の開発が求められている。
高エネルギー密度の二次電池としてLiイオン電池が広く普及してい
るものの、埋蔵量の関係からポストLiイオン電池として埋蔵量の豊
富なナトリウム(Na)、マグネシウム(Mg)を使用するナトリウム
電池、マグネシウム電池が、現在の主流として研究されている。ナ
トリウムに比べてマグネシウムは標準電極電位が高くなるが、重量
当たり、体積当たりの容量が大きく、またマグネシウム金属は容易
に不導体被膜を形成するため反応性が低く、安全性に優れているこ
とが利点として挙げられる。そのため、マグネシウム電池の実用化
に向けて研究が盛んに行われている。さらに、レアメタルフリーな
ブロックイオン電池は、高コストパフォーマンス指向の大型蓄電池
候補として魅力的で、最近は安価なナトリウムイオン電池のみなら
ず、容量倍増が狙えるといる理由からも、二価マグネシウム(Mg)
イオン電池に期待が集まっているが、揮発性の高いTHFや危険性の
高いグリニャール試薬以外でMgの溶解析出が容易な電解液が今のと
ころ見つかっておらず、その報告例は少ない、本発明者らは、低コ
スト、安全性の観点から電解液に水溶液を用いた水系マグネシウム
イオン二次電池の研究を行っており、マグネシウムイオン二次電池
用の正極活物質(Mg含有正極材料)として実容量266 mAh/gのMgMn
SiO4を報告し、対する負極材料としてサイクル安定性に優れたアン
トラキノン(AQ)(実容量約100 mAh/g)を報告している。
下図1のごとく、マグネシウムイオン二次電池用の正極活物質は、
マグネシウム含有金属酸化物MgMO2(Mは金属元素)から成る、安定
して充放電動作でき、さらなる高容量化を実現できる新しいタイプ
のマグネシウムイオン二次電池用の正極活物質およびそれを用いた
二次電池を提供する。
図1
図2
【符号の説明】
1 ガスケット 2 負極ケース 3 負極 4 セパレータ
5 電解液 6 正極合剤ペレット 7 正極ケース 10a ペ
レット電極 10b 塗布電極 11a スペーサー 11b ス
ペーサー 12 コインセル容器(下蓋) 13 チタンメッシュ
②特開2016-162543 ロタキサンネットワークポリマーを含有するポ
リマー電解質、及びそれを用いたマグネシウム二次電池 国立大学
法人山口大学
【要点】
(1)ロタキサンネットワークポリマー及び(2)マグネシウム塩
を含む電解質溶液を含むポリマーゲル電解質を使用したマグネシウ
ム電池は、上記ポリマーゲル電解質と負極の金属マグネシウムとの
間で、マグネシウムイオンが繰り返し溶解・析出ができ、マグネシ
ウム二次電池に使用するための、負極においてマグネシウムイオン
が、電解液との間で、繰り返し溶解・析出ができる電解質を得るこ
とを課題とする。
③特開2016-054078 ホウ素ドープかんらん石正電極のマグネシウム
二次電池
【要約】
下図1のごとく、正電極2と、金属電極からなる負電極10と、電
解質層7とこれらの間のセパレータ8、及び集電極を有する二次電
池に於いて、苦土かんらん石(Mg2SiO4)の直径0.2mm以下微粒子と
ボロンBドープの補助剤3を含むシリコン(ケイ素Si)4を含む正
電極で構成するため、苦汁かんらん石微粒子4とホウ酸を400度
摂氏以上に加熱ドープして半導体とした後、かんらん石微粒子をバ
インダーで加圧密着し薄板状にしてから、約80摂氏で真空加熱乾
燥すると共に、電解質7にはマグネシウム塩化物を主成分とした有
機溶媒液を入れ、マグネシウムカルシウム合金負電極は微粒子又は
溝状にしてから、これらを組み立て不活性気体中で密封して、常温
で作動させるホウ素ドープかんらん石マグネシウム二次電池で、エ
ネルギー密度と寿命を向上したマグネシウムイオン二次電池(常温
で作動するポストリチウム二次電池)の提供。
④特開2015-115233 マグネシウムイオン二次電池用負極、マグネシ
ウムイオン二次電池 昭和電工株式会社
【概要】マグネシウムイオン二次電池用負極活物質と、該マグネシ
ウムイオン二次電池用負極活物質に積層されたポリマー層と、を備
え、前記ポリマー層の膜厚は、1μm以上であることを特徴とする
マグネシウムイオン二次電池用負極で充放電耐性に優れるマグネシ
ウムイオン二次電池用負極、およびそのマグネシウムイオン二次電
池用負極を備えたマグネシウムイオン二次電池を提供する。
⑤特開2015-213082 マグネシウムイオン二次電池及びこれを用いた
電池パック、並びにマグネシウムイオン二次電池用電解液 大日本
印刷株式会社
【要点】電解液は、式(1)で表されるジアルキルグリコールエー
テルと、2つの同一の配位子がマグネシウム原子に結合してなるマ
グネシウム化合物との混合物を含み、配位子は、マグネシウム原子
から最も遠い位置に疎水性構造を有するマグネシウムイオン二次電
池で、高沸点溶媒を含む電解液を用い、耐熱性に優れるとともに、
充放電特性に優れるマグネシウムイオン二次電池の提供。
[R1及びR2は各々独立にC1~6のアルキル基、少なくとも一部
の水素がフッ素置換されたアルキル基或いはフェニル基若しくは少
なくとも一部の水素がハロゲン原子で置換されたフェニル基或いは
シクロヘキシル基又は少なくとも一部の水素がハロゲン原子で置換
されたシクロヘキシル基;nは1~12の整数]
☈ あの巨人が動いた。大型コンピュータメイカーのIBMのグル
ープが本格的電気自動車の蓄電池----コバルトとニッケルフリーな
電極材料と海水から抽出した電解液で構成されたタフで、高速充電
仕様の高エネルギー密度で安全(燃えにくい)電気自動車向けのリ
チウムイオン電池(併行して、念のためマグネシウムイオン電池も
リサーチしているが)を開発し実用化を目指すというからブログで
掲載したように25年まにの内燃機関自動車から燃料電気自動車へ
の劇的なシフトチンジが起きているだろう(大規模な保守反動勢力
のサボタージュがなければ)と、嘗ての巨人がそう考えての今回の
公表だろう。ところで電解液や材料などの最適解はAIを駆使して
求めたと担当責任者が明かしているが、国内特許を見る限り一部を
のぞき(ニッケルフリー材料技術)開発済みである。還元すれば、
開発戦略は米国(ドイツ)が行い、空洞化したものづくりは中国系
技術者がそれを埋めたという構図だ(嘗ての日本の新幹線技術を中
国が模倣したように)。これは面白くなる!とは言え、短時間のリ
サーチ作業で眼精脳疲労はピークに。
【世界の工芸:#CraftsOfTheWorld#SilviaDefraoui 】
テフラウィ,シルヴィア(スイス)
DEFRAOUI,Silvia
壷 Jar c.1968
Ana Vidovic plays Asturias by Isaac Albéniz
on a Jim Redgate classical guitar
❂
一陽来復 “Spring is here.”
今夜は彼女が柚風呂を用意していた。三時過ぎ。庭先のレモンの実
を全部穫り取ってくれというので、理由を聞くと、栄養不足ですす
病が酷いので追肥と消毒を日曜にやっときたいとの返事。穫り取っ
た檸檬は全部で五十個はあるか、百個はないという程度。今夜は、
ホットワインでなくホットウイスキーで休むことにし、シナモン、
レモン、クローブを準備する。勿論、ウイスキーは「トリスクラッ
シック」だ。