A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

新連載スタート!【えいたそ人形劇場】第一話『えいたそちゃんがやってきた』の巻

2015年09月09日 01時39分19秒 | 連載小説

みんな仲良しパペット仲間。


あれれ、新しいお友達かな?誰かしら?


飛び出したのはえいたそちゃんでした!


でんぱ組.incイエロー担当のえいたそちゃん。


アイコンは『ひまわり』と『パイナップル』。


チビッコたちの人気者。


お姉さん方のかわいい妹。


素敵な彼氏も出来て、『リア充』だよー。


みんながいるし仲間だもん!


ハッピープルプルピープルン!

えいたそちゃん
みんなに笑顔を
届けたよ


でんぱ組.inc「あした地球がこなごなになっても」



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黒いワンピースの女 第4話 夢

2009年09月01日 00時15分25秒 | 連載小説
それは遥かな記憶の果て。彼がまだ少年だった頃、うたかたの夢の中に彼女は現れた。彼と同じで彼女もいたいけな少女だった。

彼と彼女は何をするでもなく並んで座っていた。 「ここは寒いわ」と彼女が言ったが彼にはどうしてよいか分からなかった。彼女の黒いワンピースの肩に、自分の着ているジャンパーを掛けてやる、なんていう発想は浮かびもしなかった。
彼女とは初対面であるはずなのにどことなく懐かしい薫りがする。一緒にいて安心するようでいて、彼は緊張もしていた。

そのうちに場面が変わり彼は数人の友人達と遊んでいる。彼女は少し離れてそれを視ていた。彼は彼女の視線を強く感じた。彼女の目の前でヘマをする訳にはいかない。そう思ったとたん 馬跳びに失敗して地面に顔面から転げ落ちたところで目が覚めた。

彼の股間は粘着質の白い液体で汚れていた。 初めて味わう甘美な快感だった。

夢の中
二人が初めて
出会う場所

禁断の果実を味わってしまった彼の上に更なる試練が襲いかかる。急展開するはずの次回をお楽しみに。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黒いワンピースの女 第3話 駅

2009年08月20日 00時14分00秒 | 連載小説
終着駅が近付いてきた。彼の降りる駅だ。

夏の間この駅では高架橋改修工事をしており、二つあるプラットホームの片側しか使えない。
一日中警備員が交通整理をしている。
もっと混乱するかと思ったが、夏休みで学生がいないせいか、思いの他整然としている。
実際朝も夜も一台待てば座れるし、空調もちょうどよい。

ぼーっとしたまま、彼は居眠りをしてしまう。そんな一時の夢の中に時々黒いワンピースの女が現れる。昔はドキドキして目覚めたものだが、最近は平然としたもので、胸の高まりも感じなくなってしまった。

そもそも彼が初めて彼女を見たのも夢の中だった。

駅に着き
ホッと一息
つく間なく

彼の見た夢、それはどんな夢だったのか。秘密が明かされる次回を待て。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黒いワンピースの女 第2話 電車

2009年08月04日 00時26分09秒 | 連載小説
暑い。汗が首筋を流れ落ちる。冷房の利いた電車の中でも彼の汗を止めることは出来ないようだ。

皆半袖やノースリーヴばかりで、黒いワンピースの女の気配はない。彼は安堵感と共に軽い失望を感じた。
電車が擦れ違う時、短い警笛を鳴らす。その音に密やかな哀愁を覚える。
吊革に捕まって窓ガラスに写る乗客の姿を眺める。好みの女性を見つけると、さりげなくそっちの方を盗み見る。
前に座った男性の薄くなった髪の毛が無性に気に障る。自分の髪が禿げてきたら、迷わずスキンヘッドに剃り上げるつもりだ。

窓ガラス
実物よりも
よく見せる

何事もなく次回に続く。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする