10年程前シベールの日曜日とUP-TIGHTはそれぞれ函館/浜松で活動し、ユニークなサウンドで異彩を放った。当時裸のラリーズを引き合いに語られた彼らは、当然ながらその影響下から進化を重ね、オリジナルのスタイルを確立している。そんな二バンドが、ラリーズの代表曲「THE LAST ONE」を否応無く想起させる「THE NEXT ONE」というタイトルを冠して対バンすることには、どんな意図があるのか。大きな興味を抱いて、10数年ぶりに神楽坂のライヴハウスへ出向いた。記憶よりずっとボロくて年季の入ったエクスプロージョンの異様に大きいPAスピーカーからラリーズが流れている。家のオーディオやiPODで聴くと録音の悪さばかりが気になるラリーズのライヴ音源は、地下クラブでそれなりの音量で聴くと、実は実際のライヴ演奏に極めて近い音響であることに気付かされる。目を閉じて聴いていると、21年前に体験したライヴの耳鳴りが蘇ってくる。
BGMのラリーズはいわば、出演者と来場者の気分を「アゲる」ための触媒に過ぎず、ふたつの精神が奏でるメロディーこそが、真実の裏側に迫るリアリティーであること。それこそ「最後の者(THE LAST ONE)」の先を目指す「次の者(THE NEXT ONE)」に違いないこと。それを高らかに宣言する一夜であった。
結局「Dear☆Stageへようこそ」のビデヲは初めから存在しなかった、という結論に落ち着いた謎の日本武道館公演から五拾日過ぎた現在、新Mビデヲは未だ公開の兆しがない。代わりに新シングル「ちゅるりちゅるりら」とDVD『ワールドワイド☆でんぱツアー 2014 in 日本武道館~夢で終わらんよっ!~』のジャケと新アー写が公開された。和装コスチュームから察するに、楽曲通りグリグリハングリーでBADでSHITでxxxなサムライビデヲに仕上がっているものと予想される。気を持たせるMビデヲに対して、タイアップ系は待ったなしの過剰サービス。本日公開映画『渇き。』挿入歌「でんでんぱっしょん」の特別Mビデヲと、チュッパチャップスとのコラボ第二弾「チュッパチャップスグミの森編」ビジュアル&映像。映画のシーンの継ぎ接ぎの「でんでん」はちょっとアレだが、森の妖精でんぱ組のCMは萌え要素タップリ。使用楽曲は「ちゅるり」のカップリング「檸檬色」か。
1960年代後半に流行したサイケデリック・ロックのナンバーから成田宗弘自身がセレクト、The Jimi HendrixExperienceの『Fire』から始まり、Janis Joplinの『Move Over』やSteppenwolfの『Born To Be Wild』と言ったサイケデリック・ロックを代表する楽曲10曲を爆音ギターに乗せたVOCALOIDアレンジカヴァーアルバムが完成!
収録曲 1.Fire 2.Venus 3.Summertime Blues 4.You Keep Me Hangin On 5.Move Over 6.Born To Be Wild 7.White Rabbit 8.Kick Out The Jams 9.Astronomy Domine 10.Little Doll
recording, mix, mastering : Souichiro Nakamuraat PEACE MUSIC STUDIO, JULY 14,15, SEPT. 30, 2011
art design : JASSO
収録曲 1. 1320 2. LIFE 3. NAKED LOVERS 4. WORLD END 5. HUMAN NATURE 6. PAST AND FUTURE 7. BLOWER