A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

でんぱ組.inc/ウェイウェイ・ウー/ベー・チェチョル@パシフィコ横浜 2014.2.25(tue)+女子雛祭りの乱

2014年02月27日 00時53分37秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


東アジア文化都市2014横浜オープニング式典&コンサート 
「三都爛漫~時空を越えた音絵巻」


出演
ウェイウェイ・ウー(二胡/中国)
ベー・チェチョル(テノール/韓国)
でんぱ組.inc(『東アジア文化都市2014横浜』広報親善大使)


[概要]
◇オープニング式典
◇オープニング・コンサート[ディレクター:新井鴎子]
ピアソラ:リベルタンゴ[ウェイウェイ・ウー/中国]
服部良一:蘇州夜曲[ウェイウェイ・ウー/中国]
越谷達之助(作詞/石川啄木):初恋[ベー・チェチョル/韓国]
プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」より“誰も寝てはならぬ”[ベー・チェチョル/韓国]
米山正夫:りんご追分
でんぱれーどJAPAN/なんてったってシャングリラ/くちづけキボンヌ/でんでんぱっしょん
[でんぱ組.inc(『東アジア文化都市2014横浜』広報親善大使)]
ほか

「東アジア文化都市」の広報親善大使を務めるでんぱ組.incが先日中国・福建省泉州市で開催された「2014泉州活動年開幕式」でパフォーマンスを披露したニュースは記憶に新しいが、この日はパシフィコ横浜 会議センター1Fメインホールで開催された「東アジア文化都市」オープニング式典&コンサートに出演。海外からの来賓や政府・横浜市関係者、報道陣に交じり、応募制で募った一般観覧者が参加。スーツ姿の真面目な関係者と明らかなアイドルヲタが入り交じった観客席は、開演前から一種異様なカオスオーラが漂っていた。



オープニング式典で文化庁長官、横浜市長、泉州市(中国)と光州広域市(韓国)両代表の挨拶のあとに広報親善大使のでんぱ組の6人が登場。厳粛な場面にアキバ産萌えキュン女子の乱入はインパクト大。眠気が一気に醒めたヲタ軍も不意打ちにサイリウムをカバンから出すこともできず凍りつく。プレス用集合写真でコスプレ女子に挟まれた政府高官の笑顔はいかほどか?コスプレの「コス(cos)」の語源は「カオス(chaos)」なのかもしれない。後で知ったことだが、この日の昼間の関連イベントで最上もががケーキ1年分券を獲得したという。思いがけず誕生プレゼントをゲットしたもがたんぺ&おこぼれに与る5名は、おそらく心の底からのスマイルだったに違いない。





コンサートはディジリドゥ、篳篥、尺八を含む和洋折衷精鋭バンドと、エレガントなクラシカル美女ストリングスによるダイナミック且つセンシティヴな演奏でスタート。政府肝いりのイベントだけにクオリティの高さに圧倒される。パーカッションとディジリドゥの怪演は、上品になりがちなセレモニーを混沌艶奏会へと誘う。韓国代表「一個でも二胡」奏者ウェイウェイ・ウーの人声のような音色は異界の響き。それに輪をかける中国代表、片肺テノール歌手ベー・チェチョルの堂々とした歌は凄腕アンサンブルのバックアップを受け、Wall Of Soundで場内の空気圧を400kPa(キロパスカル)まで高める。ヒューマン・ボイス・プレッシャーと名付けたい。

 





世界的音楽家による絢爛豪華なパフォーマンスに続き「くちづけキボンヌ」のインスト・バージョンが流れる中、ステージ上のバンドはそのまま待機、さらに美女ストリングスが一列に並ぶ。わあああああぁぁぁーっっっっっあああんズヴィズダー(*´∀`*)!!!☆という甲高い雄叫びと共にでんぱ組が登場。まさかの生バンド・ウィズ・ストリングス・パフォーマンスとなった。誠に心憎いスペシャルな演出に感謝。VIPエリア以外の客席はサイリウムの乱舞。ねむきゅんグリーンが圧倒的に多いが、我らがえいたそイエローも善戦。通路の激しいヲタ芸を会場係員が猛獣に近づくように恐る恐る制止するのが面白かった。

   

  



<Set List>
1. ハジマリ。~スペシャル・ヴァージョン~
2. でんぱれーどJAPAN
3. なんてったってシャングリラ
4. くちづけキボンヌ
5. でんでんぱっしょん
-encore-
6. 故郷(withウェイウェイ・ウー&ベー・チェチョル)



★国境超え一つの音色 横浜で「東アジア文化都市」、日中韓交流事業が開幕/神奈川(カナロコ)⇒コチラ
★でんぱ組が日中韓交流ライブで大トリ(日刊スポーツ)⇒コチラ
★でんぱ組.incが国際交流コンサートの大トリで熱唱!(リアルライブ)⇒コチラ

雛祭りの乱
でんぱ組.incが結成以来の目的である「萌えキュンソングを世界に発信」活動を着々と進める中、女子アーティストたちの一向一揆的規格外活動が同時多発的に発生中。丁度長老ローリング・ストーンズの日本公演が始まったばかりだが、出口調査の結果、両者の相関関係を示す証拠は発見出来なかった。雛祭り五日前に起った女子の一斉蜂起は、後世「サン・ラー生誕100周年&頭脳警察結成45周年度雛祭りの乱」として記憶されることとなるに違いないかもしれなくもなくない。なお、夫々の謀反の詳細はリンク先を参照のこと。

●最上もが(でんぱ組.inc)
もが単ぺ!~ぱーてぃないと2!Zepp貸し切っちゃった~@Zepp DiveCity Tokyo 2014.2.26(wed)


最上もが ‏@mogatanpe 38分
【もが単ぺ!】@ ZeppDiverCity 1人で2時間話すというのはとても緊張したけど、楽しんでもらえたかな。。?(ぼくにかぶってしまった方ごめんなさい…!)みなさまほんとうにありがとうございました!!!(/ _ ; )




●きゃりーぱみゅぱみゅ
きゃりー新曲リリースイベント、合同卒業式で卒業生に卒業証書授与⇒コチラ





●ねごと×Dorothy Little Happy
QM vs @JAM開幕!ねごと&ドロシーにフロア熱狂⇒コチラ







●赤い公園×アップアップガールズ(仮)
赤い公園vsアプガ!熱闘ライブで佐藤千明「ありがとう」⇒コチラ







●BABYMETAL
前代未聞!BABYMETALのニューアルバム発売で大行列ができた件のまとめ⇒コチラ





女子謀反
一向一揆
一斉蜂起


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シクスティーズ(60代)女子の逆襲~リンダ・パーハクス/ドット・ウィギン/キャシー・ヤング/小林啓子

2014年02月26日 01時54分07秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


ビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハート・クラブ・バンド』(1967)に収録されたポール・マッカートニー作「ホエン・アイム・シックスティー・フォー」は、恋人に向かって「64歳になっても僕を必要としてくれるかい?」と問いかけるラヴソング。ジョージ・マーティンによるオールドジャズ風アレンジがノスタルジアを掻き立てるこの曲は、中間部以外はポールが10代後半の時に作ったと言われている。レコーディングは1966年12月アビーロード・スタジオ。ポールの父親ジェームズが1966年に64歳になったことでポールはこの曲を再び引っ張り出してきた。ポール自身は2006年6月18日に64歳の誕生日を迎えたが、皮肉にもその直前に再婚相手のヘザー・ミルズとの離婚を発表した。そのポールを励ます意味も込めて、彼の子供たちが集まってこの曲を録音し、誕生祝いとしてプレゼントしたという。



ポールをはじめリンゴ・スターやローリング・ストーンズのメンバーのうち3人は70代になっても音楽活動を続けているわけだが、1966年当時の彼らはジジイになってまでロックを続けているとは夢にも思わなかったに違いない。「年喰う前に死んじまいたい」と歌ったロジャー・ダルトリーとピート・タウンゼンドも60代後半。音楽表現にに年齢制限がないことは、ミュージシャンご長寿番付を見れば明らかである。文字通りの「死ぬまでロックンローラー」も続出するだろう。ポールが歌った64歳はまだまだ若手と言えるかもしれない。

そんな時節に、60代個性派女子(性)が期を同じくして元気な姿を届けてくれた。いずれも40年以上昔の輝きに勝るとも劣らぬいぶし銀の曙光を放つシクスティーズ(注:年齢)女子、略してシク女を、ご長寿ロッカー希望の星のローリング・ストーンズ来日公演直前特集としてご紹介したい。

リンダ・パーハクス Linda Perhacs


60年代後半、かの地LAで突如沸き起こった自然志向/ヒッピー・ムーヴメントの熱に浮かされた名も無い歯科衛生士、リンダ・パーハクス女史が、1970年に発表した唯一のアルバム『パラレログラムス(Parallelograms)』。彼女の患者として出会ったレナード・ローゼンマン(映画「エデンの東」「理由なき反抗」などを手掛けた映画音楽家)という人物が彼女の歌声に惚れ込みプロデューサーを買って出て制作したという。幽玄の楽園感を湛えた深い朝靄の如きエコーの中で揺蕩うゆめまぼろしのヴィヴラート・ヴォーカルが淡く仄暗い奇跡を起こした音響空間は、長らくサイケ史上に名だたるカルト・アルバムとしての地位を欲しいままにしていた。



リリース当時は大きな話題になることもなく、地道に歯科衛生士の仕事を続けたリンダは、20世紀の終焉と共にフリーフォーク・ムーヴメントの中で発掘され、活動再開し、2014年初頭2ndアルバム『ソウル・オブ・オール・ナチュラル・シングス』を完成させた。44年の年月は儚げな美少女を、皺と年輪の刻み込まれた壮観な顔つきに変身させたが、一聴すれば納得、深く謎に満ちたあの声の響きと、暗がりに仄かに広がる弱い光のようなメロディ・ラインは健在すぎるほどに健在。






ドット・ウィギン Dorothy "Dot" Wiggin


アメリカ合衆国ニューハンプシャー州フリーモント出身のウィギン三姉妹によって結成された女性ロック・グループ、シャッグス(The Shaggs)は、長年アウトサイダー・ミュージックの象徴として語り継がれてきた。フランク・ザッパをして「ビートルズよりも重要なバンド」と言わしめた1969年のデビュー・アルバム『Philosophy of the World(世界の哲学)』は、誰にも真似のできない正真正銘のオリジナリティを獲得した、世界最高且つ最悪のロック作品として名高い。父親のプロデュースで本作をひっそりリリースした後行方をくらまし、謎の存在だったウィギン姉妹をNRBQのテリー・アダムスが突き止め1979年再発、続いて後期音源からなる2ndアルバム『The Shaggs Own Thing 』をリリース。パンクブームによるルーツミュージック再評価においてセンセーションを与えた。

▼左がドット・ウィギン


90年代末に一度再結成ライヴが開催されたものの以来目立った活動もなく父親や姉と死別するが、昨年シャッグス・トリビュート・コンサートを企画した地元のインディー・ミュージシャンと共に次女のドロシー・"ドット"・ウィギンがバンドを結成。2013年夏に完全新録音によるソロ・デビュー・アルバム『レディ・ゲット・ゴー!』をリリース。音程の不安定さと相変わらずの素朴さは昔のままだが、時代がシャッグスに追いついた(退行した?)ために、まさに時代の最先端といえる世界を提示した。ジャド・フェア(ハーフ・ジャパニーズ)によるジャケットも秀逸。






●キャシー・ヤング Cathy Young


カナダ出身、1969年発表のデビュー・アルバム『A Spoonful of Cathy Young(邦題:ニュー・フォークのスター/キャシー・ヤングの世界)』はジャケットだけで大名盤に決定!もちろん内容も「うたう呪術師」と紹介される通りのブルージーなアシッド・フォーク。特に冒頭の6分超えの「スプーンフル」のディープな世界に魂を持っていかれる。



1973年にAOR寄りの2nd『トラヴェル・ステインド』でカナダのグラミー賞として有名なジュノ・アワードの最優秀新人賞に輝く。その後音楽面では立った活躍はないが、地元カナダで舞台・テレビ女優として活動し、クラブ歌手として香港のシェラトン・ホテルやバンコクのオリエンタル・ホテルなどで公演も行っていたという。2003年に30年ぶりの3rdアルバム『Days Like These』をリリース、瑞々しいカントリーポップを聴かせた。その後のCDリリースは確認出来ないが、本人のMy Spaceページには『Young Rare & Live』や『Archives』というアルバム名が書いてある。前作から既に10年以上経ってしまったが、2010年の音楽活動40周年ライヴ動画では見事に往年のニュー・フォークのスター健在なので是非とも60代の新作を期待したい。






小林啓子 Keiko Kobayashi(1946年12月10日 - )


1969年にデビューし「日本のジョーン・バエズ」と呼ばれ学生中心に人気を博したフォーク・シンガー。1970年に「比叡おろし」「恋人中心世界」がヒット、ラジオ深夜放送とNHK TV「スタジオ101」のレギュラーとして活躍。前3者のようにサイケやアシッドを謳ったわけではないが、2回もカヴァーしたジャックスの「からっぽの世界」の1971年のデビュー・アルバム『あげます』収録ヴァージョンは、過剰なテープエコーとアンチタイムな歌が昭和元禄極彩色時代を反映している。




70年代後半にシーンから遠ざかるが、25年後の2002年に活動再開し、2006年に30年ぶりのオリジナル・アルバム『始まりでもなく終わりでもなく』をリリース。そして昨年ロンドン録音を含む7年ぶりのフルアルバム『Broadway Market』をリリース。実は筆者が彼女のことを知ったのは意外にもBO NINGEN繋がりだった。何とベース&ヴォーカルのTaigen Kawabeのご母堂なのである。BO NINGENのライヴ会場でお会いした啓子さんはとてもスタイリッシュでカッコいい大人の女性だった。当時「スタジオ101」ではミニスカダンスも披露しアイドル的人気を誇ったというセクシーな魅力は歳と共に増加していることは間違いない。



▼真言宗僧侶・天野こうゆうと共に、歌とお­話で仏教説話を説くライヴイベント「うたかたり」




還暦を
過ぎて歌おう
シクスティーズ



[2/26 08:35追記]
★コチラのシク女も新作キボンヌ⇒エマニエルを超えるフェロモン・シンガー~アンヌ・アンデルセン

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ロンドンMultiple Tap大盛況、ソチ五輪閉幕に続き、日本ポップ女子雛祭りのはじまりんりん!!!

2014年02月24日 00時42分11秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


当局の発表によれば、ロンドンCafe OTOで2月22日(土)に開催された「Multiple Tap」初日は、日本カオスアーティストとそれに応える満場の倫敦っ子の発するサンバカーニバルの如き熱気に包まれた。特にJUNKOの熟女のお色気と初音階段の白波多カミンの萌えオーラに在倫敦前衛ヲタの熱い視線が火花を散らしたという。



一方ロシアのソチに於いて17日間の日程を終えたオリンピックは現地時間23日(日)20:00(日本時間24日1:00)に閉会式が開催される。セレモニーの最後に聖火が消され、五輪旗はソチから次回の開催地の韓国ピョンチャンに引き継がれるが、地球を巻き込んだ亢奮はロンドン時間23日(日)現地時間19:00(日本時間24日4:00)に開演するMultiple Tap二日目に流れ込むに違いない。

日本が目を覚ます日本時間24日(月)朝8:00頃にロンドンのMultiple Tap二日目は終演予定。膨れ上がった亢奮の幾許かは日本ポップ女子に矛先を向けることとなる。来るべき熱い女子祭りの現場を予習しておこう。

きゃりーぱみゅぱみゅ


なんだこれくしょんワールドツアー2014北米前半戦を大好評のうちに終えたきゃりーは、2月26日ニューシングル「ゆめのはじまりんりん」をリリース。きゃりーが子供から大人になっていく姿が描かれた物語仕立てのPVでは、過去の楽曲の衣装やキャラクターが登場し、卒業をテーマにした歌通りに、きゃりーの新しい夢の始まりを宣言している。



★大人になっていくきゃりーを描いた「ゆめのはじまりんりん」の感動PV解禁⇒コチラ


寺嶋由芙


「古き良き時代から来ました、まじめなアイドル、まじめにアイドル、ゆっふいーこと寺嶋由芙です」
元BiSのメンバーで現在ソロ活動中の寺嶋由芙が、 2月26日にソロデビューシングル「#ゆーふらいと」をリリース。でんぱ組.incの夢眠ねむが作詞を、小野恵令奈への楽曲提供やムーンライダーズのリミックスを手がけたことでも知られる22歳の女性クリエイター、rionosが作曲および編曲を担当している。ゆるキャラ好きのゆっふぃーらしい、軽やかな浮遊感のあるウキウキポップ。




●ナンバタタン


南波志帆+タルトタタン = ナンバタタン。マジックヴォイスでファンを魅了する南波志帆とTwitter/Facebook時代のシンデレラ・ガールとして脚光を浴びるタルトタタンによるユニットがCDデビュー。寺嶋由芙「#ゆーふらいと」のカップリング曲を手がけるヤマモトショウ(ふぇのたす)が全面サウンド・プロデュース、作詞家として松永天馬 (アーバンギャルド)と大森靖子が参加。アイドルじゃないけど萌え全開のポップセンスが新鮮。




★ナンバタタン、大森靖子作詞のアルバム表題曲PVフル公開⇒コチラ

赤い公園


バンド女子も負けてはいない。新世代オルタナ女子代表、赤い公園はシングル2ヶ月連続リリース。第1弾3rdシングル「風が知ってる/ひつじ屋さん」が2月13日リリース。「風が知ってる」はTVアニメ『とある飛空士への恋歌』EDテーマ、「ひつじ屋さん」は映画『呪報2405 ワタシが死ぬ理由 劇場版』主題歌というダブルタイアップながら、一切媚びのない徹底した妖怪ぶりが頼もしい。3月12日には4thシングル「絶対的な関係」リリース。公式ニュースレター「赤い後援会」とFacebook/Twitter連続企画「赤い公園の絶対的な関係」もスタート。




SCANDAL


オレ的キャペーン「バンド女子萌えルネサンス」の急先鋒、女子バン日本代表スキャさまことSCANDALに再びハマってます!高校生で知り合って(合ってないけど)6年後の再会は"焼け木杭に火"の体験。人気スタイリッシュ英雄(HERO)アクションゲーム「戦国BASARA4」のテーマソングをT.M.Revolutionとのスプリットシングルでリリース。でんぱ組の推しメンえいたそも戦国武将と妄想ロマンヽ(*´∀`*)ノしてるようだから、イマドキポップ女子のトレンドは戦国時代なのかもしれない。



[2/24 13:30追記]
★SCANDALメンバーモデル、Squier by Fenderより発売決定⇒コチラ

春間近
おひな様まで
女子祭り

受験生諸君にサクラが咲きますように。
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CROCODILES/Miila and the Geeks/Day and Buffalo@渋谷TSUTAYA O-nest 2014.2.20(thu)

2014年02月22日 00時15分15秒 | ロッケンロール万歳!


Alive ライブ・プロジェクト “CROCODILES special Tokyo Show 2014”

CROCODILES
Support act:Miila and the Geeks/Day and Buffalo



Jesus and Mary Chain? Stone Roses? My Bloody Valentine? 偉大なる爆音轟音遺伝子を受け継ぐCrocodiles、日本初上陸を計画中!

2008年、サンディエゴ(CA,US)で結成された2人組 – Crocodiles(クロコダイルス)の東京での初来日公演を実現させるためのプロジェクトがスタートします! 彼らのライブイベントの実施サポートをAliveで皆さんにお願いしていきます。

Plot To Blow Up The Eiffel TowerやSome Girlsといったポストパンク~ハードコアなバンドに関わっていたBrandon WelchezとCharles Rowellによって2008年に結成されたCrocodiles。Jesus & Mary Chain、My Bloody Valentineといったバンドが60年代のサイケデリック・ポップから影響を受けていたのと同様、彼らのサウンドはそれらの大先輩達の手法を 2000年代に受け継いだ轟音ポップ。今までに4枚のアルバムと数々のシングルをリリースしています。現在のライブメンバーは、中心メンバー2人とサポート2名を加えた4人編成となっており、このメンバーで日本でのライブを実施することを計画しています。

メンバーのCharlesにとっては以前彼が在籍していたバンドSome Girlsの2006年に行われた来日公演以来となり、もちろんCrocodilesにとっては初めての日本でのライブです。



Alive」とは、海外アーティストの「ライヴ・プロジェクト」を提案し、ファンから"チケットを購入する"という形で「支援」が集まった場合に公演を実現する、という新しいシステムである。ネット時代だから可能な効率的な方法であり、日本のファンが「本当に聴きたい」と望むライヴの実現を果たしている。特に大手のプロモーターが二の足を踏むコアなアーティスト&ファンにとっては、まさに理想のシステムと言える。

世界的にメジャーとインディーの垣根がなくなり、ネットを介してあらゆる地域のあらゆるジャンルの音楽にアクセス可能になった現在、音や映像はiTunesやYouTubeにより手軽に視聴できるが、だからこそ「生」のライヴの重要性は計り知れず大きい。「Alive」により一昔前なら夢にも思わなかった個性派インディーズ・アーティストを日本で観られることは誠に有意義である。

この日はUSインディー・シーンの注目アクトと日本の個性派三つ巴の熱いライヴ空間。

Day and Buffalo


2007年にロンドンで森達希(vo.b)のソロ・プロジェクトとしてスタートし、2009年に日本へ拠点を移してバンド形態で活動する5人組。完全自主制作を基本方針として、BO NINGENを日本へ紹介したイベントStyle Band Tokyoなどで活動。現在のメンバーはTatsuki Mori (Ba/Vo)、Deepa Nakasato(Vo)、Yasuaki Mochizuki(Gt/Cho)、Masahiro Suda(Gt/cho)、Yoshiyuki Kawasaki(Dr)。ボトムの座ったツインギターに男女ヴォーカルが絡むサウンドの感触は、ネオサイケ、ハッピーヴァレー(非シューゲ)、ドリームポップ等など。英語で歌うスタイルは、日本的なウェット感を払拭し、ドライで大陸的なスケールがある。少年風の女子ヴォーカルの凛とした佇まいが◎。




Miila and the Geeks


moe(vo. gt. ba.), Kaoru Ajima(drums), Ryota Komori(saxphone)から成る3ピース。2011年にデビューEPをリリース、アメリカのSXSWやイギリスのGreat Escape, Liverpool Sound Cityなどの大型フェスティバルに出演、海外ツアーも行う。ジャンルに囚われず様々な場所でライブ活動中。紹介文に80年代ノー・ウェーブ云々書いてあったので、若干斜に構えてしまったが、ギター/サックス/ドラムが鳴らす隙間の多い緊縛ロックはなかなかいい。暴れるだけじゃなくファンキーなタンギングも見事なサックスと歪んだ女子ヴォーカルがヒリヒリしてて心地良い。ベースをフィーチャーしたパートは仏蘭西レコメン代表エトロン・フー・ルルーブランを髣髴させた。




CROCODILES


2008年結成サンフランシスコ出身のBrandon Welchezto(ボーカル&ギター)とCharles Rowell(ギター)中心のノイズポップ、インディーロックユニット。過去のMVでは女子ドラマーが叩いているが、現在は坊主ドラム&長身ベース+ライダーズ革ジャン女子キーボード。ジザメリやマイブラを引き合いにしているので、シューゲ系轟音を予想していたら、思いのほか正統派のガレージロックを聴かせる。Brandonの前のめりな歌は、SHAM69のジミー・パーシーを思わせる。曲によってマージービート、ガレージサイケ、パワーポップ、ハッピーヴァレー、インディーダンス、ペイズリーアンダーグラウンド、と趣が変わり飽きさせない。髭面ドラマーのパワフルなビートは如何にも大陸出身。何となくオーストラリアやニュージランド出身バンドを思わせるいい意味でのB級感があって、個人的にツボにハマった楽しいライヴだった。




推しバンド
リクエストして
呼んじゃおう

Alive主催イベントに注目していきたい。




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【進撃の混沌】ロンドンへ向けて全日本カオス軍、暁の出撃!~Multiple Tap@Cafe OTO, London

2014年02月21日 00時35分06秒 | 素晴らしき変態音楽


情報筋によれば「世界でも類を見ない日本の音楽シーンの混沌さと過剰さを世界に発信する」イベント「Multiple Tap」に出演する為に、日本選抜18余名の闘士が、英吉利は倫敦へ向けて本日付けで全員出国したことが確認された。再度の降雪に見舞われると噂される中、国民の五人にひとりが曾地五輪のテレビ観戦で寝不足を訴える日本国を後にして、来る週末二日間に亘りロンドンカフェ音にてキラキラカオスが展開される。既に両日ともチケットはソールド・アウトであるが、興行利益が目的ではなく、コレをきっかけに世界に日本カオスカルチャーを流布すると共に、日本国内の地下/極端/混沌音楽界に変革を齎すことをも目指す高い志に、フィギュアを観ながらで結構なので、想いを馳せていただきたい。



Multiple Tap:Connect Extreme Chaotic Japanese Music Scene
タコ足配線:極端に混沌とした日本国の音楽風景を接続
章鱼触手・插座:连日本的音乐风景极其混乱
Силовые полосы:Подключите музыкальный ландшафт Японии хаотическое чрезвычайно
Bandes de puissance:Connectez le paysage de la musique du Japon chaotique extrêmement


Date:February 22nd and 23rd, 2014

Tickets: - ADVANCE -
1day £ 16 / 2days $ 45 (about £ 29)
Tickets: - DOORS -
1day £ 18

*All musicians will appear on both days.
*Limited 200

Venue:
Cafe OTO, London
18-22 Ashwin Street, Dalston, London E8 3DL



複数のタップは、口の水まきや、伝統的な実験、極端な前衛的な音楽が含まれ、日本の熱烈な混沌とした音楽シーンからミュージシャンやアーティストの本質的なラインアップを紹介。でも普通の音楽として認識されないそれらのいくつか - - さまざまなジャンル/ artformsからミュージシャン/アーティストの様々なこの特別なイベントで展示されます。ノイズから、伝統的な雅楽や義太夫三味線の前衛的な、現在の日本文化の中でいくつかの強烈な、ユニークなアーティストが選択されています。その目的は、現在進行中の日本の音楽文化の本質を共有し、日本における今後の音楽の発展のための強力な燃料となり、世界の残りの部分に向けたフィードバック用のパスを作成することです。

Нажмите несколько, вводит состав существенное из музыкантов и художников с музыкальной сцены воды Makiya рта, экспериментальной и традиционной, экстремальная музыка авангарда включен и был ярым хаос Японии. Но некоторые из них, которые не признаются в качестве нормальной музыки - я будут выставлены в этом специальном мероприятии множество музыкантов / художников из разных жанров / Artforms. От шума, авангард Gidayu сямисэн и традиционной придворной музыки, некоторые интенсивные, уникальные художники были отобраны в японской культуре сегодня. Его цель состоит в обмене суть музыкальной культуры Японии в настоящее время в стадии разработки, и мощный топлива для развития музыки в будущем в Японии, чтобы создать путь для обратной связи по отношению к остальной части мира .
(translated by Google翻訳)



SCHEDULE(each set roughly 20 min)

SATURDAY 22 FEBRUARY - SOLD OUT!!

22:35-23:00: Hatsune Kaidan (JOJO Hiroshige + T.Mikawa + Kamin Shirahata)
22:05-22:25: Doravideo + Miho Wakabayashi + Atsuhiro Ito
21:45-22:00: Makoto Kawabata
21:25-21:40: Katsura Mouri
20:55-21:15: Takahiro Kawaguchi + Makoto Oshiro
20:30-20:50: Yumiko Tanaka + Ko Ishikawa
20:05-20:25: Tetuzi Akiyama + Ken Ikeda
19:45-20:00: JUNKO
19:25-19:40: PAINJERK
19:00-19:20: Toshimaru Nakamura + Kou Katsuyoshi

SUNDAY 23 FEBRUARY - SOLD OUT!!

22:40-23:00: Hijokaidan (JOJO Hiroshige + T.Mikawa + JUNKO)
22:15-22:35: JOJO Hiroshige + Makoto Kawabata
21:45-22:05: Doravideo + PAINJERK
21:25-21:40: Ko Ishikawa
21:00-21:20: T.Mikawa + Toshimaru Nakamura + Tetuzi Akiyama
20:40-20:55: Yumiko Tanaka
20:10-20:30: JUNKO + Makoto Oshiro + Ken Ikeda
19:50-20:05: Atsuhiro Ito
19:25-19:45: Miho Wakabayashi + Katsura Mouri + Kamin Shirahata
19:00-19:20: Takahiro Kawaguchi + Kou Katsuyoshi



MultipleTap at Galaxy - Gingakei
2013年11月30日(土) 神宮前 Galaxy 銀河系
ライヴレポートはコチラ




いざ行かん
海の向こうの
音喫茶

multiple
/mˈʌltəpl/
【形容詞】【限定用法の形容詞】
1 多数の,多様な,複雑な; 多くの部分から成る.
用例 a multiple personality 多重人格.
2 【電気】〈回路が〉並列の; 複合の.

tap
/tǽp/
【名詞】
1 (たるなどの)栓;(たるの)飲み口, (水道などの)蛇口, コック(((米))faucet)
turn on [off] the tap
蛇口を開く[閉める]
drink water from the tap
蛇口から水を飲む.
2 (たる口から出した)酒;((古))特定品質の酒, 銘酒;((比喩))特質, 持ち味.
3 ((英))居酒屋, 酒場.
4 雌ねじ切り, ねじタップ.
5 《外科》(腹水などを除く)穿刺せんし.
6 (支管をさし込む)パイプ穴.
7 ((米))タップ, (コイルの)中間口出し;コンセント.
8 (電信・電話の)盗聴(器);隠しマイク
put a tap on ...
…に盗聴器をしかける.
9 ((主に英))公債, 国債.

On multiple tap blocking to avoid voltage collapse.
電圧崩壊を回避するための負荷時タップ切換器の複数タップブロッキング

Multiple-Tap, Tunable Microwave Photonic Interference Mitigation Filter
多タップ,マイクロ波フォトニクス干渉低減可変同調フィルタ

[2/21 07:20追記]
コチラの混沌も本日、亜米利加へと出獄(国)!!!!!!!
▽▽▽下山▲▲▲ ‏@1__gezan__3 3 時間
【出発】チーム下山、初アメリカ いってきます。まだ見ぬ世界にあうのだ。


コチラのカオスは昨日より印度訪問中!!!!!!!
山崎春美 ‏@GASENETACO 4時間
オート三輪のよだれ 雨上がりのバラード


[2/21 19:00追記]
香水三個女孩(Perfume)・巧克力迪斯科(Chocolate Disco)@臺灣(Taiwan)!!!!!!!
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【首ふり娘に首ったけ】メタル女子特集:ALDIOUS/CYNTIA/DOLL$BOXX/DESTROSE/MARY'S BLOOD/G∀LMET

2014年02月20日 00時15分15秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


「ゐジメ、ダメ、ゼッタイ」と首ふりながら叫んでから1年のあいだ、オレのハートはサブカルアゐドル中心世界に迷い込み、唯一無二のメタル少女ユニットBABYMETALのフォローを解除してゐたが、最近ウィルスのやうに世間に流布する鋼鉄の黙示録に再度啓示を受け、来週リリースのデビュー・アルバム『BABYMETAL』をローソンで予約してしまった。聖地(日本)武道館での赤と黒の降臨儀式に参戦はムズかしゐが、引きこもってぼっちヘドバンしながらキツネ様に憑依してゐただこうと目論んでゐる。




てなことを呟ゐたら、複数のフォロワーさんから「首ふり娘はベビメタのみに非ず」とクレームが入り、早速シェアされたようつべ動画を拝んだところじぇじぇじぇ(半死語)な亢奮に起つべきものも取り敢えず、マスカキザルの如くメタル女子をググりまくった次第。俄かメタ女ヲタの研究成果をご笑覧ゐただきたく。

ALDIOUS(アルディアス)


2008年大阪にて結成、メロディック・メタルを奏でる一方、アゲ嬢を彷彿とさせる派手な出立ちを特徴とする5人組。メンバーはRe:NO(vo・ブラック)、Yoshi(g・レッド)、トキ(g・ピンク)、サワ(b・ホワゐト)、Aruto(ds・パープル)。キャバいツケマのRe:NOのお色気とヘドバン隊長トキ主導の首ふり合戦にトキメキ。元パンク歌手の医者と肉体派ノイジシャン両氏の推薦だから、恐らくメタ女界の首領(ドン)に違ゐない。




CYNTIA(シンティア)


Silent Sirenの新作と同時にCDショップに並び「あらステキ」と気になってゐた5人組。SAKI(vo)、YUI(g)、KANOKO(ds)、AYANO(key)、AZU(b)。AZUはガレージバンドLAZYgunsBRISKYの元メンバー。アルディアス姐さんに比べて薄化粧butお胸強調の衣装とキーボード入りのポップメタルが目に眩しゐ。




DOLL$BOXX(ドールズボックス)


~偶然から生まれた出会いは、その瞬間に必然に変わった~2012年3月、女子バンドGacharic SpinにLIGHT BRINGERのFukiが参加して誕生した5人組。FUKI(vo)、TOMO-ZO(g)、FチョッパーKOGA(b)、オレオレオナ(key)、ハナ(ds)。メガネっ娘ドラマーと色違ゐ衣装にプチ萌え。背が低そうなのも魅力。アイドルになりたくてなれなゐコスプレ・アキバ系メタ女とゐったゐメージ。




DESTROSE(デストローズ)


「破壊の薔薇」とゐう名の通り、激しくも美しゐ楽曲を追求するガールズ・HR/HM バンド。Marina(vo)、Mina隊長(g)、成美(g)、miho(b)、Haruna(ds)。彼女たちやアルディアスのようなヴィジュアル系メタ女は嬢メタルと呼ばれるらしゐ。豪奢なコスプレはソソるが、ルックスだけだと性別不明なので、昔IZAMで痛ゐ想ゐをした筆者的には警戒領域である。




MARY'S BLOOD (メアリーズブラッド)


~女性の内面的な強さ・潔さを、疾走感あふれるへヴゐサウンドにのせて~。その魅惑的なルックスからは想像もできない程の「激烈なサウンド&パフォーマンス」。ヴォーカルのメロディラゐンの聴きやすさも重視した豊なゐマジネーションをもたらす音楽性。EYE(vo)、SAKI(g)、RIO(b)、MARI(ds)の4人組。ファッションセンスはメタルだけじゃなくロケンロー系も入ってて好ゐ。歌がうまゐ。




G∀LMET(ギャルメット)


G∀LMET-ギャルメット-とは…関西を拠点に活動する女の子たちのデスメタルバンドである。みっき~(vo)、髏姫-Ruki-(g)、あやの(g)、あま(b)、idyako(ds)の5人組。キュートなルックスに似合わぬデス声にギャップ萌え。ベースのメイド服も善き哉。




メタル女子
むち打ち症には
ご用心

今回はオール女子バンのみ紹介したが、男女混合メタ女バンドにもソソるものがあるので、そのうちに紹介したゐ。

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【定期】英国ジャズの未来への記憶~エルトン・ディーン/トニー・ビアンコetc.『リメンブランス』

2014年02月18日 00時19分48秒 | 素晴らしき変態音楽


『Elton Dean, Paul Dunmall, Paul Rogers, Tony Bianco/Remembrance』

NoBusiness Records
NBCD 59-60, 2013

Elton Dean - alto sax
Paul Dunmall - tenor sax
Paul Rogers - bass
Tony Bianco - drums

CD 1:
1. Trio I (Dunmall / Rogers / Bianco) 23'27"
2. Quartet (Dean / Dunmall / Rogers / Bianco) 37'32"

CD 2:
1. Duo (Rogers / Bianco) 28'30"
2. Trio II (Dean / Rogers / Bianco) 26'01"

Recorded 9th February, 2004 at Steam Room Studios, London
Recording engineer: Jon Wilkinson
Photos by Gérard Rouy except photo of Tony Bianco by Christopher Trent
Mastered by Arūnas Zujus at MAMA studios
Design by Oskaras Anosovas
Produced by Danas Mikailionis
Co-producer: Valerij Anosov


プログレッシヴ・ロックやジャズ・ロック、特にカンタベリー・ミュージックを愛好する者ならば必ず出会う名前がサックス奏者のエルトン・ディーンである。特に1969年~72年に在籍したソフト・マシーンで展開した自由度の高いプレイは、プログレ・ファンにとってのジャズ入門編とも言える。ソフト・マシーンでロック・ファンに接近する一方で、ディーン本来の姿は、デレク・ベイリー、エヴァン・パーカー、キース・ティペット、ジュリー・ドリスコール、ロル・コクスヒル等と並ぶ英国フリー・ジャズの闘士である。

3人の気心の知れたミュージシャンと2004年2月9日(なんと2006年2月8日の命日のちょうど2年前!)にロンドンで録音された本CDは、1966年に英国ブルースの父ロング・ジョン・ボールドリーのバンドBluesologyに参加して以来、40年に亘り英国音楽の最前線を歩んできたディーンの留まることのない全力疾走の記録である。



ディーンは2000年頃から、本CDに参加したアメリカ人ドラマー、トニー・ビアンコと、エンジニア兼ギタリストのジョン・ウィルキンソンと共に「フリービート」というプロジェクトをスタートした。拍子記号に従いながらフリーなプレイを展開するというコンセプトは、作曲された楽曲と完全なフリー・ミュージックの中間に位置するもので、一定のリズムと即興的なフレーズのバランスにより破綻することなく自由度の高い表現を可能にする。ビアンコが現在でも追及するこのコンセプトは、ディーン/ビアンコ/ウィルキンソン名義のCD『NORTHERN LIGHTS』(2006)に結実する。そう考えると、このCDに収録された2004年のセッションは「フリービート」拡大の実験を兼ねていたのではなかろうか。『NORTHERN LIGHTS』のダンサブルな反復ビートとは異なるが、躍動的なスピード感に貫かれた演奏には「フリービート」のコンセプトが反映されているように思われる。また、全曲ビアンコが参加していることから、主役はトニー・ビアンコとエンジニアのジョン・ウィルキンソンだと言えるだろう。収録された4つのセッション中、ディーンの参加が半分に過ぎないことも納得できる。



「ソニー・ロリンズとエヴァン・パーカーの両者の資質を兼ね備えたサックス奏者」と評されるポール・ダンモールの豪快なブロウが印象的な「トリオ 1」(CD1-1)、ビアンコのドラムと名手ポール・ロジャーズのベースが高密度に疾走する「デュオ」(CD2-1)を含め、約2時間の演奏には英国ジャズが辿り着いた表現の高みが記録されている。

『Remembrance=記憶』というタイトルが示す通り、この2年後にエルトン・ディーンは惜しくも帰らぬ人となってしまった。同志のうち、デレク・ベイリーとロル・コクスヒルも天国へ召されてしまったが、このCDに記憶された生々しいドキュメントが証明するように、歴戦の闘士が不在でも英国ジャズの前途には希望の光が差している。



記憶とは
消えることのない
ドキュメント

▼ポール・ダンモール&トニー・ビアンコ~ジョン・コルトレーンに捧ぐ

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雪ニモマケズ風評ニモマケズ、そういう女子に私はなりたい~きゃりー/でんぱ組/BiS/初音階段/BiS階段

2014年02月17日 00時30分03秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


関東地方を中心に2週連続の豪雪で都市機能が麻痺した。各地で史上最大降雪を記録、1メートルを超える積雪に襲われた地区もある。2月17日午前0時半現在、甚大な被害は報告されていないが、今後の天候によっては大震災に匹敵する災害となる可能性もある。五輪に湧く日本だが、大きな関心を持って事態を見守りたい。降雪により各地でイベント、コンサートの中止・延期が相次いでいるが、ガールズ・アーティストは負けずに果敢に前進する。そんな前向き女子たちの活躍をまとめてみた。

きゃりーぱみゅぱみゅ


2月13日(木)シアトルを皮切りに2度目のワールドツアー<NANDA COLLECTION WORLD TOUR 2014>がスタート。チケットはSold Outで会場のShowbox at the Marketは1500名のファンで埋まった。事前に練習していた英語でのMCに、場内も拍手喝采。新曲「ゆめのはじまりんりん」を海外初披露すると、ミュージックビデオ公開前にもかかわらず観客が“goodbye teacher my friends!♪”と英語のサビを大合唱する場面も。ステージセットも前回より賑やかになり、世界中のファンを魅了するステージを展開した。15日にはサンフランシスコ、16日はロサンゼルスで公演。



★ライヴレポートはコチラ


でんぱ組.inc


2月13日(木)夜、中国・福建省泉州市の泉州演劇場で開催された「2014泉州活動年開幕式」に日本代表として出席。1000人以上の政府関係者や報道陣50社以上が集結し、緊張感に包まれる会場で、中国、韓国の伝統舞踊などの演目が終わり、「次は、日本のアイドルでコスプレーヤーの登場です」との紹介でトリに登場。中国語の挨拶を交え「でんでんぱっしょん」「くちづけキボンヌ」等を熱唱し満場の拍手に迎えられた。同日昼間には泉州の名所を見学し、中国文化と歴史を学んだ。日中韓3カ国が進める文化交流事業「東アジア文化都市」の広報親善大使を務めるでんぱ組.incは、25日に横浜で開催される「東アジア文化都市2014横浜」オープニングイベントに出演する。



★ライヴレポートはコチラ
★<海外で大人気のアキバ系アイドル「でんぱ組.inc」って?>最新インタビューはコチラ

BiS(新生アイドル研究会)


2月12日(水)新宿ステーションスクエアでフリーライブ「伝えたいことがあるんだ」を開催し、7月8日に横浜アリーナでBiS解散LIVE「BiSなりの武道館」を行うと発表した。当初は、日本武道館での解散ライブを目標としていたBiS。公式サイトによると、具体的な理由は示していないが、「BiSの今までの活動により武道館公演を断念する結果となってしまいました」とのこと。武道館の代わりとして、より集客人数の多い横浜アリーナで解散ライブを行うこととなったようだ。またその前日の仙台公演で、映像監督から全裸ダイブを強要されたというショッキングなニュースも。なおBiSは解散ライブに先駆け、4月から6月にかけて全国ツアー「THE BiS WHO SOLD THE WORLD TOUR」を開催する。



★関連記事はコチラコチラ


●初音階段


マル非の萌えコラボ、初音階段は2月22,23日ロンドンCafe OTOで開催される日本のカオスカルチャーの祭典<Multiple Tap>に出演、着々と世界進出計画を実行する。その支援兵器となる洋楽カヴァーCD『恋よ、さようなら』が完成。ボカロPの秀逸なアレンジにより、前作『からっぽの世界』以上に初音ミクの萌え声と残虐ノイズの見事な融合が楽しめるこのアルバムを聴くと、日本語の湿った叙情性よりも、英語のドライで無機的なトーンの方がボカロに向いているような気がする。初音階段の海外進出が、ボカロのグローバル化に果たす役割は極めて大きいに違いない。



★Multiple Tap at Galaxy 銀河系のライヴレポートはコチラ
★ノイズの向こう側へ~JOJO広重最新インタビューは コチラ

初音階段の初音ミク役・白波多カミンの2ndアルバム「くだもの」はJOJO広重のプロデュースにより4月16日リリース。


●BiS階段


BiSの解散に伴い、デビュー・アルバムがアメリカの大手音楽雑誌、SPIN誌が選ぶ2013年度アヴァンギャルドベストアルバム7位に選ばれるなど、快挙と呼べる結果を残した世界初のノイズアイドルグループBiS階段の解散も決定。最後のライブを関西:太陽公園、関東:渋谷WWWで開催!

BiS階段 LIVE IN 太陽公園
【日程】2014年3月29日(土)
【場所】姫路・太陽公園内 天安門広場
【出演】BiS、非常階段、BiS階段

BiS階段 LAST GIG @ 渋谷WWW
【日程】2014年5月6日(火・祝)
【場所】渋谷WWW
【出演】BiS階段
*イベント詳細/注意事項はBiS階段HPに順次掲載



[2/17 13:25追記]
★BiS階段の解散ライブ決定「どうなっても知りませんよ」はコチラ

4月16日にリリースされる国内盤初のT.美川ソロ・アルバム『Bloody, innocent and Strategic』は、BiSのメンバーの数にあわせて全6曲収録、全曲とも曲名の頭文字をあわせると"BiS"になるという美川のBiS愛に貫かれた凄い作品。「でも音はいつも通りのノイズの嵐です、ご心配なく」(JOJO広重)とのこと。
[2/17 23:30追記]
Track list:1.Bloody, innocent and Strategic/2.Beyond internal Split/3.Bring impossible Satisfaction/4.Breathless incubus Sophisticated/5.Burning, isolated and Spectacular/6.Barbarian introduces Sabotage

女の子
いつも前向き
突き進め

<ヲタクだって前向きやでぇ!>
5月6日渋谷WWW・BiS階段解散ライブ、でんぱ組inc.武道館とかぶったが、すまん!これが最後!(JOJO広重)
              
でんぱ武道館17時開演…BiS階段19時開演…回せる!!!!!(フォロワー)
コメント (2)
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ZEK3=清水くるみ+米木康志+本田珠也@合羽橋なってるハウス 2014.2.13(thu)

2014年02月15日 00時49分56秒 | 素晴らしき変態音楽


1月21日新宿ピットインでの「本田珠也SESSION」で、本田がヘヴィメタルバンドSAXONのTシャツを着ていたのが気になり、彼のブログをググったところ、たいへん興味深い記事を見つけた。「Led Zeppelin そして ZEK3 へ」と題された記事の中で、本田はエルビン・ジョーンズにボンゾ(ジョン・ボーナム)を感じ、ジャズも楽しそうだと思ったのが、ジャズを始めたきっかけだと述べている。「これほどゼップ(いやボンゾかな)に造詣の深いジャズ(とは微塵も感じていないけど)ドラマーも、いないと思います」と記す通り、マニア度高めの一面はブログを参照していただきたい。要はツェッペリン好きなロック少年が父親と同じジャズの道に進んだのは、ボンゾになれると思ったからなのだろう。



ピットインでのセッションはもちろん、それ以前に観たライヴでも非ジャズ的な激烈プレイを聴かせた本田が、「このバンドを聴くということは、僕のドラムが解かるということ」と語るZEK3というトリオが俄然気になった。スケジュールをチェックし、このLed Zeppelinの作品のみを演奏するピアノトリオの直近のライヴを観に行くことにした。

ZEKトリオ/清水くるみ(p) 米木康志(b)本田珠也(ds)

Led Zeppelinの曲を演奏する超ヘビー級のピアノトリオが遂に「なってるハウス」に出演。必見です!!


ZEK3(ゼックトリオ)のメンバーは本田(ds)と清水くるみ(p)と米木康志(b)。80年代から活動する清水は作家の胡桃沢耕史の娘でジャズ・ピアニスト渋谷毅の妻。米木は今年62歳のベテラン・ベーシストで、本田珠也の父・本田竹曠率いるネイティヴ・サンに珠也と共に参加していた。三人の中で唯一Zeppelinの来日公演を観たという。ZEKとはレッド・ツェッペリンの「ZEP」と「絶句」をもじった名前で、こんなユニットは世界に唯一なのでみんなが絶句するだろうという意味。本田の記憶によれば、以前清水とのセッションをした時にツェッペリンの楽曲があり、ZEP好きな本田が食いついて「ツェッペリンの曲だけのセッションをやろう」と提案したことがきっかけだとのこと。清水にとってもレッド・ツェッペリンは文学少女だった頃からのアイドル的存在とのことで、レギュラーユニットとして全国ツアーすることになる。林栄一(as)を加えたZEK4や大編成のZEKオーケストラもある。


(写真の撮影・掲載については出演者の許可を得ています。以下同)

ZEK3が、西荻窪アケタの店と並ぶフリージャズの殿堂、なってるハウスに初出演。開演前に清水と米木が楽譜を見ながら曲順やアレンジを話し合っている。ステージに上がった3人はお揃いのブラックの「ZEK」Tシャツ。清水が軽く挨拶、5曲目は未定とのこと。筆者の愛聴盤はライヴLP『永遠の詩』なので正直ZEPは余り詳しくないが、有名曲を期待していた訳ではなかったので曲を知らなくても問題ない。メロディやコード進行はZEPのオリジナルに準じているので、所謂ジャズ的なテーマとソロの繰り返しではなく、ストーリー性のあるドラマチックな演奏が展開される。その流れの中で各自が時に破天荒に、時にメロディアスに繰り広げるプレイが面白い。フリージャズのスポンテニアスな即興ではなく、ひとつのグルーヴに貫かれたアドリブは、3人が進む方向を同じくしているが故に、完全即興よりずっとエモーショナルで、ずっとエクストリームで、ずっとジャンルレスな表現が生まれる。ZEPフリークの3人らしく、セットリストはかなりレアな曲で占められたが、聴き覚えがあろうが無かろうが、ツェッペリンならではのブルース感覚が強調された演奏に聴き手の心は激しく幻惑される。もちろん歌いながら演奏するミュージシャン自身も同じくDazed & Confusedされているに違いない。



アンコールを含むラスト2曲の有名曲が、祭典の日さながらに胸いっぱいの愛を喚起してカタストロフをもたらした。このトリオに絶句するのは生演奏に接したことが無い者だけだろう。誰でも一度ライヴを経験すれば、類い稀な「絶頂感」(Z)と「悦楽」(E)と「感動」(K)に包まれることは間違いない。このトリオをぜひダンスホールか夏フェスで聴いてみたい、と思ったら、7月の宮崎フェニックス・ジャズ・フェスティバルに出演が決まったとのこと。ZEK3を南国の太陽の下で楽しむことは天国への階段を上るような経験に違いない。




[Set List](収録アルバム)
1ST
1. WE’RE GONNA GROOVE (Coda)
2. KASHMIR (Physical Graffiti)
3. THE WANTON SONG (Physical Graffiti)
4. SINCE I'VE BEEN LOVING YOU (Led Zeppelin III)
5. FOUR STICKS (Led Zeppelin IV)

2ND
1. OVER THE HILL FARAWAY (Houses of the Holy)
2. WHAT IS AND WHAT SHOULD NEVER BE (Led Zeppelin II)
3. FRIENDS (Led Zeppelin III)
4. THE RAIN SONG (Houses of the Holy)
5. IMMIGRANT SONG (Led Zeppelin III)

ENCORE
- ROCK AND ROLL (Led Zeppelin IV)

飛行船
永遠の詩を
奏でます

写真で分かるように下手ドラム側で観たので、ドラムの音が圧倒的に大きく響いて来た。まるで水を得た白鯨(Moby Dick)さながらの溌剌としたプレイだった。
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【島根じゃないもん】キミは鳥取県にいる謎キャラ『ネギマン』を知っているか?

2014年02月14日 00時28分31秒 | 映画やDVDのこと


山陰地方の玄関「鳥取県」と言えば砂丘があり、ラッキョウが有名であり、47都道府県のうち唯一スターバックスがない県としても知られている。字面が似ているせいか、隣の島根県と混同されることも多い。

そんな鳥取県米子市に『ネギマン』というキャラがいるのをご存知だろうか? 今流行りのゆるキャラだと思ったら大間違い! 1ミリたりもゆるくはない!! エヴァンゲリオン制作のガイナックスが本気の特撮映画を作るほどのガチっぷりなのだ!

・鳥取県米子の『ネギマン』
説明しよう! 米子市は鳥取県西部に位置し、北は『鬼太郎』で有名な境港市に、西は島根県安来市に接している。同じ県内なのに砂丘がある鳥取市から絶望的に遠い。しかし、現地で食べられる松葉ガニは絶品。あと白ネギが有名である。そんな米子にネギマンが現れたというのだ。

・ネギなので何を考えているかわからない
ネギマンのプロフィールは以下の通り。

“ネギマンは鳥取県西部の弓ヶ浜半島に突如として出現した巨大な白ネギです。まるでヒーローと勘違いされそうな姿ですが、なにしろネギですから何を考えているかは今のところ理解不能で、人類との意思疎通は難しいと考えられます。”(公式サイトより引用)

米子市の映画祭「米子映画事変」のキャラとして誕生したそうだが、ネギなので何を考えているかわからないとか、人類と意思疎通が難しいとか果てしなく意味がわからないキャラである。だがしかし……!!

・特撮映画がガチすぎて震えが止まらない(笑)
このネギマンが特撮映像化しているのだ。本編はYouTube「『ネギマン』第1話~4話」で確認できるが、制作はエヴァンゲリオンで知られるガイナックス! 監督は赤井孝美氏、そしてスーツはヒーローフィギュアの大御所とも言われる造型師の三枝徹氏が担当。

ワンダーフェスティバル2014[冬]では、実際に撮影に使われた模型も展示されていたのだが、信じられないほどのクオリティだ。ガチすぎて震えが止まらない……! 「何しろネギ」なのに!!

・敵は島根県だった
ちなみにネギマンが戦う相手は島根県松江の「マツエ・ジョー」だ。詳しくは映像で確認してほしいが、ただでさえ鳥取と島根はライバル関係だというのに、これでは完全に喧嘩を売っている気が……なお、松江出身の記者にネギマンについて聞いてみたところ、目もあわせずに「別に?」と言われてしまった。違う意味でも震えが止まらないのだが……。

なお、『ネギマン』の本編はYouTubeに公開されいるが、大幅にブラッシュアップしたものがDVD化したという。ワンフェスブースで聞いてみたところ「全然違うものになっています」とのことだったので、ネギマンが気になった人は両方チェックしてみてもいいだろう!
(Rocket News 24)

▼ネギマンの歌



▼宿敵マツエ・ジョーと


▼Youtube版はこちら! 『ネギマン』第1話



▼『ネギマン』第2話



▼『ネギマン』第3話



▼『ネギマン』第4話



▼『ネギマン』DVD  カッケーッ!


▼鳥取のゆるキャラ「トッキーノ」「ヨネギーズ」「トリピー」



鳥取と
島根と新潟の
三つ巴

▼鳥取のご当地アイドル「こすぴッと」はネギとは無関係





▼島根のご当地アイドル「Shimane Diva Project」はバンドスタイル





▼こんにちネギネギ!は新潟の「Negicco」の専売特許




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