【Credit】
Artist : Keroppy Maeda x Takeshi Goda
Title :Electric Tjurunga(エレクトリック・チューリンガ)~Live Recording @ Kondo Sound Body Laboratory
Track List:
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Transmission
Electric Tjurunga I
The man blowed us
Electric Tjurunga II
Immortality
Fly away
Dedicated to Toshinori Kondo (1948 - 2020)
ケロッピー前田: electric didgeridoo, synth, clapstick, gong, sound tube
剛田武: reed-flute, shinobue, folk flute, noise dolls, percussion / produce and mastering
Recorded at 近藤音体研究所 2021年2月14日
Special thanks to 近藤空太、近藤陽太、近藤音体研究所
(c) 2021 Les Disques Du Daemonium 盤魔-003
1962年千葉県生まれ。77年パンクに衝撃を受けバンド活動開始。80年代前半地下音楽と交わる。サイケバンドでTV番組『イカ天』に出演するも94年に解散。サラリーマン生活の傍ら2005年にブログ「A Challenge To Fate」をスタートし、音楽サイトJazzTokyo等で執筆活動。著書『地下音楽への招待』(ロフトブックス2016年)。DJ NecronomiconとしてDJイベント『盤魔殿』および自主レーベル「Les Disques Du Daemonium」を主宰。2019年から演奏活動を再開、フルートにサックスのマウスピースを付けたリード・フルートや人形型電子楽器ノイズ・ドールといった異形の楽器を操るソロ活動の他、Marc LoweとのデュオLower Than Godなどでも活動する。 https://blog.goo.ne.jp/googoogoo2005_01
生と死を
繋ぐ音楽
滲みでる
●レコ発イベント決定!!!
盤魔殿 presents
NEO UNDERGROUND vol.3
~ケロッピー前田 x 剛田武「Electric Tjurunga(エレクトリック・チューリンガ)」Release Party~
盤魔殿レーベル"Les Disques Du Daemonium"とは…
異端DJイベント『盤魔殿』が主宰する音楽レーベル。盤魔殿DJがセレクトするおススメアーティストやユニークなMIXをリリースしていく。
盤魔-001『Lower Than God / We Advance Masked』(2020/9/27 release)
盤魔-002『Rie Fukuda / 狩赤夢 -Live at EdgeEnd Nov.2020-』(2020/11/29 release)
盤魔-003『ケロッピー前田 x 剛田武 / Electric Tjurunga(エレクトリック・チューリンガ)』(2021/4/16 release)
盤魔-004『Various Artists / 盤魔殿Flashback』(2021/4/16 release)
いわゆるノイズ・ミュージックを形容する際に使われる”物音ノイズ”という言葉がある。ノイズ・ミュージック(単にノイズともいう)とは、1913年にイタリア未来派のアーティスト、ルイジ・ルッソロによる論文『騒音芸術(L’arte dei rumori)』と彼が発明した騒音楽器イントナルモーリをはじめとして、創作楽器や電子楽器などノイズ(雑音・騒音)を出すための機器を用いて演奏されることが多い。そうした楽器を使わず、物体(オブジェ)と物体(オブジェ)が接触するときに発生する具体音を素材とするのが”物音ノイズ”である。そもそも音は何かと何かが接触することで生まれる空気振動が耳殻に伝わることで認知される現象であることを考えれば、殊更に”物音”と言いたてる必要はないはずだが、音を音楽(または音楽用語としてのノイズ)に変えるためには、何らかの人工的な変換作操作が必要だ、という前提(先入観)があるのだろう。
Recorded live at Gallery Nomart, Osaka, 2020.9.12
The solo exhibition “Vessel of Catastrophe” by Nana Kuromiya
黒宮菜菜個展 “カタストロフの器” 会場にて
Art direction & Produce: 林聡 Satoshi Hayashi
Art work: 黒宮菜菜 Nana Kuromiya
Text: sara
Translation: 茨木千尋 Chihiro Ibaraki
Design: 冨安彩梨咲 Arisa Tomiyasu
イギリス、ロンドンのテムズ川沿いにある現代美術館テート・モダーンの常設展に「The Disappearing Figure : Art After Catastrophe(消失する形象:カタストロフの後の芸術)」と名付けられた展示室がある。第二次世界大戦という壊滅的な出来事の後、いかにして作品を作り続けるか、という20世紀半ばの芸術家にとって最大の問題に取り組んだ作品を集めた展示である。欧米そして日本中心の社会的・政治的な秩序が崩壊し、すべての価値観の大変革を経験した世界に於いて、ある者は非西欧的文化を参照し、ある者は作為を排除し自然発生的な手法を取り入れ、ある者は特殊な素材を使って実験し、芸術の大変革を推し進めた。メインの展示のひとつにアメリカのジャクソン・ポロックの「Number 14」(1951)がある。床に置いたキャンバスに塗料を滴らせる”ドリッピング(Dripping)”と呼ばれる手法でカラフルな抽象絵画を発表していたポロックが、黒の塗料を棒や注射器で注ぐ”ポーリング(Pouring)”という手法で描いた白黒の作品である。これは1951年から1954年の間に制作されたBlack Pouringsと呼ばれるシリーズのひとつで、成功のプレッシャーでアルコール依存症に陥り1956年に自動車事故で44歳の生涯を閉じるポロックの最後の傑作と言われている。
Recorded live at Gallery Nomart, Osaka, 2020.7.18
The solo exhibition “Atlas” by Motonori Inagaki
稲垣元則個展 “Atlas” 会場にて
Remixed by Satoshi Hayashi
Art direction & Produce: 林聡 Satoshi Hayashi
Art work: 稲垣元則 Motonori Inagaki
Liner notes: 田中ゑれ奈 Erena Tanaka / 茨木千尋 Chihiro Ibaraki
Translation: 茨木千尋 Chihiro Ibaraki
Design: 冨安彩梨咲 Arisa Tomiyasu
出演:
Nguyen Le グェン・レ
Nels Cline ネルス・クライン
Michael Gregory Jackson マイケル・グレゴリー・ジャクソン
Wolfgang Muthspiel ウォルフガング・ムースピール
Mary Halvorson with Tomas Fujiwara メアリー・ハルバーソン&トマ・フジワラ
Henry Kaiser ヘンリー・カイザー
Anthony Pirog アンソニー・ピログ。
『Swirling』は1999年の『A Song for the Sun』以来となる、サン・ラ・アーケストラのスタジオ作品である。フィラデルフィアのRittenhouse Soundworksで録音されたこのアルバムで、アレンは演奏だけでなく、ミキシング、エンジニアリング、プロダクション、そしてアーケストラの名曲の再アレンジも手掛けている。2020年の大半が破滅的な雰囲気に包まれている今、人間はよりスピリチュアルな世界へと進化し、両手を広げて歓迎される必要がある、というサン・ラのメッセージにとって、これ以上ベストなタイミングはないだろう。