第三届明天音乐节 3rd Tomorrow Festival Shenzhen China
2016.5.11 - 5.15
B10现场(深圳市南山区华侨城创意园北区C2栋北侧)
B10 Live (North Side of Building C2, North District of OCT-LOFT, Shenzhen)
“born to be wild”そのものの灰野敬二がおのれの原点の曲を選んでヴォーカリストに徹し、自分の子供世代のメンバー4人と挑むロックのネクスト・レベル。水原弘も、城卓矢も、天知茂も、ステッペンウルフも、ビリー・ホリデイも、ドアーズも、スペンサー・デイヴィス・グループも、ジーン・ヴィンセントも、ジェイムス・ブラウンも、ビートルズも、ウォーカー・ブラザーズも、ソニックスも、すべてロックとして炸裂させる。完膚無きまでに打ちのめされるしかない。(行川和彦)
サン・ラ・アーケストラの音楽監督マーシャル・アレン Marshall Belford Allen は1924年5月25日に地球に到着した(普通にいえば誕生日だが、アーケストラは宇宙から来た楽団である)。人間歴でいえば92歳になった不偏不党の変態音楽家にインタビューさせていただくまでのちょっと恥ずかしいエピソードを晒すことで、我が音楽歴に師として輝くマーシャル・アレン師の92歳のご到着日(誕生日)のささやかなプレゼントとさせていただきたい。
とにかく当たって砕けろと、Jazz Right Nowのパートナー齊藤聡氏にカメラマンとして同行いただき、新木場STUDIOCOASTの楽屋に乗り込んだのである。事前に連絡が来た取材時間は30分間。通訳さんを間に話すと時間が無くなりそうなので、頼りない英語で直接話すことにした。楽屋は広いがメンバー13人とスタッフで騒がしい。楽屋の外の通路にあるスタッフ用の4人掛けのミーティングテーブルでインタビューすることになった。マーシャル師は90歳を超えているとは思えない、しっかりした話し振りで、こちらの質問を適当に無視して独り語りのように饒舌に話してくれた。
第二次大戦中18歳のとき「92nd Infantry Division:第92歩兵師団)に所属し、17th Division Special Sevice Bandでクラリネットとアルトサックスを演奏する。フランスのパリに駐在中にArt Simmons pとDon Byas saxと共演。また、40年代後半James Moodyとツアーしレコーディングにも参加。名誉除隊後、パリ音楽院 Paris Conservatory of Music で学ぶ。
3. パリ(Army, Art Simmons, James Moody)時代のレパートリーは?
1951年米国に帰国しシカゴを拠点に自分のバンドを率いてクラブやダンスホールで活動。同時に作曲やアレンジも行う。
4. シカゴ時代には地元のシーン(のちのAACM Association for the Advancement of Creative Musicians, Art Ensemble Of Chicago)との関連はありましたか?
1956年にSun Raと出会い、彼の音楽コスモロジーの熱心な学徒となる。
1958年Sun Ra Arkestraに参加、それ以来サン・ラのリードセクションのリーダーとなる。
5. Sun Ra(ハーマン・プール・ブラント/ソニー・ブラント、1914年5月22日-1993年5月30日、アラバマ州バーミンガム生)との出会い
6. Sun Raのどこに惹かれたのか?
7. John GilmoreやPat Patrick 等他のメンバーについて
●Paul Bley Quintet - Barrage 1965
Paul Bley p, Eddie Gomez b, Milford Graves ds, Dewey Johnson tp, MA as
1964-10-15 NYC
7. Paul Bley 、Milford Gravesなどとの出会い、当時のNYシーンの印象は?
8. Sun Raとは別のソロ活動は他にもしていたのか?
サックスのPyrotechnic effectを習得「"wanted to play on a broader sound basis rather than on chords" (1971 interview with Tam Fiofori cited in). コードに沿うのではなくもっと広いサウンドのプレイをしたかった」
9. 手をキーの上をスライドする独自のプレイを習得したのはいつ頃?きっかけは?
10. E.V.I.をプレイしだしたのはいつ頃?きっかけは?
1960年代 Olatunji and his Drums of Passionと演奏、アフリカの弦楽器KORAを演奏、ワールドミュージックの先駆けとなる
11. KORAをプレイし始めたのは?きっかけは?
12. Art Ensemble Of Chicagoもアフリカの楽器を使っていたが、影響/交流はあったか?
評論家Scott Yanowは「別次元のJohnny Hodges」のようにプレイする、と評した
Sun Ra1993とJohn Gilmore1995の死後、Arkestraを率いて2枚(*要確認)のアルバムをリリース。
2004年5月NY第9回Vision Festivalで80歳記念コンサートを開催
2008年NY Sullivan Hallで生誕記念コンサート開催
Sun Raの200作超のレコーディングに参加するとともに、NRBQ、Phish, Sonic Youth, Medeski, Martin & Wood等の幅広いグループのコンサートやレコーディングに参加。
13. Sun Raの影響は今の若いジャズ、ジャムバンド、クラブミュージックに大きいが、どう思いますか?
14. 50~80年代の活動中にSun Raの音楽がこれほど大きな影響をもたらすとは思っていましたか?
15. Sun Raの何が最も大きな魅力だと思いますか?
●Surrender To The Air - s/t 1998
Trey Anastasio g(Phish)によるフリージャズアンサンブル。20世紀に於けるサン・ラの重要性を問い直す目的で結成された。MA, Damon Choice vib, Michael Ray tp(Sun Ra Arkestra), John Medeski key, Marc Ribot g, 1996-4 1回限りのコンサートのライヴ録音
●Terry Adams (NRBQ p Louisville, Kentucky August 14, 1948) & Marshall Allen - Ten by Two 2005 (Toronto Downtown Jazz Festival, June 27, 1997. /Brooklyn Museum, August 18, 1996).
●Medeski, Martin & Wood - The Dropper 2000
16. 90年代半ば:Surrender To The Air(Phish)、Terry Adams (NRBQ)、Medeski, Martin & Wood、Sonic Youthなどオルタナ系アーティストとコラボをするが、それ以前に異ジャンルのコラボはあったか?
●Lou Grassi's PoBand Joseph Jarman, John Tchicaiとも共演
Lou Grassi(ds Summit, NJ,1947生)のプロジェクト 1999,2000に共演。
●Konstrukt
Variation Of The Day 2011 2010-9-30 Istanbul
Live at San'Anna Arresi Jazz Festival 2014 2013-8-30
●Caribou Vibration Orchestra 2011
All Tomorrow's Parties Minehead England クラブミュージック
●Weasel Walter,Elliot Levin, Denis Beuret, 2012 Philadelphia
●Marshall Allen & The Heliocentrics 2015 Worldwide Awards ジャズファンク
17. 2000年代以降共演している新世代ミュージシャンThe Heliocentrics(2015)、 Konstrukt(2010,13)、Caribou Vibration Orchestra(2011)、Weasel Walter(2012)について
18. Robert Glaspar, Flying Lotus, Kamasi Washingtonなどクラブミュージックの影響を受けたアーティストについて。
●来日歴
1988年8月 Live Under The Sky、新宿ピットイン
2002年9月 よみうりランド True Peoples Celebration
Medeski, Martin & Wood , フアナ・モリナ、こだま和文、Voredoms、レイハラカミ、Little Tempo、山本精一&勝井裕二
2014年7月4、5日ブルーノート東京:Sun Ra生誕100周年
●Cinema Soloriens - Cult of Saint Margaret 2015
1994年に映像作家/音楽家のJames Harrar tsとMAにより結成されたマルチメディアプロジェクト。Rogier Smal dsを加えたコアトリオによるElectric Jazz, Rock, Classical, Folk, Techno のハイブリッドユニット。Daevid Allen, Arthur Doyle, Chris Cutler & Geoff Leigh (Henary Cow, Artaud Beats), 808 Stateのメンバー 等
24. 1994年に映像作家/音楽家のJames Harrarと結成したCinema Soloriens について
●The Celestrial Communication Orchestra - H.Con.Res.57 / Treasure Box 2003
Alan Silva bが1969年から率いる即興オーケストラ。Alan Silva 指揮,Syn, William Parker b, Bobby Few p, Joseph Bowie tb, Baikida Carrol tp, 沖至 tp etc. 2001-5-24,27 Poschiavo, Switzerland録音
●Milford Graves / Marshall Allen / Henry Grimes at a Benefit Concert for The Under_Line 2012-12-4
●The Magic Science Quartet (MA, Henry Grimes, Avreeayl Ra, Cornelia Muller) 2015-9-19 Poschiavo, Switzerland
25. Arkestra 以外の現在の活動は? Henry Grimes, Milford Graves, Alan Silvaなど?
●Sun Ra All Stars
Sun Ra, Archie Shepp, Don Cherry, Lester Bowie, John Gilmore, Don Moye, Richard Davis, Clliford Jarvis etc1983-10-27~11-1 ヨーロッパツアー
●The Sensational Guitars Of Dan & Dale
Sun RaとBlues Projectのメンバーによる匿名(Pseudonym)バンド。廉価版レーベルDiplomat Recordsより60年代にヒット曲のインストカヴァーLPを数枚リリース。Andy Kulberg, Danny Kalb, Steve Katz, Sun Ra, John Gilmore, Pat Patrick etc.
Hikarie Contemporary Art Eye vol.4
「アウトサイダーアートの地平」
渋谷ヒカリエ8階 8/ CUBE、5月24日[火]- 6月5日[日]
出展作家:Jemes Castle, Michel Dave, Johann Fischer, Madge Gill, Franz Kernbeis, Donald Mitchell , J.B. Murray, 成瀬麻紀子 , Heinrich Reisenbauer, 坂上チユキ, Harald Stoffes, Oswald Tschirtner, 山本純子, August Walla, Anna Zemánková
1. Skulls in the Stars(スカルズ イン ザ スターズ)
2. Nayenezgani(ナイエネズガニ)
3. 暗黒少女戦隊
1曲目が超待望されているSKULLS IN THE STARSとなります。作曲担当がフランスのDan Terminusとなって、80年代のホラー映画やアニメOAVの影響が溢れていてライブ会場でも非常に盛り上がる曲です。
2曲目はAl-Kamarが作曲したNAYENEZGANIとなります。クラストをモチーフした雰囲気でアイドル曲に今までなかった捻くっているビートを使われていて、漆黒に染めたハードな曲です。
3曲目は同人音楽サークル明鏡-meikyoのこうたさんが作曲したコラボ曲です。元々クトゥルフ少女戦隊と言う小説のテーマソングとして使われ、こちらはネクロノマイドルが特別にアレンジしたほぼオリジナルバージョンとなります。ポップでアキバ風な楽曲でディープなクトゥルフ神話的な歌詞でアイドルファンでもコアなラブクラフトファンでも楽しめる一曲です。
『IZ / Kelengke 影子 SHADOW』(2010)
風刺画風のイラストのジャケットから想像がつくように、ポップな色彩感覚を発揮した作品。東ヨーロッパの地下プログレッシヴロック、特にチェコスロバキアのPlastic People Of The Universeに近い怨念じみた歌を聴かせる。個人的にこのCDが最も気に入った。
『IZ / Jangqerek 廻声 Echo』(2013)
前作のカラフルなプログレ色が再び暗黒に回帰し、80年代インダストリアルミュージックに接近。黄泉の国から地響きが聴こえ、チベットの仏教僧の読経に似たディープな低音ヴォイスが魂を誘う。ライバッハ LAIBACH、テストデプト Test Dept.、カレント93 Current 93などを思わせるが、得体の知れない邪悪さに、息をするのも困難になる。