先日も書いたように、最近、裸のラリーズにはまっている。UNIVIVEというレーベルからCDRでライヴやリハーサルの音質の良い音源が続々発売されているのだ。今のところ「CRADLE SALOON 78」(4CDR)、「MARS STUDIO 80」(3CDR)、「LAID DOWN 76」(4CDR)、「Naked DIZA STAR」(プレス3CD)の4作をネットオークションで手に入れた。正規の音源が90年代初頭に発売した3タイトルのCD(内2枚所有)と74年の「OZ DAYS LIVE」2LPの1面(ブートCDで所有)、あと雑誌の付録の7インチでしか手に入らず、長年に亘って”日本ロック史上最大の謎”と呼ばれてきた裸のラリーズ。
中心人物はvo.gの水谷孝氏で、彼自身がラリーズそのものである。基本的には2~3コードのリフが延々繰り返され、その上に水谷氏のメランコリックなヴォーカルと過激なファズ・ギターがのり、1曲が最短で10分、長いものでは30分を超える演奏。
よく水谷氏と灰野敬二氏の類似性が指摘されるが、リズムもメロディも破壊するような灰野氏の演奏に対して、ラリーズは基本的に8ビートのロックであり、メロディもはっきりしている。ただ黒いイメージとアンダーグラウンドな香りは強く共通している。私は93年にクラブチッタで観たのが唯一のラリーズ体験。3日間耳鳴りが止まなかった。
もう10年以上もライヴを行っていないラリーズだが、再び私たちの前に姿を現すことはあるのだろうか。そんなことを考えながら、地下生活者の放つ隠微な芳香に、私は今日も酔い痴れるのだ。
中心人物はvo.gの水谷孝氏で、彼自身がラリーズそのものである。基本的には2~3コードのリフが延々繰り返され、その上に水谷氏のメランコリックなヴォーカルと過激なファズ・ギターがのり、1曲が最短で10分、長いものでは30分を超える演奏。
よく水谷氏と灰野敬二氏の類似性が指摘されるが、リズムもメロディも破壊するような灰野氏の演奏に対して、ラリーズは基本的に8ビートのロックであり、メロディもはっきりしている。ただ黒いイメージとアンダーグラウンドな香りは強く共通している。私は93年にクラブチッタで観たのが唯一のラリーズ体験。3日間耳鳴りが止まなかった。
もう10年以上もライヴを行っていないラリーズだが、再び私たちの前に姿を現すことはあるのだろうか。そんなことを考えながら、地下生活者の放つ隠微な芳香に、私は今日も酔い痴れるのだ。