A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

高円寺ペンギンハウス

2005年04月29日 01時23分27秒 | お気に入りの場所
高円寺純情商店街を抜けて少し左へ行ったドトールコーヒーのB1にライヴハウス&パブのペンギンハウスがあります。開店は1984年ということですから20年もの歴史のあるお店ですが、私が通い始めたのは3年くらい前から。このお店の特徴はステージがとても近いこと。最前列に座ると、左右のモニタースピーカーの間に位置することになります。演奏者との距離は1mもないほど。
出演者は灰野敬二さんをはじめとするアンダーグラウンドロックや三上寛さん等のフォーク、ジャズと盛り沢山。海外からのくせもの来日アーティストも出演しています。
今日は灰野敬二さんと狩俣道夫さん(ss,fl,vo)のデュオにゲストa qui avec Gabrielさん(accordion)、河崎純(wood bass)のライヴを観てきました。狩俣さんとのデュオの時は灰野さんは必ずフルートとドラムを演奏します。もちろんギターも弾きますが。今日は4人によるセッションでまったりとしたアコーディオンの響きが催眠効果を持った演奏でした。「骨まで愛して」「知りたくないの」「月の砂漠」などで灰野さんはヴォーカルを披露。夢見心地のライヴでした。
ペンギンハウスは値段も割と安いのでふらっと遊びにいっても良いライヴが楽しめますよ。
ペンギンハウスホームページ
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灰野さんは5月も忙しい

2005年04月28日 01時24分59秒 | 灰野敬二さんのこと
ここのところブログ更新をさぼっていて申し訳ありませんでした。といってもあまりネタがないので灰野敬二さんの今後のスケジュールを。
4/28(木)高円寺ペンギンハウス デュオwith狩俣道夫(ss,fl,vo)ゲストあり
4/30(土)シネマアートン下北沢 楽音キネマVol.2 中上健二の残したフィルムに灰野さんが生で音楽をつけるという画期的な試み
5/3(火) 高円寺ショウボート 生誕記念ソロ 53歳の誕生日ライヴ 
5/5(木) 新宿ゴールデン街裏窓 「稀にしか姿を現さない音の楽器(かたち)」 最近演奏しない民俗楽器を奏でる静かなライヴになるそうです。
5/8(日) 金沢もっきりや ソロ
5/20(金) イギリスツアー Gateshead
5/23(月) イギリスツアー Glasgow
とりあえず5月いっぱいのスケジュールです。GWは特に忙しいですね。私も全部は行けないと思います。イギリスツアーには裏窓のマスターの福岡さんが同行するそうです。 
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フリクション幻のライヴがCDになったよ

2005年04月20日 00時07分31秒 | 素晴らしき変態音楽
70年代末日本のロックシーンに風穴をあけた東京ロッカーズの代表的バンド、フリクションの初期Reck(b,vo)、ツネマツマサトシ (g)、チコヒゲ(b)のトリオの頃79年京都磔磔でのライヴ10インチは、メジャーデビューアルバム『軋轢』がリリースされた直後にインディーでリリースされ、数百枚というプレスの少なさから幻の名盤とされてきました。たまに中古レコード店やオークションに出品されても数万円という高値がつけられる、その名の通り「高嶺の花」だったわけです。
それがついに発売25年たってCD化されました。じつは私はこの再発を全く知らず、ミュージックマガジンの最新号を立ち読みしていてフリクションの記事を見つけ、「何で今頃?」と思って読んでみて初めて知ったのです。さっそく”日本一マニアックなレコード店”モダーンミュージックへ走り買い込んで、今聴きながら嬉々として記事を書いています。
私は高校生の頃一度だけフリクションのライヴを観たことがあります。もちろんこのトリオで。吉祥寺マイナー、SYZEというバンド(後のFOOLS)の前座でした。タイトでカッコよかったのですが、ReckのヴォーカルがPAのせいで全く聴こえず残念だったのを覚えています。
それにしてもこのCDは凄く生々しい記録です。ギターもドラム勿論ヴォーカルも全て弾け切っています。数あるロックのライヴ盤の中でも1,2を争う迫力では?当時の張り詰めた空気がひしひしと感じられます。スタイルではない本当のハードロックを体験したい人は必聴ですよ。
当時の映像を収めたDVDもついていて観るのが楽しみです。
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渋谷UPLINK FACTORY

2005年04月17日 22時56分13秒 | お気に入りの場所
インディーズ映画やユニークな講演会、独自のライヴなど様々なイベントを展開してきた渋谷のマルチスペースUPLINK FACTORYが移転し、新しいスペースになりました。昨日「映画『KAIKOO/邂逅』上映記念イベント」のひとつとして灰野敬二さんとディジリデュー奏者のGoRoさん(写真)のセッションに行ってきました。
以前のスペースはビルの3階にあり、イベントスペースのみで観客が多い時は息苦しかったのですが、新しいスペースは、展示スペース(昨日はアーティストT-シャツ展をやっていました)とイベントスペースに分かれていて、余裕のある感じです。イベントスペース自体は以前より狭いですが、ドリンクカウンターが別室になっていて、イベントに集中出来ます。
灰野さんは先日のSuper Deluxeソロライヴの時同様、Air FX, Air Synth,Rhythm Box,ハーディーガーディーに加えフルートやエスニックオーボエ(チャルメラみたいな笛)を使い、GoRoさんもディジリデューを中心に蛇使いの笛、パーカッションなど民俗楽器を使った、エスニックなセッションになりました。
音響もよく、一番前に座ったので二人の姿もよく見え、リラックスしたひとときを過ごしました。

UPLINK FACTORYホームページ
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日本一マニアックなレコード店モダーンミュージック

2005年04月15日 23時06分34秒 | お気に入りの場所
今日は昔から大好きなレコード店モダーンミュージックを紹介します。場所は井の頭線の明大前。84年にオープンした当時からプログレ、サイケ、パンク、アングラ系のレコードばかりを扱っていたユニークなお店です。店長の生悦住(いけえずみ)さんは当時レコード会社の営業をやっていて、自分の好きな音楽を販売するレコード店がなかったから自らお店を作ってしまったそうです。
PSF(Psychedelic Speed Freak)Recordsというインディーズをやっていて、灰野敬二さんをはじめ、High Rise(レーベル名は彼等の1stアルバムタイトルから取られた)、向井千恵さん、Acid Mother Templeなど現役から、阿部薫さん、高柳昌行さんといった鬼籍に入られたミュージシャンの未発表音源まで日本のアンダーグラウンド音楽の牙城になっています。東京のPSF、大阪のAlchemyということで昨年はお互い20周年の共同キャンペーンもやりました。
前は古い共同ビルの一室でしたが、去年ビルが改築、新しくなりましたが店の中はレコードやCDや雑誌が所狭しと置いてあり、その雑多さは変わっていません。ひとつ残念なのはニコの「The End」のジャケットをあしらったレコード袋じゃなくなってしまったことです。それからチラシを貼る場所がなくなってしまったことも残念です。昔は自分のバンドのチラシを貼らせてもらったり、色んなライヴ情報を手に入れたりしました。
今でも行けば必ず新しい音に出会える素敵なお店です。
モダーンミュージックホームページ
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大泉学園 in F

2005年04月14日 00時55分19秒 | お気に入りの場所
昨日に続いて素敵なお店を紹介します。西武池袋線大泉学園にあるジャズのライヴハウス「in F」です。ここは新潟出身の御主人がやっていて、新潟の地酒には定評があります。またライヴの方も灰野敬二さん、渋さ知らズの不破大輔さん(b)、太田恵資さん(vn)、鬼怒無月さん(g)、佐藤通弘さん(津軽三味線)など、より取りみどりの豪華絢爛さ。特にフリー系のジャズの出演者が多いのは御主人の人脈の賜物でしょう。
お店は15人くらいでいっぱいですが、空間が広く使ってあるので圧迫感はありません。蛙がマスコットらしく置き物やグッズがカウンターの上や棚に飾ってあって、女性1人でも全然気後れすること無く入れます。
今日は灰野さんとチェロの坂本弘道さんのデュオライヴを観てきました。かなりアブストラクトで緊張感漂うライヴでしたが私はお酒で気持ち良くなってリラックスして楽しめました。
都心からでも1時間あれば行けますので足を伸ばしてみてはいかが?
in Fホームページ
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新宿ゴールデン街のバー裏窓を知っていますか

2005年04月12日 23時09分14秒 | お気に入りの場所
新宿ゴールデン街の花園三丁目に裏窓というバーがあります。開店して1年くらいだと思うのですが、ここが今東京アンダーグラウンドミュージックの隠れた拠点なのです。「裏窓十人劇場」というタイトルで10人限定(といっても狭いので10人も入ったら一杯)のライヴをシリーズでやっているのですが、出演者は灰野敬二、工藤冬里、大友良英、勝井祐二、白石民夫など日本のアングラ音楽シーンの猛者ばかり。それ以外にも番外編としてライヴハウスでこの辺の人達のコラボレーションイベントをやったり、「暗い日曜日」というタイトルでもっと無名の人達に演奏の場を与えたり、ただの飲み屋には限定されない活動をしています。
ゴールデンウィークも日替わりでライヴが入っているようです。
お店の名前はもちろん浅川マキさんのアルバムからつけられています。BGMもマキさんやお店でやったライヴ録音、レアな日本のサイケもの中心でそのへんが好きな人は寛げます。70年代の日本の文化を継承している素敵なお店です。ぜひHPをチェックしてみて下さいね!

裏窓ホームページ
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小金井公園に花見に行ったよ

2005年04月09日 17時46分14秒 | ありきたりな日常
あっという間に桜が満開、この週末を逃すとお花見のチャンスはない、ということで桜の名所小金井公園に行ってきました。自宅の近くでは、若者が多く酒のにおいが充満している井の頭公園に比べて、小金井公園は家族連れや年輩のグループが多く、混んでいますが落ち着いて桜を楽しめます。
それに私の大好きなハイロウズが名曲「ニューヨーク」の中で”小金井公園には今年も桜が咲く”と歌っていますしね。
特に江戸建物園前の桜は一面に咲き誇り、まるで天井が桜で出来ているみたいです。
ビールで気持ち良くなったあとのまどろみがいいんですよね
帰りに芝生でバトミントンやキャッチボールをしてきました。
それにしても日本人はなんで桜が咲くと浮かれてくるのでしょうか。白に近い薄いピンク色の慎ましさ、そして「花の命の短きものよ」といわれる潔さが日本人の感性特有のモノなのでしょうか。外国人がどう思うのか聞いてみたいものです。
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ノイバウテンが聴きたくなったよ

2005年04月08日 23時07分22秒 | 素晴らしき変態音楽
最近ソニックユース(と灰野さん)ばかり聴いているのですが、2、3日前から突然、あの頃(80年代前半)に聴いていたアインシュテュルツェンデ・ノイバウテンが聴きたくなりました。LPを探したのですが棚の奥に埋もれていて見つかりません。今日思いきって邪魔なものをどかしたら、ついに発見。しかもスロッビング・グリッスルの後ろに隠れて(苦笑)。
85年頃初来日して、結構話題になりました。音楽雑誌Fool's Mateがニューウェイヴ専門誌で、六本木WAVEが最先端のレコード屋だった時代です。彼等の日本盤はWAVEのレーベルから出ていました。来日時に新聞に「廃虚求む」という広告を出していたのを鮮明に覚えています。
ヴォーカルのブリクサはカッコ良かったです。今は確かニック・ケイヴのバンドでギターを弾いているはずです。彼等のサウンドの特徴は何といっても金属板、ドラム缶、鉄パイプ、はてはドリルまで使ってリズムを叩き出すメタルパーカッションでした。
彼等の登場以降メタルパーカッションを使うバンドが世界中に増えたと思います。
私が今聴いているのは85年のサードアルバム『新人類』(時代を感じさせる邦題ですね)ですが、ソニックユース以上に過激で前衛的なサウンドとドイツ語の硬質な響きがたまらなく刺激的です。CDにはなっているのでしょうか。さっそくAMAZONで調べてみます。
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灰野さんのハーディーガーディーを聴きに行ったよ

2005年04月08日 00時59分31秒 | 灰野敬二さんのこと
六本木Super Deluxeに灰野敬二さんのソロライヴを観に行ってきました。今回は「エレクトロニクス&ハーディーガーディー」ソロということでギターは弾きません。前半はAir FX&Air Synth(アンテナのないテルミンみたいな円盤状の楽器。写真を参照して下さい)を各2台ずつ、ドラムマシンを2台使ったエレクトロニクスパフォーマンス。円盤の上にかがみこんで手の動きで音を変化させていくAir FX & Air Synthはまさにマジシャンの音。宇宙からの信号音、大地の叫び、町の雑踏、咽び泣く女、赤ん坊の泣き声、、、様々なイメージが広がります。
続いてハーディーガーディーの演奏。この楽器は中世ヨーロッパに起原を持つ昔の楽器で、ハンドルを回して弦を擦って音を出します。勿論灰野さんのこと、まともに演奏するわけはなく、弦をアルミホイルでくるんだりしてひたすらノイジーにギイギイと、下手なヴァイオリンの様な音を持続させ変化させていきます。以前灰野さんのハーディーガーディーライヴで眠ってしまって、例えようもない悪夢を実際に見たことがありますが、だいぶ慣れました。
最新の電子楽器でも中世の古楽器でも灰野さんが演奏すると灰野さんの世界になるのはさすがだと思います。
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