2013.04.14(Sun)心斎橋 HOKAGE
SPICY SPIKY presents [PUNX PICNIC NIGHT vol.15 ~激突2マンGIG!!!!桜舞う夜、魂が触れ揺れ常識を切り裂く!そして!~]
with :the brown DJ :鉄平(FIVE NO RISK) PHOTO :MraTscH
2013.04.20(Sat)釧路 LAB MARK
with :KiNGONS / THE BOYS&GIRLS / 黄金クリムゾン / STONE DEAD CRAZY / BLOODSUCKERS
2013.04.23(Tue)札幌 SOUND CRUE
[SET YOU FREE TOUR 2013~] with :KiNGONS / THE BOYS&GIRLS / B.B.JUNKIE / 黄金クリムゾン
彼らの最新シングルのタイトルに思わずうなってしまった。「踊り場から、ずっと」英語タイトルは「All Along The Dance Floor」。お分かりの通りボブ・ディランの「見張塔からずっと」(All Along the Watchtower)からの引用である。ジミヘンのカヴァーも有名な曲なのでサイケ好きなコモリらしいセンスだが特筆すべきは「踊り場」を「Dance Floor」と訳していることだ。階段の途中(=青春ドラマの高校生カップルの語らいの場所)をクラブのダンスフロアに掛けているのが如何にも現在20代の彼ららしい。高校時代青春を横臥した学校の階段と放課後通うクラブ。その二つの場所で培ったロックへの想いを歌った原点回帰宣言と言えるのではなかろうか。年齢的には最近流行の「さとり世代」に属する彼らだが決して草食系でも淡泊でもない。好きなものをとことん追い求める情熱がそのまま音楽に溢れている。かと言って従来のロックミュージシャン然とした傲慢で不遜な態度でなく真摯に自らの行先を見据える生真面目さはオールドスクールとは一線を画す。世代論を振りかざすのは気が進まないが壊れかけのテープレコーダーズは「アンチさとり世代」の象徴と言えるのではなかろうか。
ウォーホールに対抗出来るいちごジャケを募集したところチャック・ベリー(Berry=Strawberry)やアニマル・コレクティヴ等を推薦いただいたが残念ながらヴェルヴェッツに匹敵する象徴性には乏しい。その中では「豚に真珠」ならぬ「豚にいちご」のダムドの5thアルバムが暗示的でいい。前作「ブラック・アルバム」でパンクからの脱却を計った彼らがポップ路線を極めた1982年のアルバム。喜びvs痛み(「Pleasure And The Pain」)、生vs死、前衛性vs大衆性...。裏ジャケではいちごを踏みつぶした豚が佇み睨みつける。本作を最後にオリジナル・メンバーのキャプテン・センシブルが脱退しバンドは心機一転メジャーデビューに至る黙示録ともいえる。
いちご:
「Like Giving A Donkey Strawberries=ロバにイチゴ」は「豚に真珠(Pearls Before Swine)」の意味。ダムドのジャケットは二つのことわざの融合である。また女峰をはじめとちおとめ、越後姫、あかねっ娘などイチゴの名称には女性的なものが多い。小さくて丸くて赤いことが「カワイイ」というイチゴのイメージの元になっていると思われる。サンリオの月刊紙は「いちご新聞(いち新)」だし人気キャラクターいちごの王さまは男というより女の子っぽい。
【対決結果】
以上の勝負からわかるのはバナナ=異常でエキセントリック、イチゴ=可愛くてスウィートであり当ブログ的にはバナナに軍配が上がると結論しようと思ったら、昨日の100% KPP WORLD TOUR 2013@ZEPP TOKYOできゃりーぱみゅぱみゅが「私はいちごが大好きです!」と言っていたので無条件でイチゴの勝ち!!!
「Incapacitants/アルケミー箱愚か」「THE原爆オナニーズ/素晴らしきthe原爆オナニーズの世界」「赤痢/赤痢匣」と株式会社ユースから次々とBOXセット攻勢をかけるJOJO広重が満を持して自らのソロ作品の集大成「JOJO広重/生きている価値なしBOX」8CD+2DVDを投下。その発売記念イベントがノイズ大学ゆかりのUPLINK FACTORYにて開催された。非常階段の作品にはプログレやハードロックのレコードジャケットの引用が多いしアルケミーレコードには「愛欲人民~」や「Gold Rock Series」等のパロディ意匠があり広重の音楽体験や幼少時の記憶への拘りが伺えるので、BOXセットも例えば「クラシック名曲全集10枚組」や「懐かしの映画音楽カセット10本組」など新聞雑誌の通信販売商品へのトリビュートという意味があるのかと思い広重に確認したら「いやそれはユースの事情だ」とのこと。深読みしてしまったがそれも無理はなかろう。リスナーとしてはBOX攻撃は兎に角悩ましい。いずれも廃盤カタログに未発表音源をプラスした内容なのでコアなファンは大部分オリジナルCDで所有しており2~3枚のレア音源集の為に5桁のお金を払うのはかなり厳しい。追い打ちをかけるようにアルケミー通販のみオリジナル特典CDR2枚付という情け容赦ない物欲刺激作戦。広重は輸入ビデオやスポーツカード販売でコレクター/マニア心理を理解し尽くしている故にたちが悪い。最近はほのぼのネタツイートにより「仏の広重」を装っているがT.美川や山本精一など古くからの友人達が言う通り本当は極悪人なのかもしれない。
1ヶ月に亘るBO NINGEN「Line The Wall」来日ツアーの追加公演は渋谷タワーレコードB1 TOWER RECORDOMMUNEでの最新アルバム「Line The Wall」全曲演奏ライヴ。同時にライヴ配信されたのでご覧になった方も多いと思うしツアーレポートは2回に亘って書きこれ以上語り様がないので詳割愛する。その代りこのライヴおよび配信後のツイートを掲載しておく。
タワーレコード渋谷店 @TOWER_Shibuya
『BO NINGEN - Line The Wall Play All』@ TOWER RECORDOMMUNE SHIBUYA、配信をご覧いただいた方、ご来場いただいた方、本当にありがとうございました!配信してて鳥肌止まりませんでしたよ!とにかく壮絶だった!
そして最強/最狂の演奏を披露してくれたBO NINGENの皆様にも感謝!またロンドンから帰ってきたら是非演奏しに来てくださいね☆文字通り全身全霊を捧げた圧巻の震撼ライヴをありがとう!
JOJO広重 @jojo_hiroshige
BO NINGEN おもしろかった!サイケでハードでセンチメンタルでいいじゃないですか。最後は非常階段になってたしw次回来日時はどこかでいっしょにやりましょう!
TOKIE @tke4strings
からのLondonで出会ったBo Ningen@渋谷タワレコ。圧倒されるステージでした、最高!オフステージでは別人のよにかわいいみんなでした。
混沌こそ未来。。。 @e712s
BO NINGEN終了。新譜Line the wallの全曲プレイ。独特の美しさ、日本語ロック。時折、エネルギーが波打つように暴発。この高揚感が堪らない。圧巻は、アンコールのKoroshitai kimochi。メンバー崩壊レベル。
BO NINGEN続き。演奏は、32 Kaiten、Daikaisei part 1,2がよかった。左右の美しく狂暴なツインギター。激叩きドラマー。Taigen君は不思議な存在。語り、黒ワンピは不変。ラストは、ギターが天井から垂れ、メンバーのダイブあり、ドラム上で、でんぐり返し。
BO NINGEN続き。彼等の演奏は、やりつくした感があるね。アンコールのKoroshitai Kimochiが終わった瞬間、誰も楽器を持たす、ステージ上で砕散っていた。だいたい、ドラムセットの上で、でんぐり返しする?去年は、倒立してドラムセット粉砕してたw。愛すべき変態バンド。
BO NINGEN続き。レコ発ツアーは、3/14で終わりの予定でした。急遽決まったり追加公演観れてよかった。彼等は、ロンドンに帰る。夏頃には、再び日本に戻るみたい。また楽しみにしてるよ。終演後、物販売り場にはTaigen君の姿。猛ダッシュ?の素早さ。ファンを大切にするバンドだね。
BO NINGEN余談。終演後,JOJO広重さん見かけました。本当に観に来てたよ。Taigen君が呟いてた、BO階段、もしくは、非常NINGENとか出来たら楽しそう~(*^^*)
nong02 @extra_joker
【BO NINGEN@タワレコ①】 "Line The Wall"完全再現。世界観をなぞるだけとは次元の違う鬼の爆発力で駆け抜けた90分。両サイドを陣取る轟音ギターが鼓膜から入り込んで理性を押さえつける→身体に伝わる爆裂グルーヴ→薄れゆく意識の中で微かに聴こえる童歌。
【BO NINGEN@タワレコ②】 ノー宗教、ノーDRUGなのが信じられないサイケデリック黒魔術。とにかく扇動的。踊らされるのではなく暴れさせられる。どこぞの宗教の教祖と違うのは、演者自身がゴリッゴリに暴れ狂っている点。もはやインストアライブではなく来日ツアーのラスト公演だ。
【BO NINGEN@タワレコ③】 "Daikaisei Part 2"アウトロ。一音ごとに首の稼動領域を超えた地獄のヘドバン敢行しながらこの時が永遠に続けばいいのになって強く思った。凍ったバナナがなくてもこの瞬間だけなら釘とか余裕で打ち込めんじゃねえかってのも一瞬だけよぎった。
【BO NINGEN@タワレコ④】 轟音に導かれてドラマーがでんぐり返し→グチャグチャになったドラムセットと、振り回しすぎて天井の照明にストラップが引っかかって宙吊りになったギター(取れない)と、謎の動きで時空を歪ますTaigen。アートとノイズが結合した瞬間。
【BO NINGEN@タワレコ⑤】 早ければ夏にまた会いましょうと再会を誓って終わった。それが苗場なのか、非常階段との合体なのかはわからないけど楽しみでしかない。それまでは今日を境に自分の中で鬼の進化を遂げた"Line The Wall"を聴いて五感だか六感だか刺激して待ってる。
STYLE BAND TOKYO @TOMO_STYLEBAND
【定期】Bo Ningen / tvk 「Mutoma」3月度ビデオクリップダービーエントリーアーティストに決定!5本のビデオクリップから一位を決定します。番組ホームページよりメールにてご投票して頂けると幸いです。〆切は3/22まで!→投票はコチラ
Stolen Recordings @stolenrecs
Bo Ningen announce May UK tour dates→HERE
LEEGENT CO., LTD Presents TOKYO NIGHT SHOW
Featuring(A to Z):The Birthday/The ピーズ/occupy(池畑潤二/井上富雄/ヤマジカズヒデ)/VJ:VJ AUX
今回で第5回目のTOKYO NIGHT SHOWが2年ぶりに開催決定!
出演はThe Birthday,Theピーズ,前回も結成されたスペシャルユニットOCCUPY!
The BirthdayとTheピーズが初対バン!!
この貴重なNIGHT SHOWをお見逃しなく!!
フライヤーやポスターは、60年代伝説の絵師、伊坂芳太良(いさかよしたろう)愛称ペロのイラストです
TOKYO NIGHT SHOWのサイトがなく正確には確認出来なかいがざっとググった限りでは2007年にOCCUPY主催イベントとして開催されたのが最初のようだ。OCCUPYは2004年に解散しためんたいロックの雄ルースターズのリズム隊池畑(ds)+井上(b)にゲストを迎えたスペシャルユニット。告知には今回が5回目とあるが恵比寿編・渋谷編・赤坂編など場所を変えて開催されている。恐らく池畑と井上が仲間のバンドを集めて始めたイベントがスポンサーを変えて数箇所で開かれている模様。LEEGENT提供もしくは赤坂での同イベントの第5回目ということだと思う。