東京JAZZが始まったのが2002年だからもう6年目になる。最初は真夏の味の素スタジアムで開催され、直射日光の余りの暑さに演奏どころではなかった気がする。ハービー・ハンコックが総合プロデューサーだったのも今となっては懐かしい。
2006年から国際フォーラムで開催され、夏の終わりの風物詩となっている。
今年は2年ぶりに上原ひろみちゃんが出演するので、久々に行ってみた。テーマ別に5公演に分かれており、この日の昼の部でひろみちゃんはタップダンスの熊谷和徳氏と共演した。それも観てみたかったがチケット代が高いので諦めて、彼女のバンド、Hiromi's Sonicbloomが出演する夜の部にした。あいにくの大雨の中、満員の会場に入るとひろみちゃんのファンなのか20代の若者の姿が目立つ。
トップバッターでひろみちゃんが登場。最新にして初のスタンダード・アルバム「ビヨンド・スタンダード」の曲を演奏。相変わらずテクニシャン揃いならではの素晴らしい演奏。ギターのデヴィッド・フュージンスキーの12弦フレットレス・ギターの変態フレーズが光る。「今この瞬間にしか出来ない音楽をこの4人と観客の皆さんで作りましょう」とひろみちゃんがMCで言ったが、正にそれこそジャズの神髄。「上を向いて歩こう」「キャラヴァン」など聴き覚えのある曲が意外なアレンジでプレイされ楽しい1時間だった。
続いてフランス出身のアコーディオン奏者リシャール・ガリアーノ&ザ・タンガリア・カルテットfeat.寺井尚子(vln)。流暢なタンゴ・ジャズを聴かせ上手だったが全曲似たような展開で眠くなってしまった。
最後はドミニカ出身のピアニスト、ミシェル・カミロ・トリオ。キューバ出身のベース&ドラムスとともにバカテクの演奏を聴かせる。カミロの輪郭のはっきりしたパワフルなプレイが好きで今まで何度か観たことがあるが、今日のカミロは同じくラテンのふたりと共に躍動感のある強烈なジャズを聴かせてくれた。何故か60年代全盛時代のジャズを観る想いがした。正直言ってひろみちゃんより良かったかもしれない。
今回はアメリカ出身のミュージシャンが出演しなかったことに気がついた。ジャズはインターナショナルな時代なのである。
東京JAZZ HP
ジャズの世界
本場以外が
面白い
渋さ知らズや山下洋輔さんを東京JAZZで観たいんですけどダメですか。スポンサーの頭が固いからなあ。
2006年から国際フォーラムで開催され、夏の終わりの風物詩となっている。
今年は2年ぶりに上原ひろみちゃんが出演するので、久々に行ってみた。テーマ別に5公演に分かれており、この日の昼の部でひろみちゃんはタップダンスの熊谷和徳氏と共演した。それも観てみたかったがチケット代が高いので諦めて、彼女のバンド、Hiromi's Sonicbloomが出演する夜の部にした。あいにくの大雨の中、満員の会場に入るとひろみちゃんのファンなのか20代の若者の姿が目立つ。
トップバッターでひろみちゃんが登場。最新にして初のスタンダード・アルバム「ビヨンド・スタンダード」の曲を演奏。相変わらずテクニシャン揃いならではの素晴らしい演奏。ギターのデヴィッド・フュージンスキーの12弦フレットレス・ギターの変態フレーズが光る。「今この瞬間にしか出来ない音楽をこの4人と観客の皆さんで作りましょう」とひろみちゃんがMCで言ったが、正にそれこそジャズの神髄。「上を向いて歩こう」「キャラヴァン」など聴き覚えのある曲が意外なアレンジでプレイされ楽しい1時間だった。
続いてフランス出身のアコーディオン奏者リシャール・ガリアーノ&ザ・タンガリア・カルテットfeat.寺井尚子(vln)。流暢なタンゴ・ジャズを聴かせ上手だったが全曲似たような展開で眠くなってしまった。
最後はドミニカ出身のピアニスト、ミシェル・カミロ・トリオ。キューバ出身のベース&ドラムスとともにバカテクの演奏を聴かせる。カミロの輪郭のはっきりしたパワフルなプレイが好きで今まで何度か観たことがあるが、今日のカミロは同じくラテンのふたりと共に躍動感のある強烈なジャズを聴かせてくれた。何故か60年代全盛時代のジャズを観る想いがした。正直言ってひろみちゃんより良かったかもしれない。
今回はアメリカ出身のミュージシャンが出演しなかったことに気がついた。ジャズはインターナショナルな時代なのである。
東京JAZZ HP
ジャズの世界
本場以外が
面白い
渋さ知らズや山下洋輔さんを東京JAZZで観たいんですけどダメですか。スポンサーの頭が固いからなあ。