音が干渉し合うことで生み出される調和に興味を持ち、都市空間に於けるサウンドデザインをテーマに活動。公共施設のジングル、CM曲、イベント曲の制作など都市域で奏でられる様々な音の制作を行なってきた。
主な仕事:
東京芸術劇場全ホールチャイム作曲・制作/NTT PC INFOSPHERE TVCM曲作編曲/電気事業連合会イベント用楽曲制作 等
Interested in the harmony created by the interference of sounds and works on the theme of sound design in urban spaces. Produced various sounds played in urban areas such as jingles in public facilities, commercials, and event music.
Main work:
Composition and production of all the Tokyo art theater chimes / NTT PC INFOSPHERE TVCM composition / electric business alliance event production etc. https://twitter.com/messages/media/1712564852886249823
●MOGRE MOGRU(モグレモグル)
黒い瞳 Aura Noir : voice, musical saw, glockenspiel, recorder, toy instruments, PC, etc.
剛田武 Takeshi Goda : flute, clarinet, violin, percussion, electronics, etc.
TANAO : guitar
11月10日(金) 阿佐ヶ谷TABASA 盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會 vol.49
18:30 Open/Start
Charge 1,000YEN + 1 drink
★レコードの日「はじレコ(My First Record)特集」*盤魔殿DJが初めて買った(聴いた)レコードを交えてDJします。
DJ Ipetam a.k.a. Rie Fukuda
DJ Bothis a.k.a.山田遼
DJ Necronomicon a.k.a.剛田武
DJ Athmodeus a.k.a.持田保
DJ Qliphoth a.k.a.宇田川岳夫
DJ Vaby a.k.a.大場弘規
DJ BEKATAROU a.k.a.伊藤元
電子楽器奏者、DJ。ユーロラックの自動演奏に即興を組み合わせたパフォーマンスでライブ活動中。φononより『L'arte Dei Rumori Di Morte』『Sonus Non Capax Infiniti』『60Snippets』などのソロ作品を発表。23年最新作はshrine.jpから鈴木創士との共作『Vita Nova』。DJとしてワールド、ジャズ、エレクトリック・サウンドにコミット。SP盤復刻のマスタリングにも携わる。山崎春美のTACO、宇川直宏とのGRAVESTYLE、バンド編成のOmega f2;kに参加。 https://skatingpears.com/sp4non/artist-detail/jun-morita/ https://wineanddine.thebase.in
出演者
●盤魔殿レギュラーDJ
DJ Manticore(剛田武)
DJ Silence(宇田川岳夫)
●ゲストDJ
DJ角(Tsunoda Toshiya)
●スペシャルゲストDJ
Genet(AUTO-MOD)
プログレと私①
70年代半ば中学生の時洋楽に目覚めた筆者はまず映画(洋画)のシングル盤を買い始めた。特に勇猛な西部劇のテーマ曲が好きだったが、ある時レコード店で流れていた不思議なメロディが気に入って買ったのが当時話題になっていたホラー映画「エクソシスト」のシングル盤だった。美しい音が奏でる旋律が折り重なる何とも言えず物悲しいムードが新鮮で何度も繰り返し聴いていた。作曲はマイク・オールドフィールド。元のアルバムが『チューブラー・ベルズ』だと知った。また、解説に彼が姉のサリーと一緒にやっていたバンド名がサリアンジーと書いてあり、その名前の美しい響きだけで恋に似た憧れを抱いた。
ほどなくポップスやロックに興味が移り、初めはジョン・デンバーやビーチ・ボーイズなどのアメリカンポップス、続いてキッス、エアロスミスといったハードロックを聴いた。ある日レコード店(金沢山畜片町店)のフィルムコンサートでディープ・パープルのリッチー・ブラックモアがギターを叩き壊すシーンを見てショックを受け「こんな暴力的な音楽はもう聴かない」と決心。その足で買って帰ったのが冨田勲のシンセサイザーの『火の鳥』だった。もともと好きだったクラシックの曲をシンセの電子音で再現した未来的なサウンドに心酔した。
次第にリッチー・ショックも癒えてラジオの洋楽番組を聴くようになった頃、ジェネシスかイエスかELPか覚えていないが、シンセサイザーを使ったロックが流れてきて「これは何?ロックにも冨田勲のようなバンドがいるんだ」と興味をひかれた。それがプログレと呼ばれるジャンルであることを知っていたかどうかは覚えていないが、情報を求めて音楽雑誌やレコード店で探すようになった。当時はサブスクやYouTubeはもちろん貸レコード屋もない時代。ロック好きな友達や知り合いもなく一人で好みの音楽を探求する筆者にとっては、雑誌の記事やジャケットのイメージが大きな判断基準だった。探すうちにジャケットが一番気に入ったのがジェネシス。ヨーロッパの童話のようなファンタジックなイラストが、空想好きの筆者の心を魅了した。とはいっても小遣いで買えるLPレコードは2~3カ月に1枚くらい。金沢に1軒しかない輸入レコード店で買ったのは2枚組の『The Lamb Lies Down on Broadway(邦題:幻惑のブロードウェイ)』だった。ジャケットはイラストではないが、2枚組でたっぷり聴ける(確か値段も安めだった)のが決め手になったと記憶している。複雑で難解なストーリーのコンセプト・アルバムだということは後で知ったが、音楽として楽しむ分には歌詞がわからなくても問題はなかった(当然ながら中学生の英語力で理解しようと思っても無理だっただろう)。その後ギタリストのスティーヴ・ハケットのソロ・アルバム『侍祭の旅(Voyage of the Acolyte)』を廉価盤(1500円)で購入、ジェネシスよりも気に入って愛聴していた。美しい女性ヴォーカルがマイク・オールドフィールドの姉のサリー・オールドフィールドだと知って恋心も再燃した。
しかし同時期(1977年)にパンクロックがラジオや雑誌で紹介され、セックス・ピストルズやザ・クラッシュのシンプルでパワフルなサウンドにすっかり魅了され、長大で装飾過剰なプログレは時代遅れに感じられてほとんど聴かなくなってしまった。
●DJ Silence(宇田川岳夫)
1 Älgarnas Trädgård (run Sage of the Elks) / Tristans Klangen ( Framtiden Är Ett Svävande Skepp, Förankrat I Forntiden B1)
2 Frantz / Peut-être Aux Yeux-Silence (Peut-être Aux Yeux-Silence B1)
3 Irolt / De Gudrun Sêge (De Gudrun Sêge B1)
4 Neuronium / Quasar 2C361 ( Quasar 2C361 A1)
5 Iron Butterfly / Possesion (Heavy A1)
6 Triana / Hijos Del Agobio (Hijos Del Agobio A1)
7 New Trolls / Studio (UT A1)
8 Mandrágora / La Gruta De Las Mandragoras Del Bosque (Mandragora A1)
9 Aquelarre / Cruzando La Calle (Candiles A1)
10 Arco Iris / Epilogo Susamerica,O El Regresso A La Aurora (Sudamerica D10)
11 Aphrodite’s Child / Seven Trumpets (666 C1)
12 Aphrodite’s Child / Altamont (666 C2)
13 Aphrodite’s Child / The Wedding Of The Lamb (666 C3)
1. Genesis / Lilywhite Lilith from "The Lamb Lies Down on Broadway" (1974)
2. King Crimson / Larks' Tongues in Aspic, Part Two from "Larks' Tongues in Aspic" (1973)
3. Emerson, Lake Palmer / Jerusalem from "Brain Salad Surgery" (1973)
4. Yes / Roundabout from "Fragile" (1971)
5. Camel / Rhayader from "Snow Goose" (1975)
6. Gentle Giant / Juest The Same from "Free Hand" (1975)
7. Premiata Forneria Marconi / Mr.9 'til 5 from "Photos of Ghosts" (1973)
8. Steve Hackett / Ace of Wands from "Voyage of the Acolyte" (1975)
9. Peter Hammill / Happy from "Fool's Mate" (1971)
10. Steve Hillage / Hurdy Gurdy Man from "L" (1976)
11. Slapp Happy / Casablanca Moon from "Casablanca Moon" (1974)
レコードの日:はじレコ(My First Record)特集
11月3日『レコードの日』に続くレコード週間に因んで、盤魔殿DJが初めて買った(聴いた)レコードを交えてプレイする企画です。
出演者
DJ Ipetam a.k.a. Rie Fukuda
DJ Bothis a.k.a.山田遼
DJ Necronomicon a.k.a.剛田武
DJ Athmodeus a.k.a.持田保
DJ Qliphoth a.k.a.宇田川岳夫
DJ Vaby a.k.a.大場弘規
DJ BEKATAROU a.k.a.伊藤元
Avantgarde, Noise, Industrial, Dark Ambient, Neofolk, Punk, Hardcore, Idol, Black Metal, Middle-east, Ethnic, Ritual, Medieval, UnderGround,… Everything Weirdness About Music!
TIME TABLE
18:30 DJ Bothis a.k.a.山田遼
19:00 DJ Vaby a.k.a.大場弘規
19:30 DJ Necronomicon a.k.a.剛田武
20:00 DJ Ipetam a.k.a. Rie Fukuda
20:30 DJ Athmodeus a.k.a.持田保
21:00 DJ BEKATAROU a.k.a.伊藤元
21:30 DJ Qliphoth a.k.a.宇田川岳夫