A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

風呂掃除をする

2008年12月31日 09時57分22秒 | ありきたりな日常
思い切って風呂掃除をすることにした。
毎年やっていることだが、やる気になるまでが長い。年末もギリギリになってやっと重い腰を上げるのである。
Tシャツと短パン、マスクも用意する。
まずは普通の洗剤で風呂中を洗う。スプレーで洗剤を吹きかけてスポンジで擦る。洗剤で取れないカビや汚れは無理して落とそうとしない。やっと壁の一面が終了。かなりの重労働である。これを4倍、4面洗い上げる。
次は風呂桶だ。普段から洗っているので殆ど汚れておらず楽勝。
次が難関その一、風呂の蓋である。巻き上げ式の蓋なのだが、その巻き上げる部分がかなり汚れている。これをひとつひとつブラシで磨いていく。気が遠くなりそうな作業だ。
続いて難関その二、風呂桶の下である。ドライバーでパネルを外すと、風呂桶の下は嫌なドロドロのヘドロ地獄である。狭くて手が届かないところもあるので、ブラシで出来る範囲のヘドロを剥ぎ取り流す。当然排水溝にはヘドロが溜まる訳で、溜まったヘドロは新聞紙に包んで捨てる。パネルもきれいにするのだが、これがやたら重い。大きさも風呂場ギリギリである。
ここまでで2時間。続いてカビ取りが待っている。
マスクをしてカビキラーをしつこいカビや黒ずみにかける。刺激臭で目が痛くなるので早めに済ませて30分放置。そしたらあとはブラシやスポンジで擦るだけである。これでも落ちない汚れは諦める。
こうして3時間の作業終了。腕と腰が痛くて溜まらない。
年末恒例の風物詩である。

風呂掃除
もっとマメに
やってりゃ良かった

ベランダの窓ふきがまだだ~。

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年賀状を作る

2008年12月30日 01時42分40秒 | Weblog
ここ6年くらいはパソコンで自作の年賀状を作っている。
最初の頃は自分で撮影した写真を入れていたが、最近はフリーのイラストサイトから素材を使うことが多い。
来年は丑年。牛と言えばピンク・フロイドの「原子心母」である。しかし友人のうち「原子心母」を使った年賀状を送ってくる奴が必ず居るだろう。ここはあえてKLFの「Chill Out」でいこうと思ったらそっちは羊だった。

丑の年
モ~止まらない
溜まらない

明日は大掃除をしなきゃ。



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上原ひろみ@東京 国際フォーラム ホールA 2008.12.28(sun)

2008年12月29日 01時05分23秒 | こんな音楽も聴くんです
上原ひろみちゃんのHiromi's Sonicbloom 「ビヨンド・スタンダード日本ツアー」ファイナル。
キャパ5000人の東京フォーラムAが超満員。ジャズのコンサートにしては珍しく20代くらいの若いファンの姿が目立つ。Fuji Rockへの出演や絢香との共演を通じて新しいファン層を開拓してきた結果だろう。男性ファンが圧倒的に多く、休憩時間には男子トイレに長い列が出来る。ザ・フーと同じだ。

それにしても決して判り易いとはいえないひろみちゃんのコンサートにこれほど観客が集まることは驚異的である。現在の日本のジャズ・ミュージシャンで5000人の動員が可能なのは綾戸智絵さんくらいだろうだが、綾戸さんのファンは中高年で目当ては彼女の面白いトーク。ひろみちゃんはトークは苦手であくまで音楽で勝負だ。それも滅茶苦茶複雑な。
ひろみちゃんの音楽はジャズにカテゴライズされるものだとは思うが、普通のジャズでもフュージョンでもない。近いのは70年代のジャズ・ロックだろうか。ソフト・マシーン、ブラッフォードなどの名前が私の頭には浮かぶ。しかしそこまでロックっぽくはない。やはり"Hiromi's Music"と呼ぶしか無いのだろうか。

コンサートは「朝日の如くさわやかに」からスタート。最新アルバム「ビヨンド・スタンダード」からのスタンダード・ナンバー「月の光」「上を向いて歩こう」「マイ・フェイヴァリット・シングス」「キャラヴァン」などが演奏される。テーマこそオリジナル曲をなぞっているが、即興パートでは全く原曲の影も無い。時にはフリーキーなアドリブにも発展する。ひろみちゃんはピアノと3台のキーボードを操り、まるでキース・エマーソンのようだ。
何よりも印象的なのはひろみちゃんの笑顔だ。メンバーを見ながら溢れるようなスマイルで天才的なフレーズを連発する。まさに"元気が出るピアノ"だ。
ギターのデヴィッド・フュージンスキーのフレットレス・ギターは時に三味線のようなサウンドで変態的なフレーズを紡ぐ。

休憩を挟んで2時間強のステージのあと、アンコールの前にひろみちゃんの長いMC。ツアー・ファイナルということで感極まって涙が浮かぶ。北はノルウェー、南は南アフリカと休み無くツアーに明け暮れた2008年の最後を日本で飾れることが本当に嬉しいようだ。アンコールを2曲やり、終演のアナウンスが流れたところで再びメンバーがステージに登場。彼女のテーマ曲ともいえる「リターン・オブ・カンフー・ワールド・チャンピョン」で観客もオール・スタンディングで盛り上がる。これは完全にロックのノリだ。最終的に3時間近い熱演に満足。
上原ひろみ HP

ひろみちゃん
熱い涙を
忘れない

今年の日本レコード大賞で「ビヨンド・スタンダード」が優秀アルバムに輝いた。授賞式では演奏するそうなので30日のテレビ放映をお見逃し無く。



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沙無座(灰野敬二+伊藤まく)etc.@渋谷Vuenos 08.12.26(fri)

2008年12月28日 01時01分21秒 | 灰野敬二さんのこと
80年代から活動する日本のノイズのオリジネーターNORDのメンバー伊藤まく氏主催の「japanoise night! Stoned Soul Picnic Vol.19」というイベント。
16:30スタートという早いスタートだったが、丁度仕事納めの日だったので早めに会社を出られて間に合った。ドロドロに酔っぱらっていたけど(笑)。

出演者がやたら多い。ざっと並べるとthe ひゃくたたき、Tell Machine、FUMIO/we are time、RH-、VACUUM、ジャパノイズオーケストラ#1&2、灰野さんと伊藤まく氏の新ユニット沙無座(ザムザ)。最近ノイズ系では灰野さん絡みしか聴いていないので、いろんなバンドを観るのが楽しみだった。
Vuenosは初めてだったが2フロアある割と広めのホール。オールスタンディングだったがノイズのライヴでスタンディングは辛く、みんな地べたに座り込んで観戦。

最初がノイズ界のアイドル女性トリオというVACUUM。ユニット名はPerfumeのもじり。暗くて可愛いのかどうか判らん。
その内酔いが回ってきて眠り込んでしまった。演奏は次々続いたようだが殆ど記憶にない。

ラスト前のジャパノイズオーケストラ#2の時目が覚めた。10数人のメンバーがステージに上がりサックス,ヴァイオリン、トランペット,コントラバス、ヴォイスなど様々な楽器で即興するのだが、のっぺりしていて演奏は正直退屈だった。しかしそれにあわせてダンサーがフロアでパフォーマンスを繰り広げ盛り上げる。渋さ知らズのノイズ版といった趣きだ。

トリが沙無座。ザムザとはフランツ・カフカの「変身」の主人公「グレゴール・ザムザ」の名前に因んでいて、チェコ語で「私は孤独だ」という意味があるそうだ。
左にまく氏がPowerBookを2台並べ、右に灰野さんがギター。荘厳なノイズに灰野さんのフルートでスタート。直ぐにギターに持ち替えときに激しくときに静かにフレーズを紡ぐ。まく氏は重低音を中心に電子ノイズの渦を創り上げる。「カモミン」というカモメの格好をしたオリジナル楽器が面白かった。灰野さんのヴォーカルも深いリヴァーブをかけて奥行きの深い世界を産む。50分のステージだったがとても良いライヴだった。今度やる時はVJなども絡ませるともっと面白いのではないだろうか。

伊藤まく氏はjapanoise.netというsiteをやっていて、日本のノイズ・ミュージックの普及に努めている。
japanoise.net HP

ジャパノイズ
世界に誇る
和の文化

殆どのバンドを見過ごしたのは私の落ち度だが、沙無座のパフォーマンスが飛び抜けて凄かったことも確かだ。




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謎の深まるてんとう虫

2008年12月27日 00時12分35秒 | お気に入りの場所
先日書いたてんとう虫の遊具だが、写真のように公園の真ん中に立っている。寂しそうでもあり誇らしそうでもあり、気になる立ち姿だ。この辺に幼児が少ないことに気づいたのか、予算がなくなったのか、理由はわからないが不思議な光景である。

一人立つ
冬の寒さに
耐えながら

休みの日には幼児が列を成しててんとう虫で遊んでいる、そうあって欲しい。

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Merry Xmas 浮かれる街

2008年12月26日 00時15分53秒 | どーでもいいけど
この時期クリスマスで街中がイルミネーションされ人々も浮き足立っている。
キリスト教徒でもないのに何がクリスマスだ、と思うけど私もクリスマスは嫌いじゃない。実は私はクリスマス生まれなのだ。
子供の頃には"自分はキリストの生まれ変わりだ"などと妙なプライドを持っていた。
今はそんなことどうでもいい。
自分への誕生日プレゼントとしてディスク・ユニオンで「Tokyo Flashback」を買ったら既に持っているCDだった。ボケが始まっているのだろうか。

クリスマス
そんなものより
誕生日

さて年賀状を書かなきゃ。
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衝撃! 飯島愛突然の死。

2008年12月25日 00時08分05秒 | Weblog
タレントの飯島愛さんが亡くなった。自殺か病死かはまだ判らないという。
1990年代前半、テレ東の「ギルガメッシュないと」でTバックの女王として人気となり、AV女優として活動すると共にヴァラエティ番組に出演して、エロ系タレントとは違ったイメージの歯に衣着せぬ辛口のコメントで評価されてきた。
2000年に出版した半自伝的小説「プラトニック・セックス」では自らの性遍歴を明らかにしつつ、性感染の恐ろしさを訴えるシリアスな一面も見せた。
腎臓病で昨年3月にタレント活動を引退して以来、近況は自己のブログ「飯島愛のポルノ・ホスピタル」で知ることができるだけだった。AIDSDAYにHIV検査を受けるだの禁煙を始めただの、自殺に結びつく記述はない。
詳しい真相はスポーツ紙やワイド・ショーで根掘り葉掘り取り上げられるだろうが、私としては個性的な人材を失ったことを嘆くことしか出来ない。
飯島愛のポルノ・ホスピタル

その命
天に召されて
安らかに

最近のブログでは「私、かなり元気にやっております」と書いていたのに。





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日本一尖ったバンドの軌跡~Zone Tripper/Friction 1978-2008

2008年12月24日 00時53分28秒 | ロッケンロール万歳!
今年はフリクション結成30周年。
昨年出たバイオ本「Friction The Book」に続いて豪華写真集が出版された。
写真集は2冊からなっており、「Zone Tripper」と題された方は1990年代にRECK自身が撮影し、恵比寿にあったクラブ"みるく"発行のフリーペーパー「Tokyo Atom」に「東京二十七時」と題して連載されていた写真を中心にしたもの。東京の夜の風景を写したもので、昼間とは全く違った湿った空気を持った表情を上手く捉えている。人物が写ったものは一枚も無く無機的な景色ばかりであるが、そこには確かに人間の営みが感じられる。RECKの温かい視点が感じられる写真である。
もう一冊の「Friction 1978-2008」はタイトル通りバンドの30年間を追ったヒストリー写真集。フリクションはメンバー・チェンジの激しいバンドだが、その最初期から現在のRECKと中村達也による二人フリクションまで、ステージ、楽屋風景、フォトセッションと様々な姿が写し出される。そのすべてからハングリーな精神が感じられるのがフリクションというバンドを象徴している。
さらに1978年11月1日青山ベルコモンズに於ける裸のラリーズ・コンサートにゲスト出演した際のライヴCDも付いており、最初期のRECK/LAPIS/CHICO HIGEによる演奏が聴ける。荒削りながらつんのめるような演奏には日本のパンクの息吹が漲っている。
定価3990円と多少高めだがファンじゃなくても日本のパンクに興味のある人なら買って損は無い。

写真撮る
RECKとベースを
弾くRECK

どこをとってもカッコいい。こんなロックバンド他には居ない。



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公園の謎のてんとう虫

2008年12月23日 00時09分17秒 | お気に入りの場所
彼女はそこに一人佇んでいる。
何の変哲もない幼児向け遊具である。色が綺麗なところを見ると、わりと最近設置されたものと思われる。
しかし不思議なのは公園の真ん中にこのてんとう虫の遊具がひとつだけ設置されていることである。普通この手の遊具は数台輪になって設置されているものだ。
それがどういうわけかこの鮮やかな赤と青のてんとう虫が一台だけ何もない空間にポツネンと屹立しているのである。何ともシュールな光景だ。

ひとりきり
寂しかろうな
てんとう虫

広島出身の天道虫という女の子バンドを発見。残念ながら今年解散してしまったようだが。
天道虫 HP




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反復する音響~Hair Stylistics 「Loops」

2008年12月22日 00時06分47秒 | 素晴らしき変態音楽
月刊ヘア・スタイリスティックスVol.9が届いた。
今回はタイトル通りループによる作品だ。"ループ"とは同じフレーズを繋げて反復すること。それにより産まれる酩酊感は格別なものだ。
ノイズ・シーンのループものといえば大竹伸朗の19/Jukeの1982年の3rdアルバム「Pieces」が思い浮かぶ。収録曲は全3曲。どのようにして作ったのか不明な異様なノイズ音が延々とループする究極の無機質な作品だった。当時これを聴いたハナタラシ時代の山塚EYEが"最高のダンス音楽"として踊り狂っていたというのは有名な実話だ。
アメリカではRRRecordsがレコードの溝をループにして99アーティストを収録したLPが有名だ。
ヘアスタのこの「Loops」はリング・モジュレーターを中心に泡立つようなノイズが繰り返される異色の作品だ。とはいってもヘアスタのトラックにはループ的なものが多かったのでそれほど違和感は無い。
月刊ヘア・スタイリスティックスの中では最も安静感を味あわせてくれる作品だといえるだろう。秀逸なアートワークは今回も中原昌也氏によるコラージュ。

しつこくも
何度も何度も
繰り返し

どこか上品なミニマル・ミュージックとは似て非なるものである。



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