オニ(g,vo)とピカチュー(ds,vo)からなる女性デュオ、あふりらんぽのライヴを最初に観たのは2005年春のソニック・ユースの来日公演のサポート・アクトとしてだった。シャーマニックなメーキャップと奇抜な手作りの衣装に身を包んで姦しく歌い踊る30分ほどのステージは、如何にもサーストン・ムーア好みらしい日本的な土着性と放逸感に溢れていた。
その後も灰野さんとの共演を含み2度ほどライヴを観た。しかし私はあふりらんぽを含む"関西ゼロ世代"というのがいまひとつよく腑に落ちない。確かにアヴァンギャルドでアナーキー(滅茶苦茶)で面白いところへ行こうとしているのだが、まだまだ無責任な馬鹿騒ぎに留まっているという感じで、心に強烈な一撃は食らっていないのである。
この「スートブレイコー」は何枚目か判らないが現在のところ彼等の最新アルバムである。先日Perfumeや木村カエラと一緒にTSUTAYAで借りてきた。
「いち」から「なな」までトラックは分かれているが、メドレー形式の組曲になっている。アルバム・タイトルは多分「無礼講組曲」という意味であろう。全体的にトライバルなサウンドの上にふたりがユニークな言葉を紡いでいく。雰囲気的にはボアダムスの「Super Roots」シリーズやOOIOOにも似たミニマルな世界である。原始時代の部族の祭りはこういうものだったのではなかろうか。ライヴよりもこのアルバムの方が彼等の世界をコンパクトに体感できて良い。
あふりらんぽ HP
いまひとつ
判らぬ関西
ゼロ世代
オシリペンペンズもライヴは酷いがCDだといいのかも知れない。
その後も灰野さんとの共演を含み2度ほどライヴを観た。しかし私はあふりらんぽを含む"関西ゼロ世代"というのがいまひとつよく腑に落ちない。確かにアヴァンギャルドでアナーキー(滅茶苦茶)で面白いところへ行こうとしているのだが、まだまだ無責任な馬鹿騒ぎに留まっているという感じで、心に強烈な一撃は食らっていないのである。
この「スートブレイコー」は何枚目か判らないが現在のところ彼等の最新アルバムである。先日Perfumeや木村カエラと一緒にTSUTAYAで借りてきた。
「いち」から「なな」までトラックは分かれているが、メドレー形式の組曲になっている。アルバム・タイトルは多分「無礼講組曲」という意味であろう。全体的にトライバルなサウンドの上にふたりがユニークな言葉を紡いでいく。雰囲気的にはボアダムスの「Super Roots」シリーズやOOIOOにも似たミニマルな世界である。原始時代の部族の祭りはこういうものだったのではなかろうか。ライヴよりもこのアルバムの方が彼等の世界をコンパクトに体感できて良い。
あふりらんぽ HP
いまひとつ
判らぬ関西
ゼロ世代
オシリペンペンズもライヴは酷いがCDだといいのかも知れない。