A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

TADZIO(タッジオ)デビュー・アルバム遂に5/3リリース!

2011年04月30日 00時27分35秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界
そのチャーミングなルックスとは裏腹の骨太なライヴ・パフォーマンスと、個性的なDIYロックが各所で話題を呼んでいるガールズ・デュオ、TADZIO衝撃の1stアルバム完成!!

リーダー(g, vo)と部長(ds, vo)から成る爆音ハードコア・ポップ・バンド、TADZIO(タッジオ)。2010年に活動を開始するやいなや、中原昌也(Hair Stylistics)、竹久圏(KIRIHITO)、渡邊琢磨(COMBOPIANO)等が賞賛し、英国のSpine TVが特番を組むなど海外からのフォロワーも急増中。ロック、メタル、ハードコア、ガレージ等々、さまざまな要素が入り混じった独創的なオリジナル全11曲をすべて一発録り。ゆらゆら帝国やギターウルフなどを手掛けてきた中村宗一郎(ピースミュージック)のマスタリングにより、凶暴でありながらも小気味よく、繰り返し聴きたくなるサウンドに仕上がっている。オーウェン・パレット(ファイナル・ファンタジー)もお気に入りとか?
(P-vine HPより)

オフィシャル・ブログには各界のアーティストからのコメントやツアー・スケジュールが載っているのでご一読を。
Tadzio Blog

TADZIOには
キュートな暴虐
宿ってる

Disk Unionで購入すると特典でDVDRが付いてくる。
そういえばPVを中原昌也氏が監督するという話はどうなったのだろう。

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上原ひろみ+熊谷和徳@Blue Note Tokyo 2011.4.27(wed) UST

2011年04月29日 00時14分56秒 | こんな音楽も聴くんです
震災への支援活動として急遽決定した上原ひろみちゃんの日本公演、コットンクラブではソロで、ブルーノート東京では宮城県出身のタップ・ダンサー熊谷和徳氏とのデュオで行われた。
その最終公演がUstreamで生中継されたので自宅でお酒を飲みながらゆっくりと鑑賞した。

ワンカメラではあるが画像はとても鮮明、何よりもサウンドが客の立てるノイズまで拾うほど高感度で臨場感たっぷりの素晴らしい中継だった。

ひろみちゃんと熊谷氏は今まで何度も共演してきただけあって阿吽の呼吸。「ブレイン・トレーニング」「プレイス・トゥ・ビー」「TOUHOKU」(熊谷氏ソロ)「上を向いて歩こう」(ひろみちゃんソロ)「ラプソディー・イン・ブルー」(途中にレッド・ホット・チリ・ペッパーズの「アンダー・ザ・ブリッジ」を挿入)アンコールは「この素晴らしき世界」(エンディングの「ふるさと」のメロディに感涙)、トータル80分の演奏。

正に"元気の出るピアノ"上原ひろみちゃんならではの楽しさと喜びに満ちたステージだった。
瞬間視聴者数は8000人を超え、のべ24000人強が視聴したという。被災地の方々にも二人のメッセージが届いたことだろう。

<コメント:上原ひろみ>
「とにかく自分に今出来る事を全力でやることで、少しでも皆さんに元気になってもらいたい。今回、最終公演のUstreamでの生中継が決まったので、会場に来られない方にもライブを観ていただけることになりました。日本全国に元気が届けられますように。」

<コメント:熊谷和徳>
「自分の故郷東北では、家族含め沢山の仲間が来ることが出来ませんが、できるだけ多くの方々にUstreamを通じて、このライブを観ていただきたいと思います。そしてそれが皆さんにとって前向きなエネルギーになる事を祈りつつ、僕も精一杯踊りたいと思います。」

日本に
元気を届ける
コラボレーション

【ON AIR情報】上原ひろみちゃん登場!テレビ東京『ソロモン流』(5/29sun. 21:54~予定)



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広瀬淳二+狩俣道夫@渋谷Bar Isshee 2011.4.26(tue)

2011年04月28日 00時25分26秒 | 素晴らしき変態音楽
先日の国立No Trunksでのトリオ演奏が素晴らしかったテナー・サックス奏者、広瀬淳二さんが、灰野さんとのデュオで何度も観ている狩俣道夫氏と共演。渋谷なので会社帰りに気軽に観に行った。

こんなド平日にフリージャズを観に来る人はよほど奇特な人らしく(私もね)、観客は3人のみという寂しい入りだったが、その分演奏者との距離が近く親密でリラックスした雰囲気のライヴだった。

狩俣氏はフルートを演奏。狭い会場にフルートとサックスの咆哮が響き渡る。初めての共演だというがそうは思えない息のあった演奏。緩急の呼吸が見事で全く飽きさせない。前半、後半それぞれ30分ずつという短いセットで、その分凝縮した交感が交わされた。

休憩中に狩俣氏と談笑。4,5年前は高円寺ペンギンハウスで年に4、5回くらい灰野さんと共演していたが、最近は年1,2回に減ってしまったことについては、「自分から共演しようとは言わない。ペンギンハウスか灰野さんから依頼があったらいつでもやりますよ」とのこと。灰野さんとのフルート合戦をまた期待したい。広瀬さんに国立でも観たことを伝えるとしきりに恐縮していた。禁煙中3日目だという。

最近は山下洋輔トリオ(坂田明)や阿部薫、ジョン・ゾーン、ジェームス・チャンスなどサックスばかり聴いている。久々に昔使っていたセルマーを吹いてみようかな。

人間の
声に一番
近い楽器

Bar Issheeのマスターに今後の出演スケジュールを秘密で教えてもらった。


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灰野敬二/石橋英子@渋谷WWW 2011.4.24(sun)

2011年04月26日 00時11分42秒 | 灰野敬二さんのこと
『contrarede presents 石橋英子「carapace」発売記念ライブ』。対バンに石橋嬢が敬愛する灰野さんを迎えての2マン・ライヴだ。WWWは昔映画館だった場所を改築したライヴハウス。20年位昔にこの映画館で「ロッキー・ホラー・ショー」を観た事を思い出した。天井が高くて客席も広く、とても居心地のいいハコである。

灰野さんは3・11に予定されていた静寂のライヴが中止になったので、国内でのライヴは2月27日の「I'll Be Your Mirror」以来2ヶ月ぶりになる。4月上旬にはヨーロッパ・ツアーを敢行、その模様はYouTubeで観られるが、Sunn O)))との共演などもありとても充実したものだったようだ。ロンドンでは現地在住の日本人サイケデリック・バンド、Bo Ningenのメンバーにアテンドしてもらったとのこと。「いい連中だからよろしく」とお薦めの言葉をいただいた。

久々のソロ・ライヴは静かなヴォイス・パフォーマンスでスタート。震災後の世界を癒すような慈しみの言葉をサンプラーで重ねていく。10分ほどでギターを手に。お馴染みの轟音ギターの弾き語りだが、より情念の篭った歌と一音一音に気合の入ったプレイが心に刺さる。石橋嬢との対バンだからといって容赦のない荘厳な灰野ワールドを55分に亘って展開した。



石橋嬢はジム・オルーク(g)、須藤俊明(b)、山本達久(ds)をバックにしたバンド・セット。「carapace」収録曲を中心に、新曲2曲を含むステージ。彼女のソロ・ライヴを観るのは初めてだったが、優しい歌声と幽玄な演奏が心地よい空間を産み出す。矢野顕子とロバート・ワイアットを引き合いに評される曲想はまさに言いえて妙。インスト部分のジャズ/室内楽的変拍子アレンジがカンタベリー・ロックを髣髴させて面白い。特に新曲2曲は彼女のプログレ嗜好が全開。穏やかなサウンド・ストリームに身を任せた75分だった。



石橋嬢
灰野さんとは
仲が良い

サウンドだけ聴けば水と油のような二人だが精神的には共通したものがある。


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アメーバ・ネコ(ネコ動画12)

2011年04月25日 00時26分43秒 | 動画の歓び
階段の上で仰向けになって、ボディをクネクネさせるネコが一匹。

ネコらしい癒しの光景じゃないか……と思いきや、なんと横たわったまま体をウネウネさせて階段を下りてくるのである。

ウネウネウネウネ……。芋虫のような、アメーバのような、なんとも不思議な光景。前足と後ろ足で上手にバランスをとり、ときには一回転もなんのその!

階段の段差は痛くないのだろうか。そんな不安がよぎるが、本人はいたって平気の様子。

このネコちゃん、日頃から頻繁にウネウネしているようだ。いったい何が気に入ったのだろう。言葉が通じるものなら、感想を聞いてみたいものだ。
(Rocket News 24)

芋虫に
生まれたかったに
違いない

体が不潔だったり痒い訳ではないらしい。

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広瀬淳二×井野信義×芳垣安洋@国立 No Trunks 2011.4.22(fri)

2011年04月24日 00時31分24秒 | 素晴らしき変態音楽
久々にハードコアなフリージャズを聴きたくなり、ベテラン・トリオのライヴを観に国立へ出かけた。No Trunksは初めてだが、スペースの余裕がありゆったり落ち着いて演奏が楽しめる。渋谷Bar Issheeと同様、投げ銭制でライヴ・チャージは好きに決められる。

広瀬淳二さんは1980年代藤川義明イースタシア・オーケストラ、富樫雅彦グループ、大友良英グラウンド・ゼロなどで活動してきたテナーサックス奏者。井野信義さんは元々は1960年代末カレッジ・フォークのブルーベル・シンガーズでデビューし、その後ジャズへ移行、高柳昌行New Deirection、日野元彦グループなどで活動してきた伝説的ベーシスト、芳垣安洋さんは1990年代から渋さ知らズ、エマージェンシー、ROVO、アルタード・ステイツなどで活動し、現在も様々なセッションで活躍する売れっ子ドラマー。これはフリージャズ・ファンには堪えられない組み合わせ。

会場へ入ると芳垣さんがドラムのセッティング中だった。子供用の可愛いドラム。会場的にフル・ドラム・セットは厳しいみたいだ。観客が続々やってきて20席くらいの座席が埋まる。私もだがひとりで観に来ている人が多い。

演奏は2部構成でそれぞれ40分弱。広瀬さんはタンギングによる微音から唸りをあげるブロウまで変幻自在の演奏。リズムセクションの二人の柔軟性に満ちたコール&レスポンスが素晴らしい。No Trunksの店長によると”東洋一のフリージャズ・トリオ”。この時代にはったりの即興ではない真摯なフリージャズを聴けて幸福な時間を過ごした。

フリージャズ
まだまだ死んでは
おりませぬ

No Trunksはかなり雰囲気が良くてすっかり気に入ってしまった。


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ロック解体作業~レッド・クレイオラ「ソルジャー・トーク」

2011年04月23日 00時42分41秒 | 素晴らしき変態音楽
1960年代末にテキサスでメイヨ・トンプソンにより結成されたRed Crayolaの1979年のアルバム「ソルジャー・トーク」収録の「マーチ No.14」という曲は私の記憶中にずっと棲みついている。ふとした弾みに突然頭の中で流れ出すフレーズはオーネット・コールマンの「ロンリー・ウーマン」と融合しどちらか分からなくなってしまうことがしばしばある。どちらのアルバムもアナログしか持っていなかったのでYouTubeで「ロンリー・ウーマン」を聴き直すまで確かめようもなかった。

最近になって無性に「マーチ No.14」が聴きたくなって4年前に奇跡のCD化がされた「ソルジャー・トーク」を中古で手に入れた。このアルバムはアナログ盤リリース当時吉祥寺の輸入レコード屋「ジョージア」で盤が反った不良盤を安く手に入れた。金属的でヒリヒリしたギターと調子っぱずれなヴォーカル、非予定調和の曲構成に"ロック解体"の快感が色濃く敷き詰められているのが気に入って何度も聴き返したものだ。アメリカのアヴァン・パンク・バンド、ペレ・ウブがゲスト参加しているので、てっきりヴォーカルはペレ・ウブのデヴィッド・トーマス(彼もぶっ飛んだ歌唱で知られる)だと思っていたが、CDのライナーでメイヨ・トンプソンであることを知り軽いショックを覚えた。

1979年に私はヨーロッパ旅行をした。ユネスコ主催の高校生対象のパック・ツアーで夜遊びは出来なかったがローマ~パリ~ロンドン~ボンベイと巡る初の海外旅行で見るもの全てが新鮮だった。パンク・ブームは過ぎ去りニューウェイヴ時代に入っていたが、ロンドンでは最新のレコードをたくさん買い込んだ。その中にペレ・ウブの「ダブ・ハウジング」があり、その弾けた(呆けた?)ヴォーカルには衝撃を受けた。そのバンドが参加したアルバム、ということで「ソルジャー・トーク」を手にしたのだと思う。当時は貸しレコード全盛時代でレコードを買うよりも借りてカセットに録音することのほうが圧倒的に多かった。高円寺パラレル・ハウス、御茶ノ水ジャニスといった貸しレコード屋にはマイナーなニューウェイヴやプログレが揃っており重宝したものだ。しかし今思うと現在聴けないカセット・コピーよりも高くてもいいからオリジナル・レコード盤(これも聴けなくなりつつあるが)を買っておけば良かったと思う。

その頃に「ソルジャー・トーク」のレコードを手に入れたのは不良盤とはいえ幸運だったと思う(その後良盤アナログを買い直した)。30年ぶりに聴いても鮮度120%の刺激的なサウンドはどうだろう。時代を超越した魔術の粉が振りかけられているとしか思えない。1990年代になって"K"のRed Krayolaとして活動再開、来日もしているが余り熱心に聴いてはいない。私にとってのレッド・クレイオラの魅力ははこのアルバムに凝縮されているのである。

ロックを
如何に壊すか
試金石

最近1980年前後の音楽ばかり聴いている。クレイオラやレインコーツ、ザ・ポップ・グループ、ジェームス・チャンス&ザ・コントーションズ、グンジョーガクレヨンなど。

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大友良英+植村昌弘@渋谷 Bar Isshee 2011.4.19(tue)

2011年04月21日 01時01分03秒 | 素晴らしき変態音楽
震災後2回目の大友さんのライヴ。前回のピットインがパフォーマンス的要素の強いものだったので、久々に真っ当な(?)ギター演奏を観ることになる。共演の植村氏はかつてGround Zeroのドラマーで大友さんとは20年来の付き合いだが、デュオは初めてだという。

狭いBar Issheeのフロアにドラムが客席にくっつく位にセッティングしてある。ドラムの真ん前に座る。10人あまりの座席は一杯、立ち見の人もいた。

今回の演奏は植村氏の作曲した譜面をパソコンの画面で見ながら行われた。打ち込みのサウンドと同期した曲も。とはいってもかなり自由度の高い演奏で、大友さんは「俺はプロだから譜面通りに演奏する」と語っていたがほぼ即興。手数の多いドラムニングの植村氏とフィードバック・ノイズやヴァイオリンの弓での奏法を駆使する大友さんの緊張感溢れるステージが繰り広げられた。

それにしても曲間のMCが面白過ぎる。増四度という和音を使うと現代音楽やプログレになるということや、都知事選についての疑問、原発問題対策、植村氏の音楽遍歴、坂田明さんの火を吹くサックスなど、話題は尽きず下手したら演奏時間よりも長かったかも。二人のやり取りは掛け合い漫才のようで会場は何度も笑いの渦に。このリラックスした雰囲気はこのクラブならでは。前半後半、語りも含めのべ2時間。

心意気
知れた二人の
初共演

大友さんは4/22(金)高円寺ShowBoatでナスノミツルさんと共演するので皆さん来て下さい、とのことです。

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ザ・シャロウズ/ザ・サイクロンズ他@新宿JAM 2011.4.17(sun)

2011年04月19日 00時26分35秒 | ロッケンロール万歳!
ザ・シャロウズ Presents「ゲルピン東京Vol.21 ザ・シャロウズ 1stアルバム発売記念ライブ」。出演はFADEAWAYS、ザ・サイクロンズ、ザ・シャロウズの3バンド。
バンドからのプレゼントの缶バッチを貰って会場へ入ると、お客さんが若い!しかも女の子が多い! バンドも20代前半だから客も若くて当然なのだが、キノコホテルだと30代以上のファンもちらほら居る。ザ・シャロウズのファンは皆20代以下と思われる。かなりのアウェイ感を覚えながらもステージ下手のPAの真横に場所をとる。

イベント・ライヴではあるが3バンドだけなので余裕がある。まずはFADEAWAYS。全員赤のボーダーで揃えた衣装でタイトなロッケンロールを聴かせる。ムスタングやモップスのカヴァーも披露。「GS」とは「グループ・サウンズ」ではなくて「ガレージ・サウンド」だ、と豪語するだけあり荒削りなガレージ・ロックが気持ちいい。



続いて京都で活動するザ・サイクロンズ。ザ・シャロウズのメンバーが”お兄さんバンド”と敬愛する、1999年結成のベテラン・バンドである。女の子のファンがステージ前へ押し寄せキャーキャー嬌声を上げる、アイドル的人気のあるバンド。サウンドは有無を言わせぬガレージ・ロッケンロール。ヴォーカルをとるベーシストが花粉症で調子が悪いのを詫びながらも激しいステージングを展開。ゴールデン・カップスのカヴァーで気づいたのだが、ヴォーカルの声質がデイヴ平尾の日本的な浪花節唱法を髣髴させる。



トリは勿論ザ・シャロウズ。彼らのサウンドの魅力はがむしゃらに突き進む激しいビートにある。アルバム「シャロウズの世界」の曲を中心に、セカンド・アルバム用の新曲やダイナマイツやビーヴァーズのカヴァーも演奏。イカしたヤング・サウンド・オブ・トーキョーである。ベーシストの髪型は変だが。最後は2度のアンコールに応えファンの少女達を絶叫させる。



3バンドとも1980年代のネオGSを想わせるスタイル/演奏だが、ネオGSがオリジナルGSの模倣に陥ったのに対して、この現代のGSバンドのパワーは単なるリバイバルや懐古趣味ではなく、現在進行形のロックの魅力を備えているところが頼もしい。キノコホテルが今やGSや昭和歌謡という枕詞なしで広く受け入れられているように、ザ・シャロウズをはじめとするガレージ・バンド達も多くの人に偏見なしに聴いてもらいたいと思う。

いつの世も
忘れはしない
ガレージ魂

キノコホテルの6月の実演会のチケットをロフトで買ったら整理番号5番だった。
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中原昌也/キノコホテル@タワーレコード渋谷 2011.4.16(sat)

2011年04月18日 00時36分09秒 | 素晴らしき変態音楽
といっても両者が共演した訳ではない。中原氏は7Fタワー・ブックスで自伝「死んでも何も残さない」出版記念ミニ・ライヴ&トーク+サイン会。キノコホテルはB1 Stage Oneで「マリアンヌの恍惚」購入者対象のプチ実演会。時間が1時間ずれていたので両方観ることが出来た。ラッキー。

タワー・ブックスの一角にステージを作りその上で中原氏が機材をセッティングしている。椅子が20脚くらい並べられていて3列目に座る。開演時間は17時だったが、それを待たずして中原氏が音を出し始める。珍しくサンプリングを多用したミュージック・コンクレートだ。ドラムの連打にイージーリスニング風のキーボードを重ねる。徐々にドラムの打撃音主体になり、エフェクターによる電子音が鳴り響く。明るい店内で観るといつもより楽しげに機材をいじっている中原氏が微笑ましい。20分ほどしたところでアンプの調子が悪くなり音が途切れ途切れになってしまい、そのままなしくずし的に演奏終了。続いてboidの樋口泰人氏とのトーク・ショー。震災の話から始まり、中原氏がライヴ中止で金欠になったことや、仙台を訪れた樋口氏による現地の映画館の壊滅的被害状況報告から、都知事選で石原慎太郎が当選したことに関しての不満と嫌悪、震災以降映画を観まくっている中原氏の最近の映画批評など、肝心の自伝にはほとんど触れないまま終始。トークの途中で私はB1へ移動。

Stage Oneはギュウギュウの満員かと思っていたら意外に後ろの方は空いていた。初めてキノコホテルを観るという人も多く、ノリは割とおとなしめで初期の頃の実演会を思い出した。「珍しく万遍なくお客さんが入っているわね」と支配人。この日の朝札幌から戻ったばかりという4人はその疲れも見せない熱演。札幌では大歓迎を受けて美味しいものを食べてよほど楽しかったそうだ。10曲40分の十分満足のステージ。支配人はキーボードの上に上がり足やお尻で鍵盤を弾く破廉恥プレイを披露。アルバム未収録(特典CDに収録)の「砂漠」を聴けたのが嬉しかった。

Set List
1.静かな森で(イントロ)
2.キノコホテル唱歌II
3.人魚の恋
4.砂漠
5.白い部屋
6.もえつきたいの
7.非情なる夜明け
8.愛人共犯世界
9.キノコノトリコ
10.キノコホテル唱歌

帰りに物販で6月の新宿ロフトでのレコ発実演会のチケットを買おうと並んだが、2日間の通し券しか販売しておらず、2日連続では行けないので断念。代わりに震災募金のリストバンドを購入。

ヘアスタとキノコホテルの対バン誰か企画してくれないかな。意外に合うと思うのだが。




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