A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

メルツバウ・フィーヴァー

2010年10月31日 01時56分20秒 | 素晴らしき変態音楽
最近のマイ・ブーム(死語)は「メルツバウのCDを買うこと」である。
特にDisk Unionでノイズ/アヴァンギャルド特集や割引セールがあったこともあり、火がついたように買いまくっている。

10月のメルツバウ買い物リスト:
10/10 Disk Union「Taste Of Merzbow」「Merzbird」「Merzbear」
10/11 Disk Union 「Mike Patton+秋田昌美:The Maldoror」「Anicca」「Sphere」「Hybrid Noisebloom」
10/13 ヤフオク「Batztoutai+Loop Panic Limited」
10/16 Disk Union 「Spiral Honey」「Electric Salad」「Space Metalizer」「Akasha Gulva」「Noisehead」「Music For Bondage Performance 2」「Vibractance」「MAZK:SPL」「Psychorazer」
10/19 ヤフオク「Zophorus」
10/20 ebay「Bariken」
10/28 Disk Union「1930」「Masami Akita:The Prosperity Of...」「Door Open At 8AM」「Artificial Invaginat」
10/29 ebay「Amlux」「Merzzow」
10/30 ebay「Offering」
10/30 Disk Union「Smegma Plays Merzbow」「Maschinenstil」「Aqua Nectromancer」「Oersted」「Merzbow/Genesis P-Orridge:A Perfect Pain」

一ヶ月で31枚、一日一枚という訳。ガイキチである。

例の50CD Boxは最初の10枚も聴いていないのに、何でこんなに買ってしまうのか。
ここのところ「くそノイズ」ばかり聴いていたから、反動で完成度の高いメルツバウのノイズに惹かれてしまうのか。
などと考えながらもまたDiscogsでMerzbowを検索している。このビョーキ、当分続きそうだ。
Merzbow HP

メルツバウ
いくら買っても
買い切れない

でも余りライヴに行く気にはならないのが不思議だ。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

長大な証言集~青山真治監督「AA/音楽批評家:間章」

2010年10月30日 01時57分05秒 | 映画やDVDのこと
横浜爆音映画祭の一環で2005年制作の青山真治監督映画「AA/音楽批評家:間章」が上映された。

驚くべきは7時間半というその長さ。13:30に始まり休憩を挟んで21:30に終了。一日がかりの上映だ。
前衛ジャズ/ロックの評論家にしてコンサートやレコードのオーガナイザー/プロデューサーとして1970年代に活動し、日本のアンダーグラウンド・シーンに大きな影響を残した間章(あいだあきら)氏の業績を、関連する評論家、ミュージシャンなどのインタビューで掘り下げていく。
出演は大友良英、亀田幸典、近藤等則、佐々木敦、清水俊彦、副島輝人、高橋巖、竹田賢一、灰野敬二、平井玄、本間亮、湯浅学の各氏。画面に出て来ないインタビューアーは昨年逝去された大里俊晴氏。

灰野さんのアコースティック・ギター演奏で始まるが、あとは延々とインタビューが続くだけ。風邪薬を飲んでいた私は前半は殆ど寝てしまった。インタビューの内容は間章氏のことから氏が招聘したスティーヴ・レイシー、ミルフォード・グレイヴス、デレク・ベイリーのことや、真のインプロヴィゼーションについて、音楽評論のあり方など幅広い文化論へと発展していく。
特に灰野さんの身振りを交えた話し振りが興味深かった。
AA HP

それにしても長過ぎて疲れた。出来ればこのインタビューを書籍にして出版してもらえればありがたいのだが。

音楽の
あり方を問う
超大作

その長さ故、滅多に上映されない作品を観れたのは幸運だった。居眠りしてしまったのは不幸だった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

爆弾処理班とネコ(ネコ動画6)

2010年10月29日 02時29分45秒 | 動画の歓び
いつどこでテロが起こるとも知れない世の中、怪しいものを見かけたら慎重すぎるくらいで丁度いいのかもしれない。

アメリカ・フロリダ州の社会保障局の前に不審な箱があると通報が入り、爆弾処理班が駆けつけた。
厳戒態勢が敷かれる中、恐る恐る箱を開いてみると…、「ニャー」という声と共に何かが飛び出してきた。

捨てネコは
危険物では
ないわいな

人騒がせな子猫ちゃん。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

感性の奔流~スピッツ「とげまる」

2010年10月28日 00時36分44秒 | こんな音楽も聴くんです
前作「さざなみCD」から3年。スピッツ待望の13thアルバム「とげまる」がリリースされた。

スピッツ史上初となる5曲のシングル、そして7曲のタイアップ曲を収録、というレコード会社の宣伝文句はどうでもいい。
とにかくデビュー当時と変わらぬ瑞々しい感性、キラキラ光るメロディ・ライン、草野マサムネ氏のα波出しまくりの癒しの歌声、それが14曲も収められているだけで十分素晴らしい。いつも灰野さんだ、ヘアスタだ、くそノイズだ、と騒いでいるアングラ好きの私もスピッツの前では御託を並べることは放棄して、ただ佇んで耳を傾けることしか出来ない。それだけ説得力のあるバンドなのだ。
ブルハ、ハイロウズと並んで私のカラオケの十八番でもある。

♪だから追いかける 君に届くまで
ビギナーのまま 動きつづけるよ
冷たい風を吸い込んで今日も♪
from「ビギナー」

「ミュージックラバーズ」「SONGS」「ミュージック・ステーション」などいつに無くテレビの露出も多くファンを喜ばせてくれる。

とげとげの
まるまるつやつや
面白し

ツアーが始まったら久しぶりに観にいってみようか。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

The Advantage, ヘアスタ他@渋谷O-nest 2010.10.25(mon)

2010年10月27日 00時19分47秒 | 素晴らしき変態音楽
アメリカの新世代インスト・バンド、The Advantageの来日ツアー最終日。ヘア・スタイリスティックスa.k.a.中原昌也氏がサポートなので観に行った。

The Advantageは2004年にデビューした4人組で、ファミコンゲーム音楽をバンドで演奏するというオタッキーな連中。2度目の来日ツアーだが、ゲーム好きそうな若い聴衆で圧倒的に男性が多い。O-nestが秋葉原になったかと思った。

開場前に中原氏に会ったのでビールを奢ってもらい(thank you!)、駄弁って時間を潰す。何か面白いバンドがいないか、と二人で頭を悩ました。TADZIOはP-Vineからデビューの話があるそうだ。最近のP-Vineは日本のアングラ・ミュージックの巣窟と化しつつある。

サポートはヘアスタの他にdsとgのオルタナ・デュオBogulta、エレピでゲーム・ミュージックを演奏するサカモト教授。

ゲーム・オタクぶり全開のサカモト教授のパフォーマンスの後にヘアスタだったから、結構アウェー感があるかと思ったが、中原氏はサカモト教授の演奏が終わると同時に間髪入れず演奏を開始。空間をヘアスタ色に染めてしまった。例によってギターを使った演奏。集まったオタクなオーディエンスは呆然として聴いている。中原氏のシャウトが炸裂。最後はケロミンで「カエルの歌」を奏でるというオチを入れ、思いの他大きな拍手に包まれた。演奏時間は20分強と短めだったが、魅力が凝縮された存在感のあるステージだった。

さてメインのThe Advantageの登場。私はファミコンやコンピューター・ゲームには全く縁が無いので彼らの演奏する曲の元ネタはサッパリ分からなかった。しかしツイン・ギターの絡みやテンポ・チェンジの多い演奏は意外に楽しめた。ポスト・ロック特有の覚めた感性が漂ってくる。Animal Collective等と同じ香りがした。彼らの演奏に私はキャプテン・ビーフハートのマジック・バンドが別名で組んだMallardというバンドを想い出した。と言っても誰も分からないだろうから「フランク・ザッパplaysベンチャーズ」とでも形容しておこう。

The Advantage
ゲーム・オタクの
支持を受け

中原氏と灰野さんの共演が決定! 11/21横浜での東野祥子さんのダンス・カンパニーBaby-Qの舞台音楽である。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

英語の"禁句"と同じ名前の村の悩み

2010年10月26日 00時25分03秒 | トレンド・ウォッチング
エロマンガ島(バヌアツ)やスケベニンゲン(オランダ ※正確にはスヘフェニンゲン)、キンタマーニ(インドネシア)など、使われる言語によっては面白い意味に変わってしまう世界各地の“珍”地名。ただ面白がって話題にするだけならさほど問題はなさそうだが、オーストリアには、以前からその名前が原因で実害を被ってきた村がある。しかも、ネットが普及した昨今は、新しい形の迷惑行為に悩まされているという。

この村はオーストリアの北西部、ドイツ国境近くに位置するフッキング。ローマ字でつづると「Fucking」、つまり、英語圏における放送禁止用語がそのまま地名となっていることから、以前より英語を母国語とする人々の間では“珍”地名の村として知られていた。100人程度が暮らす村には観光客が頻繁に訪れ、地名が書かれた道路標識などの前で記念撮影をするのは見慣れた光景。しかし、観光客の中にはそうした標識や看板を盗む輩もいるなど、村は実害を被ることも少なくない。

また、今年3月にはドイツのビール会社が「Fucking Hell」という商品を市場に出そうとして、その名前に問題があると裁判沙汰になった際にも、話題はこの村の名前に飛び火。以前からその地名のせいで、たびたび注目を集めてきた。

ちなみに、同国ニュースサイトのオーストリアン・タイムズによると、フッキングの由来は、もともと「Focko(フォッコ)」という名前の人物にあり、英語の意味との関連性はない。地元では普通の言葉として使用されているだけに、英語圏での騒ぎに住民は違和感を覚えているようで、村を含むタルスドルフ地区のフランツ・メインドル地区長は「英語でおかしな地名はたくさんあるだろうし、ドイツ語で発音したらおかしな場所だってあるだろう」(オーストリアン・タイムズより)と、騒がれること自体に不快感を示している。

そんなフッキングで最近頻発し、住民を憤らせているのがイタズラ電話だ。同国ニュースサイトのウィーン・タイムズによると、イタ電の内容は、酔っているような状態で住民に英語で話しかけては、急に笑い出して電話を切る――というパターンが多いそう。

しかし、なぜ最近になってイタズラ電話が増えているのだろうか。少々不思議な印象も受けるが、実はオーストリアのオンライン電話帳で「Fucking」と地名検索をかけると、村の住民の電話番号がズラッと出てくることが判明。それをネットで見つけた心ない人たちが、英語圏の国から実際にイタズラ電話をかけているということらしい。

イタズラ電話という新たな被害に、フッキングのジークフリード・ハウップル村長も「英語を話す人たちが、どうしてそんなことを続けるのか理解できない」と困惑。そして「そっとしておいて欲しい」とも語っている。また、問題の原因となっている村名については「どんな提案も拒否する」と、変更するつもりは毛頭ないと断言。住民にとっては伝統と愛着のある地名だけに、軽い気持ちでイタズラをする人々の行動がなくなるよう願いたいものだ。( ナリナリドットコム)

心無い
イタズラ電話に
Fuck You

世界にはいろんな地名があるものだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

衝撃!空飛ぶネコ(ネコ動画5)

2010年10月25日 00時15分09秒 | 動画の歓び
庭でブレイクダンスの練習をしていた飼い主に突っ込み、大空へと舞い上がった猫の動画が、全米で大きな話題となっている。この猫は飼い主が遊んでくれると勘違いして、ジャレて突っ込んでしまったらしい。

猫はブレイクダンスをしている飼い主の足にぶつかって勢いよく大空へと舞い上がるのだが、その飛び方があまりにも豪快で、まるで竜巻に巻き込まれたかのように上昇していくのである。

さらに驚く事に、大空へと舞い上がった猫がセットしていたカメラに激突。偶然に偶然が重なった、なんともビックリな衝撃映像となっている。この猫は無傷だったらしいので、その点は一安心。

この動画を見た視聴者たちは「バカなニャンコだなあ。ワンコなら飼い主の行動をちゃんと把握できるんだけどね」や「これは作られた動画で捏造されたものだ!」、「このあと、猫は地球の衛星軌道上に乗ったのだった」、「猫を使ったカポエラの練習です」、「なんかおかしいなあ。なんかおかしい」とコメントを書き込みしている。

空飛んで
落ちてくるのが
万有引力

ツイッター始めました。@mirokristelです。よろしう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Hair Stylistics, おにんこ!他@東高円寺UFO CLUB 10.10.22(fri)

2010年10月24日 03時19分01秒 | 素晴らしき変態音楽
「クリスタルパレス」というイベント。出演はヘアスタ、core of bells、空間現代、おにんこ!、FUN☆ANAの5組。

1番手がお目当てのヘア・スタイリスティックス=中原昌也氏。最近の傾向でエレアコ・ギターとカエル・シンセ「ケロミン」を使った演奏。かつてのように大量の機材を必要としないので中原氏も楽なんだろう。出てくる音がヘアスタならではの捻くれた電子音響になるところは中原マジックとしかいいようがない。

2番目のcore of bellsはギャグ風の寸劇を取り入れたオルタナだが、余り面白いと思わなかった。若い観客には人気があるようだが。

3番目は空間現代。g,b,dsのトリオで照明は3人の中間に置かれたスポット・ライトだけ。音数も多くなくストイックな演奏。

4番目がおにんこ!。「女性版突然段ボール」といえる演奏は何回か観たことがある。いい感じの脱力感。最後の曲では中原氏が「ケロミン」でゲスト参加。

最後がFUN☆ANA。gx2,b,女性ds(色っぽいのにパワフル)の4人組。何の前知識もなく観たのだがヘヴィなサイケデリックR&Rがイギー・ポップみたいでカッコよかった。このバンドは雰囲気もあるし、毛皮のマリーズみたいにブレイクするかもしれない。家でネットで調べると、「フナナ」と読み、元Panicsmileや渚にてのメンバーが参加していることが分かった。道理で上手い筈。

何の脈略もないバンドの組み合わせ、動員の少なさ(30人くらい)、5バンド中3バンドを経験済み、ということでイマイチ盛り上がりに欠けるイベントだった。
最大の収穫は中原氏からTADZIOのみぽりんを紹介してもらったこと。かわいかった!

いろいろな
バンドが跋扈
UFO Club

中原氏のライヴ・スケジュール。10/25渋谷O-nest、10/31六本木Super Deluxe、11/5恵比寿Nadiff、11/7早稲田祭、11/30六本木Super Deluxe、12/25江古田Flying Teapot。





コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秘密の生キノコ~キノコホテル「クラダ・シ・キノコ」

2010年10月23日 01時34分53秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界
キノコホテルが現在のメンバーになる直前に密かに録音された音源が「クラダ・シ・キノコ」としてリリースされた。

録音は2008年11月。シャルロット御前崎(g)と本郷ケメ子(ds)が脱退した後、この録音のためにアンジェラ勅使河原(g)、ジェニファー松井(ds)が参加。当時のレパートリーを9曲レコーディングした。内7曲はメジャー・デビュー盤「マリアンヌの憂鬱」に収録。メジャー盤とは違った荒削りな演奏が初々しさを感じさせる。アートワークは支配人マリアンヌ東雲が描いたもの。

今なぜこの音源をリリースするのか不思議に思えるところもあるのだが、先日の新宿ロフトの盛り上がりで経験したように、キノコホテルが上り調子にあることは確か。話題づくりのためのリリースとも考えられる。ファンにとっては嬉しい贈り物だ。

生キノコ
食べたら毒が
回ります

毒食わば皿まで。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

疾走~ザ・クロマニヨンズ「オートバイと皮ジャンパーとカレー」

2010年10月22日 00時28分07秒 | ロッケンロール万歳!
ヒロト&マーシーのザ・クロマニヨンズの1年ぶりのニュー・シングル。

タイトル曲「オートバイと皮ジャンパーとカレー」と2曲目「サンデー・サンデー」がマーシー作。3曲目「拳銃が泣いてるぜ」がヒロト作。初回限定盤のDisc2にはペプシNexのCM曲ラモーンズの「電撃バップ」のカヴァー収録。前作以来こだわりのモノラル録音だ。とにかくどの曲も疾走感たっぷりのロッケンロールである。

先日キノコホテルのチケットを譲ってもらった21歳の女の子に「どんなの聴くんですか?」と尋ねられ「クロマニヨンズとか。元ブルーハーツの。」と言ったがピンと来ていない様子だった。そりゃそうだ。ブルハがデビューしたのが20数年前。彼女がまだ赤ちゃんだった頃。彼女にとってはクロマニヨンズは完全なオヤジバンドなのだ。

そのオヤジがこんなにカッコいいロッケンロールで疾走している。まだまだ捨てたもんじゃない。

走ってる
無闇なスピード
止まらない

12月の東京公演のチケットは押さえた。私もまだ若い。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする